抗ウイルス壁紙で感染経路を減らす 壁紙のDIYで感染対策
室内のほとんどの表面は壁面であるため、感染経路として比較的大きな割合を占めています。壁紙には、抗ウイルス・抗菌などの機能をもった種類があり病院などで使用されています。一般的な壁紙と同じ価格で販売されており、厚みや貼り方も同じなので壁紙の貼替えDIYで感染対策の効果が期待できます。
壁が感染経路となる
壁は室内の大きな面積を占めます
人が触れる室内空間の表面積のほとんどが壁です。くしゃみをしたウイルスを含んだ飛沫が壁に付着し、そこに触れることでウイルス感染することは十分に考えられます。
また、壁面のスイッチの周囲などは人が触れやすい場所でもあるため、感染経路としての可能性が高くなります。
特にウイルスは栄養素がなくても長期間存在することが出来るため、壁はウイルスの感染経路としては、間接的な接触による感染経路としては大きな要素となります。
壁についたウイルスを不活化させる
アルコール消毒などと同じ効果
抗ウイルス機能を持つ壁紙にウイルスが付着すると、壁紙表面の抗ウイルス成分によりそのたんぱく質が破壊され、ウイルスは不活化します。
不活化とは、ウイルスの機能を失わせることです。
不活化までの時間はウイルスの種類によって異なりますが、全く抗ウイルス性のない壁面と比較すると明らかにウイルスの不活化の効果があります。
壁紙では、空気中のウイルスを不活化できない
抗ウイルス壁紙は、空気中のウイルスを引き寄せたり、吸着させる効果はなく、付着したウイルスのみに効果を発揮します。そのため、浮遊しているウイルスにも不活化を行いたい場合は、空気清浄機等の併用は必要です。
逆に、空気清浄機だけでは、壁についたウイルスを不活化できないため、抗ウイルス壁紙の併用は感染経路を断つには非常に有効です。
抗菌機能ではウイルスに効果を発揮できない
抗菌機能と抗ウイルス機能は全く別のものです
手すりやドアノブなど人の触れる機会が多い箇所には、抗菌処理されたものが多く使われています。しかし、抗菌処理では全くではありませんがウイルスに対して有効ではありません。
ウイルスの感染経路となりやすい場所であるため、アルコールによる消毒を適宜行うことが必要となります。多くの種類のウイルスの消毒を行うには、酸性アルコールもしくはアルカリ性アルコールが必要です。
壁紙に十分な抗ウイルス機能を発揮させるために
壁紙の表面にウイルスを触れさせることが重要
抗ウイルス機能を持つ壁紙にウイルスが直接触れていることで、ウイルスの不活化の効果を発揮します。そのため、壁紙の表面にほこりがついていたり、汚れたりしていると十分な効果を期待できません。
抗ウイルス壁紙は、水拭きしても表面の抗ウイルス成分が落ちずに効果が変わらないことが実証されています。
十分な抗ウイルスの効果を発揮するには、壁紙の表面を清潔に保つことが必要です。
それにより、感染経路を減らすことが可能になります。
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