DIYで手に入れよう!ウッドデッキのある暮らし
ウッドデッキの作り方
その2【DIY編】
ウッドデッキの材料と道具の準備ができたらいよいよDIY本番!ここでは根太組みから床板張りまで天然木材で作るDIY方法をはじめ、人工木ウッドデッキの作り方も紹介しています。
ウッドデッキの
構造・工法の種類ウッドデッキ作りの前に
組み方の種類をおさらい!
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天然木材で基礎を作る場合
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サンドイッチ工法
2本の根太材で束柱を挟んで固定し、その上に床板を張る方法。根太で水平を取れば良いので天然木ウッドデッキDIY初心者に人気の方法です。
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大引き工法
束の上に大引きを乗せて、その上に床板を張る方法。ハードウッドの施工に多くみられます。基礎石から水平であることが重要なためプロ向きともいえます。
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鋼製・アルミ製の部材を使う場合
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シングル工法
束の上に根太材のみで下地をつくり、その上に床板を張るシンプルな構造。床面積が小さいサイズや、高さのない低いデッキに向いています。
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クロス工法
束の上に大引き材と根太材を直交させて組むプロの現場でも馴染みのある工法。ダブル工法とも呼ばれます。シングル工法よりも束の数が少なく済みます。
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最初に根太を組むとDIYしやすくなる
天然木ウッドデッキの場合、束石に根太材を固定するサンドイッチ工法をより簡単にするため簡素化した方法があります。
強度は落ちるためウッドデッキの面積にもよりますが、先に根太を組んでしまう方が難易度の高いレベル合わせが簡単になるのでおすすめです。但し、根太組みを持ち上げる作業が必要なので人員は4人確保してください。このページでは、天然木材を使って最初に根太組みを行うDIY向けの施工方法を例に解説しています。
STEP04
根太を組んで、基礎を作る
1.まず、最初に根太を組む
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プランした図面通りに根太を並べてビス止めで組み立てます。作りたいウッドデッキの面積にもよりますが、先に根太を組んで設置場所に仮置きしてから、基礎石と束柱を根太に合わせて施工していく方法がおすすめ!(組んだ根太を持ち上げる作業の際は3、4人必要です。)
床板は50mmほど根太から張り出すため、根太の枠サイズは床面積より100mmほど小さくするのがポイントです。
2.作った根太組みを仮置きする
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基礎石やコンクリートブロックなどの上に組み終った根太を仮置きし、デッキの高さまで上げて水平を確認しながら設置します。根太の高さは、床板が上に乗ることを考慮して決めましょう。壁にサッシの水切りがある場合、その下に床板が収まるように設定します。
壁側の根太の高さを基準に全体が水平になるように調整していきます。
3.デッキの四隅に
基礎石と束柱を固定する
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仮置きした根太の四隅の地面に穴を掘り、砕石を入れて突き固めます。固定できた基礎石に束柱を立てます。
束柱は、上に床板を張る場合、根太の上端から5~10mm低くします。フェンスの支柱となる場合は、長く伸ばしておきます。
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羽子板付き基礎石と支柱の場合
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コンクリート平板と束柱の場合
4.全ての基礎石と束柱を設置する
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残りの場所に基礎石を同じ要領で設置していきます。
プランの図面に従って基礎石と束柱を設置しましょう。
すべて設置できたらウッドデッキの土台完成です。
STEP05
デッキ材(床板)を張る
根太組みの上に床板を施工する
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床板張りは、家の壁側から順に張っていきます。
1枚ごとに3~5mmほどのすき間を空けて張っていきましょう。ビスを打つ位置は根太が通る場所です。
フェンスを設置する場合は支柱と干渉する部分をノコギリで切り欠く必要があります。仕上がりの見栄えを良くするために、床板が根太より50mmほど張り出すようにするのがポイント!木口が見える部分は必要に応じて幕板を取り付けます。
フェンスを付けない場合、床板をすべて張ればウッドデッキの完成です!
