ウッドデッキを長持ちさせるための塗装や汚れ対策など
お手入れ方法を紹介
ウッドデッキの
メンテナンスについて
ウッドデッキを屋外環境で長持ちさせるためのメンテナンスとは?塗装、汚れ対策など天然木材・人工木材のお手入れ方法をはじめ、ほぼメンテナンスが不要なおすすめのデッキ材も紹介しています。デッキ材選びの参考にしてみてくださいね。
ウッドデッキの経年変化
-
-
ウッドデッキは、紫外線や風雨に晒されることで色褪せ(退色・変色)による見た目の変化が見られます。この経年変化は天然木材の方が目立ちますが、人工木も多少の色褪せはあり得ます。木材の特性である変色であれば耐久性や使用上の支障はありませんが、屋外環境での様々な要因によるカビの発生、腐食、品質劣化などウッドデッキの寿命に関わるような事象が起こってしまう場合もあります。
ウッドデッキを少しでも長持ちさせるために、木材に合ったメンテンナス(お手入れ方法)を知っておきましょう。
天然木ウッドデッキの
お手入れ方法
ハードウッド(広葉樹)の場合
主に、イペ・ウリン・セランガンバツ・マニエルカラ(アマゾンジャラ)などの木材
-
-
ハードウッド系の木材は、耐久性に優れシロアリや雨水などにも強く、腐食の心配が少ないので防虫・防腐塗装が必要ありません。そのため、行うべきメンテナンスは、傷や生えてきた苔や付着した汚れをデッキブラシや高圧洗浄機などで洗浄したり、サンドペーパーなどで落とす程度でOKです。
年に一回程度の洗浄で大丈夫なので、手間のかかる作業にはまずならないと言っていいでしょう。逆に、ペンキなどの塗料が染み込みにくく、表面的に色はつきますが長期間持たないため塗装には不向きです。塗装をせずに経年変化を楽しみながら長持ちさせることが可能です。
ソフトウッド(針葉樹)の場合
主に、杉(スギ)、ウエスタンレッドシダー、オーストラリアサイプレスなどの木材
-
ソフトウッド系の木材は、一年に一回メンテナンスが必要です。メンテナンスをしっかり行わないとシロアリや雨水などで腐食してしまい、場所にもよりますが2~3年で解体しなければならないという事態にもなりかねません。それらの問題を防ぐためにも、防虫・防腐材塗装を施すことをおすすめします。
【メンテナンス方法】
基本的なメンテナンスは『塗装』が効果的です。まず、デッキブラシや高圧洗浄機などで洗浄してめくれかかっている塗膜も剥がします。2~3日程乾きを待ち、研磨(サンドペーパー)かけをした後に防虫・防腐塗装を行います。長持ちさせるためには定期的に塗装の繰り返しが必要です。
-
ソフトウッドで作られたウッドデッキのメンテナンスには、防虫効果になり劣化も抑えることができる塗装が効果的と説明しましたが、予め防腐・防蟻加工が施された木材も売られています。特に安価でDIYに人気のスギ材をデッキ材に使用する際は、防腐剤入りの杉材を選ぶのがおすすめです。さらに木材保護塗料などで塗装することでより木の美しさを長持ちさせることが可能です。
╲ おすすめの屋外木部用塗料 ╱
-
-
白木のヤケ止め、撥水、防腐、耐候劣化防止
tatara撥水セラミック屋外用
tatara(タタラ)の屋外木部用塗料は、木の質感をそのままに撥水&防汚効果をプラスできる浸透性の仕上げ塗料です。紫外線による日焼け、変色、カビの発生などの劣化を防ぎ耐候性がUPします。
人工木ウッドデッキの
お手入れ方法
-
人工木(樹脂木)は、木粉とプラスチックを混ぜ合わせて加工してあるので含水率が非常に低くなっています。それにより、キノコなどの腐朽菌やシロアリなどの害を受けにくく、基本的に防虫・防腐塗装が必要ありません。普段のお手入れは、汚れや苔などを、デッキブラシや高圧洗浄機などで洗い流す程度で大丈夫です。
デッキ表面に溝がある場合、溝に添ってブラシ掛けをすると汚れが落ちやすいです。汚れが酷い場合、人工木材の種類によってはサンドペーパーやメラニンスポンジ等でこすると目立たなくできます。
-
-
人工木ウッドデッキは、比較的簡単なお手入れで長持ちさせることができ、天然木材に比べて色褪せ・変色しにくい特長がありますが、原材料に木を含んでいるため多少の色褪せは起こります。人工木の色褪せは、数か月~1年ほどで徐々に色が薄くなっていきますが、その後は大きな変色はなく落ち着いていく傾向にあります。色褪せの程度や進行具合は、木の配合率、使用環境、色によって差があります。
-
-
耐久性に優れ、汚れにも強い人工木ウッドデッキなら、憧れの白いウッドデッキもおすすめです。 「白色は汚れが気になるかな…」「天然木のウッドデッキを白く塗装しようか…」など白いウッドデッキに抵抗があって迷ってる方、まだ諦めないで大丈夫です。人工木デッキ材の種類別に汚れた時の対処法を紹介していますので、参考にしてみてください。
人工木ウッドデッキのメンテナンス まとめ
-
-
天然木ウッドデッキ・人工木ウッドデッキのメンテナンスの違いについて紹介しましたが、如何でしたか?
木の温もりや経年変化を楽しみたという理由で天然木を選ぶ方も多いですが、できるだけ施工時の状態を維持したい方やランニングコストを抑えたい方など、メンテナンスがほぼ不要な人工木材を選ぶ方も年々増えてきています。
それぞれのメリット・デメリット、またメンテナンス方法などデッキ材選びの参考にしてみてくださいね。
ウッドデッキ・エクステリア教室
-
おすすめコンテンツ
-
人工木ウッドデッキを知る
-
天然木ウッドデッキを知る
実際にウリンのデッキを自宅で
長年使用しているスタッフの感想
14年間ノーメンテでも問題なく
使える耐久性!
新築の際にあこがれのウッドデッキを設置し、14年が経過しました。用途は主に、毎日の洗濯物干しと庭への導線です。
ほぼメンテナンス無しで使用し続けた結果、天然木特有の変色に加えて部分的にカビの発生が見られますが、ガタつきや割れも無く問題なく使えています。シロアリなどの虫害もありません。不満を1つ挙げるとしたら、綺麗な茶褐色の色合いが気に入ってウリンに決めたのに1年ほどで変色してしまった事です。(当時は天然木の経年変化について無知でした...)
使い心地や耐久性についてはもちろん満足しています。