失敗しない防草シート選びのために種類を知ろう 防草シートの種類を徹底解説!
防草シートには幅広い種類の商品があり、どれを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。このページでは防草シートの施工方法や、素材、構造の違いを詳しく解説します。失敗しない防草シート選びの参考にしてください!
防草シートを
構造別に4タイプに分類!
防草シートには様々な種類があるため、単に「不織布防草シート」「織布防草シート」と分類して比較することはできません。そこで、独自に防草シートを4タイプに分類して、比較してみました。
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短繊維不織布1層タイプ
短い繊維を絡み合わせたフェルトのような見た目の防草シート。柔らかい質感が特徴です。
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長繊維不織布1層タイプ
スパンボンド不織布とも呼ばれる長くつながった繊維を絡み合わせて、熱融着してできた防草シート。
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不織布2層タイプ
短繊維不織布と長繊維不織布が2層になった防草シート。比較的高価な防草シートが多いのが特徴です。
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織布タイプ
繊維を縦と横に織って作られた防草シート。比較的安価な商品が多いのが特徴です。
それぞれの防草シートの
特徴を解説!
短繊維不織布1層タイプの防草シート
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柔軟性があり施工しやすい
短繊維不織布タイプの防草シートは、フェルトのような質感の為、質感が柔らかく柔軟性に優れているのが特長です。地面の凹凸にしっかりとフィットし、すき間なく施工することができます。
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雨音が響きにくい
短繊維不織布は、雨が降った際に雨音が響きにくいのが特長です。硬い質感の防草シートは、地面と防草シートの間にすき間ができるため、太鼓と同じ原理で雨音が響きやすくなってしまいます。
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水・空気をよく通すが、
雑草が突き抜けやすい短い繊維を絡み合わせた短繊維不織布は、繊維と繊維のすき間が比較的大きいので、水や空気を通しやすいのが特長です。しかしその分、葉先の尖った雑草が突き抜けやすいのがデメリットです。
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表面が毛羽立ちやすく、
落ち葉等の掃除がしにくい短繊維不織布は、表面が毛羽立ちやすいため、落ち葉や土埃が絡まりやすく、掃除がしにくい点がデメリットです。防草シートの上をキレイに保ちたい方は、表面が平滑な防草シートを選びましょう。
- 葉先の丸い小さな雑草を抑えたい方
- 雨音が気になる、住宅のお庭等に敷きたい方
- 周囲に植栽があり、地面に水や空気を通したい方
(葉が落ちやすい植栽は、掃除がしにくいので注意が必要)
長繊維不織布1層タイプの防草シート
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表面が平滑で、
落ち葉等の掃除がしやすい長繊維不織布タイプの防草シートは、細長い繊維を絡み合わせて、熱で融着しているため、表面の毛羽立ちが少ないのが特長です。そのため、落ち葉や土埃を簡単に掃除できるのがメリットです。
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密度が高いものは
雑草の突き抜けに強い高密度な長繊維不織布1層タイプの防草シートは、チガヤやスギナなどの葉先の尖った雑草の突き抜けも抑えられる強度があります。短繊維不織布タイプや、織布タイプの防草シートは、これらの雑草は突き抜けて生えてきてしまいます。
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柔軟性が低いものが多く、
施工がしにくい密度の高い長繊維不織布タイプの防草シートは、質感が硬く柔軟性が低いものが多いです。そのため、シートの跳ね返りが強く、他の防草シートと比べて、施工がしにくいというデメリットがあります。
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雨音が
気になる場合がある質感が硬いため凹凸のある地面の場合、防草シートと地面の間にすき間ができやすく、雨が降った時に太鼓と同じ原理で、雨音が響きやすくなってしまう場合があります。お家の庭などに施工する場合は注意しましょう。
- 落ち葉や土埃の掃除を楽にしたい方
(植栽を植えたい方は透水性の高い防草シートを選びましょう。) - 雨音が気にならない空き地や畑等に施工したい方
- 砂利や人工芝の下に施工したい方
※抑えられる雑草の種類は、商品の密度によって異なります。商品ページにてよく確認してから選ぶようにしましょう。
不織布2層タイプの防草シート
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柔軟性があり、施工しやすい
不織布2層タイプは表面は柔軟性の高い短繊維不織布で出来ているため、施工がしやすく、防草シートと地面の間にすき間ができにくいのが特長です。
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雨音が気になりにくい
表面がフェルトのような質感の短繊維不織布で出来ているので、雨が降っても、雨音が響きにくいのが特長です。雨音が気になる住宅のお庭におすすめです。
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葉先の尖った雑草も
抑えられる不織布2層タイプの裏面は、強度の高い長繊維不織布で出来ているため、葉先の尖った雑草も突き抜けにくいのが特長です。
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表面が毛羽立ちやすく、
落ち葉等の掃除がしにくい表面の短繊維不織布は、柔軟性が高く雨音がしにくいというメリットはありますが、表面が毛羽立ちやすく落ち葉などの掃除がしにくいというデメリットがあります。
- 葉先の尖った雑草を抑えたい方
- 雨音が気になる、住宅のお庭等に敷きたい方
- 施工のしやすさを重視する方
織布タイプの防草シート
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価格が最も安い
織布タイプの防草シートは、同じ耐用年数の他タイプの防草シートよりも価格が安いのが特長です。その分、デメリットもありますが、価格の安さを重視する方におすすめです。
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保水性が低いので、コケが生えにくい
織布タイプの防草シートは、不織布タイプの防草シートに比べ、保水性が低いため、日当たりの悪い場所に施工しても比較的コケが生えにくいのがメリットです。
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葉先の尖った雑草は
突き抜ける場合がある織布タイプの防草シートは、繊維と繊維のすき間が大きいため、チガヤやスギナなどの葉先の尖った雑草は突き抜けて生えてくる場合があります。これらの雑草が生えている場合は、高密度な不織布タイプの防草シートを選びましょう。
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端がほつれやすく、
加工がしにくい織布タイプの防草シートのデメリットは、端がほつれやすく、カットがしにくいことです。カットをした場合は、ほつれを防止するために、端を折り返して固定ピンで留める必要があり、施工に多少の手間がかかります。
- 葉先の丸い雑草を抑えたい方
- 施工のしやすさよりも価格を重視したい方
- 日当たりの悪い地面に施工したい方
防草シートの素材による違い
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ポリエスエル
ポリエステル(PET)は直射日光が当たっても紫外線による劣化が生じにくいのが特長です。ポリプロピレンに比べて若干加水分解しやすいですが、防草シートとして使用する場合、劣化スピードにあまり差は出ません。
直射日光が当たる場所で長期間使用したい方はポリエステル素材の防草シートがおすすめです。
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ポリプロピレン
ポリプロピレン(PP)は、加水分解を起こさない性質を持っているため、水に強いのが特長です。しかし、紫外線で劣化しやすいため、太陽光にさらされる状態で使用する場合は、耐UV剤が配合されているものを選びましょう。
上に砂利や人工芝を敷く下地施工や、短期間の(~5年程度)の使用であればポリプロピレン製の防草シートがおすすめです。
防草シートの種類による
施工のしやすさを比較!
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防草シートは広い面積に施工することが多いため、その施工のしやすさも商品選びの大きなポイントになります。施工しやすい防草シートは効率よく作業ができるので、作業時間の短縮にもつながります。スタッフが実際に防草シートを施工してみて感じた、防草シートの施工性を解説してみました!
目的別!
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長期間雑草対策の手間を省きたい!
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タンポポやドクダミなどを
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