斜め加工や段差仕様など複雑な形状でウッドデッキを作る方法・施工のポイントをご紹介! THILFE×RESIN WOOD ウッドデッキ施工【応用編】
ウッドデッキ基礎部材THILFEと、RESIN WOODなら、斜めなど複雑な形状の敷地への基礎づくりから段差の作り方まで、難易度の高い施工も可能です。ここでは、細部の処理方法や重要な施工ポイントなど、シングル工法を例にイレギュラーな施工のノウハウを写真や図で詳しく解説しています。プロの方もDIYしたい方もぜひ参考にしてみてくださいね。
コンテンツは
新仕様に順次リニューアル中です
こちらのページは旧仕様の内容となっており、近日更新予定です。
ご不便をお掛けしますがご理解のほど宜しくお願い致します。
THILFE新規格、RESIN WOOD II に関する事は
以下の4ページにて最新の内容をご確認いただけます。
施工方法はこちら
割り付けと材料の拾い出し
※アルミ根太のジョイント部分がくる位置に束が必要。
※1456mmの根太材をメインで使用する。(※端はカット調整)
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施工場所は手前から奥に向かって高低差のある約70m²の敷地です。まず、施工範囲(ウッドデッキの仕上がりサイズ)の寸法を測り、設置するアルミ根太と束材の必要数を拾い出します。
根太材は1,456mmのアルミ根太をメインで配置していき、床板の継ぎ目がくる列は、2本を交互に配置します。アルミ根太のジョイント部分がくる位置に束材が必要になります。今回は、建物と平行になるように基準線を出し、奥と手前に床板を割り付けていきます。
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図解でわかる!THILFE(シルフ)とRESIN WOODデッキ材の組み合わせでウッドデッキを作る場合の、必要材料の拾い出し方法を詳しく解説しています。
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作りたいウッドデッキサイズを入力して、幕板を選択するだけの2stepで楽々!必要な材料と数量が自動計算される便利な拾い出しシステムです。
基礎石と束の設置
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今回は、束の必要数が大量にあり場所によっては束同士が接近するため、束石(基礎石)を設置する代わりにモルタルを練って地面に直接形成したものを基礎石として使います。
モルタルで作った基礎石の上に、THILFEの束を設置します。
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敷地の手前へ向かって勾配があるため、奥の方の束の高さを低くしてレベル合わせをします。束の上部に根太受けをはめ込んでいき、根太が2本通る列の束へは根太受けダブルを取り付けます。
最後に、全ての束が水平であることを確認しておきます。
※束を基礎石に固定する場合は、屋外用のボンドで接着するか、アンカーを打ち込んでコンクリートビスで固定できます。
THILFE 根太組み
束の上に根太を組んでいきます。束の上に取り付けた根太受けに長い根太を設置し、短い根太でつないでいきます。
短い根太は、束と束の間に1本配置するのが目安です。
まず、根太が1本通る列の根太受けシングルにアルミ根太を上からカチッとはめ込みます。
根太が2本通る列は、根太受けダブルの上に2本並べて置いていきます。
根太をつなぐ場合、ジョイント部品を取り付け、つなげた状態で根太受けにはめ込みます。
短い根太の両端に根太コネクタをはめ込み、
根太側面のレールに通して90°回転させて固定します。
根太組みが完成!
短いアルミ根太にはめ込んだ根太コネクタは、構造上の都合上、緩みやすく(外れやすく)なっています。
大きいサイズのウッドデッキや、広範囲への施工の場合は、根太コネクタを奥まではめ込んだ後、アルミ根太の両端をドリルビスで固定することをおすすめします。
※長さ20~25mmの皿ドリスビスを別途ご用意ください。
”斜め”に根太を組む方法
施工する敷地が斜めになっていたり、ウッドデッキを斜めに仕上げたい場合、
根太をその形状に合わせて組む必要があります。
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斜めに配置する根太は本体側の根太と直接固定はしなくてもOK。デッキ材をクリップで留めることにより十分に固定されます。
また、幕板を取り付ける場合、デッキの斜めカットラインから斜め根太までの距離を一定にする必要があるため、ある程度斜め根太が自由に動かせるほうが調整しやすくなります。
ウッドデッキの下から雑草が生えて見栄えが悪くなってしまったお宅を見かけることがあります。ウッドデッキの下は、100%太陽光が遮られるわけではありません。床板のわずかなすき間から光が地面に届き、雑草が成長するのに十分な環境になることが考えられます。
生えてきてしまった雑草は後から抜くのが難しくなるので、床板を施工する前に予め防草シートを敷いておくことをおすすめします。
防草シートは簡単にカット可能なので、束を避けるように切り込みを入れながら敷くことができます。
RESIN WOOD 床板を張る
まず、張り始めの基準線に沿って根太にスタートクリップを取り付け、床板を基準線から奥側と手前側へ専用クリップで固定しながら張り進めます。
RESIN WOODは、一般的な木工用ノコギリや電動工具での切断・斜めカット・切り欠き・穴あけ等、細かい箇所も木材と同様の加工が可能です。
段差のあるウッドデッキを作る方法
写真のように幕板1枚の高さに満たない段差を設けました。
上の段と下の段の根太は接続されていませんが十分に安定します。
根太を設置した後は上段のデッキ、幕板、下段のデッキの順に張り進めます。
幕板下地レールと下段の根太は少し長めにカットしておいても干渉せず、
幕板やデッキを張るときに位置の微調整がしやすくなります。
最後に幕板を取付けて完成!
幕板材を必要寸法にカットし、根太に取り付けた幕板下地にドリルビスで固定します。
※幕板は薄く割れやすいため必ず下穴を空けてから取り付けてください。
※上記の図面はそのままでは一部施工できない部分があります。
束の位置に横方向のジョイント根太を配置できないため、
束から少しずらした位置にてジョイント根太を設置する必要があります。
意外と簡単に大きなウッドデッキができた♪
形が複雑な分、満足なウッドデッキができた♪
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RESTA 担当スタッフのコメント
ビフォーアフター写真にお客様自らご作成の図面を添えてイエチェンへ投稿して頂き、見事な出来栄えに大変嬉しくなりました。ご感想の通り、THILFE&RESIN WOODなら、簡単にウッドデッキが作れます!
複雑な形状でも組み方次第で融通が利くので、どんな形状の庭でも、どんなデッキサイズでも、ぴったりのオリジナルデッキがDIYできます!
※当店ではウッドデッキ図面の作成サービスは行っておりませんのでご了承ください。
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図解でわかる!THILFE(シルフ)とRESIN WOODデッキ材の組み合わせでウッドデッキを作る場合の、必要材料の拾い出し方法を詳しく解説しています。
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作りたいウッドデッキサイズを入力して、幕板を選択するだけの2stepで楽々!必要な材料と数量が自動計算される便利な拾い出しシステムです。
好みのテーブル脚を用意して取り付ければ…
ウッドデッキとお揃いの屋外テーブルも作れます♪
- RESIN WOOD床板材
- RESIN WOOD幕板材
- 固定クリップセット
- THILFE アルミレール根太材
- テーブル用の脚(※今回はアイアンのテーブル脚を使用)
- ボルト・ビス等
※テーブル脚や、根太同士・脚・幕板を固定するビス等は別途ご用意ください。
※ここでは、ウッドデッキ材を使ったテーブルDIYの例の一つとして簡略化した内容で紹介しており、実際のプロの施工とは異なる場合がございます。
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