防草シートの施工に欠かせない!防草シートの固定ピン
(押さえピン)の選び方
防草シートの固定ピン(押さえピン)は種類豊富で、地面の状態や施工場所によって最適な商品が異なります。このページでは、防草シートの固定ピン(押さえピン)の選び方を詳しく解説します!
動画で詳しく解説!
種類豊富な固定ピンの中から
最適な商品を選ぶ方法を動画で詳しく解説します!
防草シートの
固定ピン
(押さえピン)の種類と特徴
一般的な固定ピン(押さえピン)は
この5種類
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角型(コの字型)ピン
最も一般的な固定ピン(押さえピン)は、角型(コの字型)ピンです。地面に打ち込むときに、ピン先が広がりながら刺さっていくので、固定ピンが抜けにくいのが特徴です。
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U型ピン
U型ピンは角型ピンと同様に抜けにくいですが、U字の部分が地面から飛び出すのが特徴です。手で抜き取りやすいですが、飛び出し部分でつまずきやすいのがデメリットです。
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釘型ピン
釘型ピンは太い商品が多いため、硬い地面でも刺さりやすいのが特長です。しかし、ヘッド部分が小さいため、柔らかい地面だと抜けやすいのがデメリットです。
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L字型ピン
L字型ピンは釘型のように足が1本のピンで、硬い地面にも刺さりやすいのが特長です。 L字部分が防草シートを押さえるため、釘型よりも防草シートがめくれにくいです。
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プラスチックピン
柔らかい材質で、障害物があると曲がるため配管を傷つけにくいのが特徴です。しかし紫外線劣化しやすいため、長期間の使用にはあまり向いていません。
固定ピン(押さえピン)の
長さによる違い
固定ピンの最適な長さは、防草シートを施工する地面の状態や、
防草シートの使用環境によって異なります。
長いピンを使用する時は、排水管を傷つけないよう慎重に打ち込む必要があります。
防草シートの固定ピンの
素材による違い
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鉄製
鉄製の固定ピンは表面がさびやすく、このさびによって地面から抜けにくくなるのがメリットです。さびるとくぎの強度が低下するため、釘型やL型などの太さ5mm以上のピンの場合のみ鉄製を選びましょう。
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ステンレス製
ステンレス製の固定ピンは、さびにくく耐久性が高いですが、比較的高価な商品が多いのが特徴です。表面がさびないことにより、地面から抜けやすいのがデメリットです。
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プラスチック製
プラスチック製の固定ピンは、安価で加工が容易なので返しがついた抜けにくい形状になっている商品が多いです。劣化が早いため耐用年数の短い防草シートの固定に使うのがおすすめです。
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鉄製の釘型固定ピンと亜鉛メッキ鉄製のU型ピンを同時に打ち込み、約半年後に変化を観察しました。鉄製の釘型固定ピンはすでに赤くさびていますが、亜鉛メッキ鉄製のU型固定ピンは全くさびていません。
防草シートの固定ピンの
太さによる強度の違いを比較!
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太さ2.8mmと3.5mmの固定ピンで比較!
固定ピンの太さによる強度の違いを比較するために、大きめの石が地中に埋まっている地面の同じ場所に太さ2.8mmの固定ピンと太さ3.5mmの固定ピンを実際に打ち込んでみました。
結果は…?
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太さ2.8mmの固定ピン
地中に硬い石のようなものが埋まっており、途中でピンが入らなくなり、そのまま強くたたくと根元からぐにゃっと曲がってしまいました。
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太さ3.5mmの固定ピン
太さ2.8mmの固定ピンの時と同様、途中で硬い石のようなものにあたる感覚がありましたが、強くたたくと石を避けながら地面に入っていき、根元部分まで打ち込むことができました。
固定ピンワッシャー
(押さえ板)の役割
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ワッシャーは防草シートの破れを防ぐ
ピンとセットで販売されることが多い「ワッシャー(押さえ板)」は、固定ピン周りの防草シートを抑える役割を発揮します。ワッシャー(押さえ板)を取り付けることで、防草シートにかかる力を面で抑えることができるため、防草シートのピン穴の広がり、破れを防ぐことができます。
それぞれの役割は?
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標準的なワッシャー
標準的なワッシャー(押さえ板)は固定ピン周りの防草シートを押さえる役割を発揮します。ワッシャー(押さえ板)を取り付けることで、防草シートにかかる力を面で抑えることができるため、防草シートのピン穴の広がり、破れを防ぐことができます。
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ドーム型ワッシャー
ドーム型ワッシャーは、標準的なワッシャーと違いあらかじめ穴が空いていないため、ピン穴に太陽光が届くのを防ぐことができ、雑草の発生を抑制することができます。ドーム型ワッシャーを使用すると、ピンを打ちこんだ後にテープを貼る必要がなく、施工も手間も省くことができます。
試しにピンを打って
地面の状態を把握しよう!
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固定ピン(押さえピン)選びは、防草シートを効果的に使用するために重要なポイントです。しかし、地面の状態は、実際にピンを打ってみないとわかりません。最適な固定ピン(押さえピン)を選ぶために、地中に埋まっている石の量、地面の硬さを把握しましょう!
固定ピン(押さえピン)の
必要本数目安
防草シートの施工方法別必要本数
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曝露(ばくろ)施工
防草シートをむき出しで施工する曝露施工は、風にあおられやすいので、約50cm間隔で固定ピン(押さえピン)を打ち込みましょう。
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下地施工
防草シートを人工芝や砂利の下に敷く下地施工の場合は、仕上げ材の重さで防草シートを押さえられるので、約100cm間隔を目安に固定ピン(押さえピン)を打ち込みましょう。
固定ピンの上には補修テープを
貼るのがおすすめ!
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ピン穴からの雑草を抑える!
防草シートの固定ピン(押さえピン)を打ち込んだ部分は、わずかなすき間があります。繁殖力の高い雑草は、このわずかな穴からも伸びてきます。固定ピン(押さえピン)の上から補修テープを貼ると、ピン穴からの雑草を抑えることができますよ。
防草シートの
固定ピン(押さえピン)
商品ラインナップ
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RESTAで一番安い固定ピン
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打ち込みやすく抜けにくい
ピン先を広げながら地面に入っていくため、抜けにくいのが特長です。一番定番の固定ピンです。
12本入 税込242円~/セットφ3.5×40×200mm 亜鉛メッキ鉄 -
グリーンの塗装でピンが目立ちにくい
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ピンが入りにくい硬い地面に
太さ5mmで曲がりにくいため、角U型ピンでは刺さらない硬い地面におすすめです。
50本入 税込1,452円~/セットφ5×150mm 鉄 -
プロも愛用する丈夫な固定ピン
一番太くて丈夫な固定ピン。硬い地面や、石が埋まっている地面でもしっかり固定できるプロ向けの固定ピンです。
200本セット 税込7,920円~/セットφ9×200mm 鉄 -
柔らかい地面でも抜けにくい
金属性よりも耐久性は劣りますが、柔らかいため配管を傷つけにくく、返しが付いているため柔らかい地面でも抜けにくいのが特長です。
12本入 税込140円~/セットφ10×145mm ポリプロピレン