ウッドデッキ階段、斜め形状、段差・障害物避けなど
イレギュラーな施工に対応可能! THILFEウッドデッキ 階段
(ステップ)・段差(傾斜)・変形
例外ケースの施工方法
DIYしたいウッドデッキが特殊形状などイレギュラーなケースでも、THILFEを使えば比較的簡単に作ることができます。ここでは、ウッドデッキの階段(ステップ)の作り方、斜めデッキなど特殊な形状の根太組み、掃き出し窓下にコンクリートの段差がある場合の対処法など例外施工のポイントを紹介しています。
THILFEで作るウッドデッキ
例外施工のケース
THILFEの例外ケース ウッドデッキ 階段
(ステップ)の作り方
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階段部分が1段の場合、THILFEを使用して小さいウッドデッキを踏み台のように作って設置する方法が最もシンプルで簡単です。
2段以上になる場合、少し複雑になりますがTHILFEで作ることが可能です。
ここでは、シングル工法を簡易的に応用した工法で、ウッドデッキの階段の作り方の一例を紹介します。
横から見たときの設計 ※3段仕様
各段の高さを約20cm、40cm、60cmとし、ステップ幅(踏面)は約305mmで作成する場合の図面です。
踏面がこれ以上狭くなると、束と束のヘッド部分が干渉するため、最小に近いステップ幅となります。
施工のポイント
■ | ★は、THILFEの部材では施工できない部分です。高さおよそ200,400,600mmの3種類のステップをバラバラの状態で組むため、それらを外れないように固定する必要があります。 具体的には縦方向の根太レールに下穴を開けてドリルビスなどで固定する必要があります。 |
■ | 束の下部分の支え(直径20cmの円形になっている部分)をカットラインに沿って切り離す必要があります。 |
束を設置する
それぞれの高さに合う束を配置します。束のベース部分は3辺をカットする必要があります。
根太を設置する
728mmのアルミ根太を、根太受け(シングル)で接続し、汎用ドリルビスで 各1ヶ所ずつ固定します。
幕板用下地部材を取り付ける
幕板用下地レールを根太に取り付けます。 この際、異なるステップのレールを固定する必要があります。
デッキ材(床板)を張る
デッキ材(床板)をスタートクリップと固定クリップで取り付けて床張りします。
幕板を取り付ける
幕板を取り付けて完成です。
THILFEの例外ケース壁際にコンクリートの
段差がある場合
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ウッドデッキを設置する場所の掃き出し窓の下にコンクリートや石の段差(※)がある場合、デッキの手前と奥で地面の高さが異なるため、石段の上に設置する束の高さを変更する必要があります。
ここでは、段差がある場合の施工方法の一例を紹介します。※日本の伝統的な建築において、縁側などの出入口の前に設置される石段のことを沓脱石(くつぬぎいし)といい、出入りの際に履物を脱ぎ履きするための場所として使われます。また、建物の周囲に設けられた幅1m前後のコンクリート等でできた通路を「犬走り」といい、家を雨や泥汚れから守る目的で設けられます。
高さの高低差を確認する
まず、束のサイズを決めるために、コンクリート面と地面からのデッキ仕上がり高さをそれぞれ測り、コンクリート(石段)の奥行も確認します。石段に勾配がある場合は奥と手前の高さを測るようにしてください。
A:コンクリート土間先端からデッキ天面までの高さ
B:コンクリート土間壁際からデッキ天面までの高さ
C:土間の奥行
D:壁面からデッキを話す距離(推奨1cm)
束のサイズを変更する
確認した高さを元に、コンクリート(石段)の上に設置する束のサイズを通常の束サイズから変更します。
幕板の取り付けについて
石段を避けて幕板を取り付ける場合、例として次のようになります。
傾斜地の場合も上記の応用で
対応可能です
傾斜地にウッドデッキを設置したい場合、段差施工の要領で束の高さサイズを変えて対応可能です。但し、束を設置する面が平坦であること、高低差が714mm以内であることが条件となります。奥行が広いウッドデッキは高低差が大きくなってしまうので施工できません。また、しっかりとした地面を確保できない場合も施工は不可となります。
THILFEの例外ケース変形地など斜めに
施工したい場合
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施工場所が変形地であったり障害物があるのを理由に、長方形ではなく斜めのウッドデッキを作りたい場合、THILFEの根太を斜めに組むことで変形デッキが作れます。シングル工法、クロス工法どちらでも施工可能です。
床板は斜めに組んだ根太に合わせて斜めカットして施工すればキレイに仕上げることができます。
クロス工法の場合、専用部品を
使用して
根太を斜めに
組むことができます
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大引きと根太を接続する直交クランプの代わりに「汎用根太クランプ」を使用します。大引きと根太が交差する角度の調整が自在に調整可能です。
直交クランプ同様に、大引き材に汎用ドリルビス(ナベ)で固定してアルミ根太をはめ込んで使用します。
施工のポイント
■ | 斜めに施工することで束同士が干渉する箇所があったり、大引き・根太の調整が必要になります。必要に応じて束の数を減らしたり、アルミ根太をカットして調整してください。 |
■ | 床板施工の際、斜めの根太にスタートクリップは使用不可のため、デッキ端部は下穴をあけて直接ビス固定(脳天ビス止め)となります。 |
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