床板を施工する際のポイント
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point1
ビスを打つ位置を揃える定規や端材を使って、ビスの位置を決めてから打つと、間隔が揃って見た目がキレイになるだけでなく、床板の反り防止にもなります。ビスの位置は床板の両端から15mm程を目安にすると良いでしょう。
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point2
すき間を均一にする床目地を均一にするため、ベニヤ板やゴム板などをスペーサー代わりにして床板の間に挟んで張っていくと、すき間が揃ってキレイな仕上がりになります。スペーサーの厚みの目安は3~5mm程度です。
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point3
端を切るのは最後床板の端部は長さがバラバラのままで張り進め、最後に丸ノコや手ノコギリで切り落とします。手間が省け、木口が揃って美しい仕上がりになります。カットした木口面は塗装するのを忘れずに。
STEP06
フェンス・ステップを付ける
フェンスの取り付け方法
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Step4で予め長く伸ばした支柱(束柱)に1×4材などのフェンス用板材を張っていきます。支柱がある場合は板材を張るだけでフェンスが完成するのでとっても簡単!
支柱が無い場合は、後付けの支柱用金具で取り付けることが可能です。専用金具が無くても幅広のL字金具で代用すればOK。フェンスは様々なデザインで自由に作ることができるので、好みや目的に応じて工夫しながらDIYを楽しみましょう!
ステップを作る場合
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掃き出し窓にデッキの高さを合わせた場合、デッキ面の高さは500~600mmほどになります。庭とつながりをもたして行き来ができるようにするには、階段(ステップ)が必要です。ステップの段差は150~200mm程度を目安にすると良いでしょう。どんなステップにするかは、スペースや見た目の好み、用途などに応じて決めましょう。
簡易的なものでいいという場合は、枕木や既製のステップを置くだけでも雰囲気が出るのでおすすめですよ!
人工木を使用して
ウッドデッキを作る方法は
こちら
人工木ウッドデッキの基本的な構造
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人工木ウッドデッキの構造は、基本的に天然木デッキと同じで、地面(基礎石)の上に、束→大引き→根太→床板の順に構成されます。
大引きを使用せず根太のみで下地を組むシングル工法と、大引きと根太を直交させて設置するクロス工法があり、床板は大引きに対して平行で、根太に対して垂直になります。
人工木ウッドデッキの施工方法
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人工木デッキ材RESIN WOOD(レジンウッド)と基礎部材THILFE(シルフ)を使用して、安いコストでウッドデッキが作れます。DIYしやすいように工夫された設計なので、初めての方でもウッドデッキ作りに挑戦しやすい施工方法になっています。
シングル工法、クロス工法どちらにも対応可能で、プロ施工にもおすすめです。
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RESIN WOODスタンダード床材を施工しました。 -
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いかがでしたか?ウッドデッキを作るための準備、工程がわかればなんとなく自分で作れそうな気がしませんか?
まずは1歩を踏み出す勇気から。多少は時間がかかったり、難しかったりするかもしれません。でも頑張ってチャレンジし完成した時の喜びはひとしお!大きな感動を味わうことができるはずです。
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ここで紹介した他にもウッドデッキにバーゴラや屋根、日よけ・シェードを設置したり、木製のベンチ(縁台)やテーブルなどエクステリアにおすすめのガーデン家具をDIYしたり、楽しみも広がります。バーベキューなどおうちでアウトドア気分を味わうのもいいですね!
いいこといっぱいのウッドデッキライフで庭のDIYを楽しみましょう!
天然木ウッドデッキDIYコンテンツ
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- ウッドデッキの作り方
その1
【プラン編】
はじめの1歩を踏み出そう!ウッドデッキのプラニングから道具・材料の準備まで。
- ウッドデッキの作り方
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その2
【DIY編】
ウッドデッキの施工の流れを知ろう!基礎・根太作りから床板張りまで。
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- ウッドデッキの基礎作り
土台作りはとっても重要!天然木ウッドデッキの基礎の作り方を詳しく説明。
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