防草シートの遮光率はどのくらい必要?

雑草の光合成に必要な光の強さは? 防草シートの遮光率は
どのくらい必要?

雑草の成長に必要な光の明るさから逆算した、防草シートに必要な遮光率について解説!防草シートの遮光率だけでは抑えられない雑草についてもご紹介します。

雑草の光合成を抑えられる
防草シートの遮光率は
どれくらい?

雑草の光合成に必要な
光の明るさについて

雑草の光合成に必要な光の明るさ
光補償点とは、植物が成長するために
必要な光の明るさのこと

植物は「呼吸」によって酸素を取り入れ、二酸化炭素を放出しています。同時に、「光合成」を行うことで二酸化炭素を取り入れ、酸素を放出しています。

光合成を人間に例えると、食事をすることと同じです。
人間は食事で得るエネルギーの量が、呼吸で消費するエネルギーの量を下回ると生命を維持できません。

植物も同様で、光合成で得るエネルギー量が、呼吸で消費するエネルギーを下回ると成長できません。

植物の場合、光合成によって得るエネルギー量と呼吸で消費するエネルギー量が釣り合う時の光の明るさを光補償点といいます。つまり、雑草に当たる太陽光がこの光補償点を下回るくらいの遮光率がある防草シートであれば、雑草の成長を止めることができます。

光補償点は雑草の種類によって
異なります

陽性植物と陰性植物によって光補償点は異なる
陽性植物と陰性植物

植物には、光が多いところで成長する陽性植物と、日陰で成長する陰性植物があります。陽性植物は、光補償点が高いため、弱い光の下では十分な成長ができません。一方陰性植物は、光補償点が低く、弱い光の下でも成長することができます。そのため、防草シートで光合成を抑える場合、陽性植物に比べて高い遮光率が必要です。

雑草が成長できない
防草シートの遮光率は?

  • 防草シートは99.5%以上の遮光率が必要
  • 雑草の成長に必要な光の強さから逆算!

    植物が成長するために必要な照度(光補償点)は500~1000lxとされています。そして、晴れの日の照度はおよそ10万lxです。この10万lxを500lx以下にするためには、99.5%以上の遮光率が必要ということになります。

遮光率が低いと防草シートの下で
雑草が生える!?

  • 防草シートは99.5%以上の遮光率が必要
  • 防草シートは99.5%以上の遮光率が必要

遮光率が低い防草シートは光を通すため、防草シートの下でも雑草が成長します。防草シートの強度があれば雑草が突き抜けて生えてくることはありませんが、雑草の成長により防草シートが盛り上がってしまい、固定ピンが抜けてしまう場合があるため、固定ピンを打ち直す手間がかかります。

防草シートの遮光率まとめ

防草シートの遮光率が低くても、雑草に当たる光の強さを低減させることにより、雑草の成長を抑制できるため、防草効果が期待できます。しかし、遮光率の高い防草シート(遮光率99.5%以上)を使用すると、ほとんどの雑草の光補償点以下の明るさまで光を遮断することができ、より高い防草効果を期待できます。

地下茎で繁殖する雑草は
光を遮っても
成長する可能性が…

地下茎で繁殖する雑草とは?

  • 地下茎で繁殖する雑草
  • 地下茎を持つ雑草は、地中で地下茎をどんどんと横に伸ばして繁殖し、そこから芽を出して成長します。地下茎は養分を蓄えることができるため、冬場に地上の葉が枯れても、夏になればまた生えてくる頑固な雑草です。何度駆除しても生えてくる雑草は地下茎で繁殖する雑草の可能性が高いです。

隣地にも雑草が繁殖している場合は
強度の高い防草シートを敷くのが
おすすめ

  • 雑草が突き破らない高い強度の防草シート
  • 地下茎で繁殖する雑草は、遮光率の高い防草シートを敷いていても、地下茎でつながった先の防草シートを敷いていない場所で光合成を行ってしまうと、防草シートの下でも成長してしまう場合があります。そのため、隣地にも雑草が繁殖している場合などは、雑草の突き抜けに強い強度の高い防草シートがおすすめです。雑草の種類によって突き抜ける力が異なるため、防草シートの強度は雑草の種類に合わせて選びましょう。

地下茎で繁殖する雑草の代表例

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    • 低コストで長期間雑草を防止することができる。
    • 柔軟性が高いため、地面の凹凸にもなじみやすくすき間なく施工することができる。
    • 表面は柔らかい短繊維不織布ため、雨音が響かない。
  • 短所
    • 経年変化で色あせが目立つ可能性がある。

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  • 短所
    • 比較的高価な価格帯である。

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