テープを貼らないとすき間から雑草が…
防草シート施工に
テープは必要?
防草シートを施工した後にテープですき間をふさがないと繁殖力の高い雑草はすき間から生えてきます!実際にテープを貼らずに防草シートを施工した経験から学んだ、防草シート施工でのテープの必要性について解説します。
防草シートのテープの役割
防草シートのすき間からの雑草を防ぐ
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防草シートを施工した後にテープを貼る主な目的は、防草シートのすき間からの雑草の発生を防ぐことです。繁殖力の高い雑草は固定ピンの打ち込み部分や、防草シートの重ね合わせ部分などから生えてきます。そのため、テープを使用してすき間を埋めることで、雑草の侵入を防ぐことができます。
こちらは防草シートを施工して約4か月後の様子です。固定ピンの打ち込み部分や重ね合わせ部分、切り込み部分にテープを貼らずに放置すると、これほどまでに雑草が生えてしまいます。雑草の繁殖力の凄まじさを実感します。
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固定ピン打ち込み部分
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防草シートの重ね部分
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防草シート切り込み部分
防草シートのめくれを防ぐ
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防草シートの重ね合わせ部分にすき間ができると、風が吹いた際にそのすき間から風が入り込み、防草シートが一気にめくれ上がる可能性があります。台風が多い地域では特に注意するようにしましょう。
防草シートの破れを補修する
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防草シートは、台風の影響や経年劣化で破れが生じる可能性があります。防草シートの破れを放置すると、そこから雑草が発生したり、破れた部分から風が入り込みめくれの原因にもなります。そのため、防草シートが破れた場合はできるだけ早くテープで補修することをおすすめします。
正しい施工で防ごう!
防草シートがめくれてしまったり、破れてしまう原因は、防草シートの施工方法が大きく関わります。防草シートを敷く前の下地処理がきちんとできていなかったり、固定ピンの数が少なかったりすることによって、防草シートの劣化が早まります。そのため防草シートは正しく施工することが重要です。
こんな場所は
特にテープが必要!
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地面の不陸が大きい場所
地面がでこぼこしている場所では、防草シートが地面の凹凸にうまくフィットせず、その結果、防草シート同士がしっかりと密着せず、すき間ができやすくなります。そのため、すき間からの雑草を防止するためにテープを貼りましょう。
地面の不陸にフィットしやすい
防草シートはこちら!
ドーム型ワッシャーなら
テープなしでピン穴からの雑草を抑えられる!
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防草シートをピンで固定する時はワッシャーと呼ばれる黒い板を一緒に施工するのがおすすめです。ワッシャーは、防草シートを面で抑えることができるため、ピン穴が広がるのを抑える役割があります。中でもドーム型ワッシャーは、ワッシャーに穴が空いておらず、ピン穴に太陽光が差し込むのを防ぐことができるため、ピン穴からの雑草の発生を抑えることができます。
防草シートのテープの選び方
テープの耐用年数も
防草シートに合わせよう
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防草シートのテープも防草シートの耐用年数に合わせて選ぶことが重要です。防草シートの耐用年数が長くてもテープが劣化すると、そこから雑草が生えてくる可能性があります。安価なテープは、表面材が紫外線で劣化してしまったり、粘着部分が劣化してはがれてしまったりするため貼り直しの手間がかかります。そのため、防草シートのテープの耐用年数も確認して選ぶようにしましょう。
貼りたい場所にあった形状の
テープを選ぼう
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防草シートのテープにはロールタイプとスリット(正方形)タイプがあります。ロールタイプのテープは、防草シートの継目や、防草シートの切り込み部分など、一気に貼りたい場所に最適です。スリットタイプは主に、固定ピンの打ち込み部分に使用されます。ロールタイプのテープでも代用可能ですが、防草シートの固定ピンは打ち込む本数が多いため、スリットタイプのテープの使用がおすすめです。
防草シートのテープの
おすすめ商品
防草シートのテープの豆知識
防草シートの
テープの表面材は主に3種類
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防草シートの表面材は主に、防草シートと同じ素材の不織布・織布になっているタイプと、ターポリンシートの3種類に分かれます。防草シートと同じ素材のテープは、貼り付けてもテープが目立たないため、景観を美しく仕上げたい方におすすめです。ターポリンシートは、ポリエステル素材に塩化ビニル樹脂を貼り付けてできているため、耐久性に優れているのが特徴です。
防草シートのテープの粘着剤について
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ほとんどのテープは、裏面の粘着剤にアクリル樹脂を使用しています。耐久性に優れた粘着剤として、ブチルゴム系粘着剤がありますが、こちらは粘着性が非常に強く、手に付くと剥がすのが難しいというデメリットがあり、施工が難しくなる場合があります。
防草シート同士の接着や、
コンクリート面への接着は接着剤の使用がおすすめ!
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防草シートのテープはあくまで、防草シートのすき間をなくすために使用します。固定ピンの代わりに防草シート同士を接着させたり、防草シートをコンクリートに接着することはできません。このような場合は、接着剤を使用してしっかりと固定することをおすすめします。