基礎システムTHILFE（シルフ）と人工木材でウッドデッキ施工！ウッドデッキの施工方法
【後編】
THILFEクロス工法×
人工木RESIN WOOD2

簡単に組めるウッドデッキ基礎システムTHILFE（シルフ）クロス工法と、人工木デッキ材RESIN WOOD2を使用したウッドデッキの施工方法を詳しく解説！基本の施工から応用編まで動画でも確認できますので、プロはもちろん初めてウッドデッキDIYにチャレンジしたい方も必見です！このペーでは、【後編】RESIN WOOD2床板・幕板施工～デッキ完成までを紹介しています。

準備する道具・使用する材料
THILFE×人工木RESIN WOOD2
ウッドデッキの施工方法【後編】
床板張り・幕板取り付け～完成

ご覧の【後編】ページでは、RESIN WOODⅡ 床板・幕板施工～ウッドデッキ完成までの工程を紹介！

ウッドデッキの施工方法【後編】では、THILFEで組んだ基礎（土台）に人工木RESIN WOOD2の床板と幕板を施工する工程～ウッドデッキ完成までを詳しく紹介しています。

【前編】ページでは、
THILFE基礎部材の組み立てが
完成するまでの工程を紹介しています

準備する道具・使用する材料

※施工方法【前編】【後編】を通して
使用する道具・材料になります。

準備する道具

電動ドライバー（プラスビット・下穴用ドリルビット）、水平器、電動丸ノコ、ノコギリ（木材・金属用）、メジャー、差し金、印付け用ペン、作業用手袋など
今回施工するのは戸建て住宅の中庭。既存の天然木ウッドデッキを事前に撤去し、下地をきれいにしておきます。
基礎部材THILFEをクロス工法で設置し、その上に人工木デッキ材RESIN WOOD2を施工します。
使用する材料
- THILFE 束セット
- 束部材勾配用ベース（※必要に応じて）
- THILFE アルミレール根太（大引き・根太用）
- シングル根太受け
- 大引＋根太直交クランプ
- 根太ジョイント部品（クロス工法用）
- アルミ根太用汎用ビス
- 幕板下地レール取付金具（根太下A / 根太側面B）
- 幕板下地レール 3段用（根太下A / 根太側面B）
- スタートクリップ（クロス工法用）
- RESIN WOOD2 床板
- RESIN WOOD2 幕板
- 固定クリップ / 専用ドリルビス
- 脳天ビス止め用カラードリルビス
- 幕板取付用カラードリルビス

※基礎部分（土間コンクリート・束石等）は、設置場所に応じて事前にご準備ください。

ウッドデッキ作りに必要な
材料の拾い出しシステムはこちら

THILFE×人工木RESIN WOOD2ウッドデッキの施工方法
【後編】
床板張り・幕板取り付け～完成

床板1列目の仮固定

床板に使用するRESIN WOOD2（スタンダードタイプ）は、リバーシブルで両面使用可能です。今回は、サンディング加工のフラット面を表面にして施工します。
床板の端は必要に応じて必要サイズ（実寸）に合わせてカットして使用します。木工用の工具で切断が可能です。
1列目の床板は、スタートクリップにかかるように押し込みます。
デッキ材側面の片側にロット番号の刻印があるので、この刻印の向きを揃えて張っていきます。
※素材の特性上、わずかな色ムラが出る可能性があり、その場合も床板の方向を揃えることで見た目が均一になります。
壁際から10ｍｍ以上あけて1枚目を置きます。
根太の上で床板側面の溝（スリット）に固定クリップをはめ込んで、固定クリップ専用のドリルビス（黒）で、根太の途中までビス止めします。（※ビス頭が少し出るくらいの仮止め）

※床板の施工には専用スリムビットがおすすめです。
他の根太が通る部分にも固定クリップを取り付けます。
1列目の2枚目を置きます。短辺の継ぎ目は必ず根太の真ん中に配置します。
固定クリップをスペーサーとして挟むことで、約5ｍｍの隙間をとることができます。
このような床板短辺の継ぎ目では、1つの固定クリップで床板2枚を固定します。

床板2列目以降の仮固定

2列目以降は、前列で取り付けた固定クリップに床板側面の溝をはめ込みます。
この時、床板を押し込みすぎないように注意し、必ず根太に付けた手前の印に合わせて置きましょう。
位置が決まったら固定クリップを仮止めで取り付けて、あとは同様に貼り進めていきます。

張り終わりの固定

床板を最後の1列まで張れたら、残りの幅を測って壁側をカットします。
床板の端（長手方向）をカットした場合は、脳天ビス止めで固定します。ビスの直径より1～2mm大きい下穴をあけて、床板に合わせたカラーの専用ビスで止め、最後は手締めで固定します。
通る根太全てを脳天ビス固定しましょう。
ビス止め位置は中空部分の両側に壁がある状態で、壁に近い位置でビス止めを行ってください。
張り終わりの列をカットせずに張る場合は、最後をスタートクリップで固定することができます。

張り終わりが壁際になる場合

張り終わりが壁際になる場合、張り始めと同様に事前にスタートクリップを根太に取り付けておく必要があります。

張り終わりにスタートクリップ使用で
ベランダ等で
四方に壁がある場合

張り終わり側からも張っていき、最後は途中の2列をハの字に持ち上げて、間の溝に必要な数の固定クリップを入れ、そのままパタンとおろします。数列分の固定クリップを止めずに詰めておくと、余裕ができハの字にしやすくなります。
固定クリップは、ビスで根太の位置にスライドできます。はめ込んだ後は、詰まっていた間隔を戻してクリップを固定すればOK！