デザインだけじゃない!おしゃれな窓辺のこだわりバーチカルブラインドの
最適な取付位置と手順
バリエーション豊富なデザインで人気のあるバーチカルブラインド。実は、バーチカルブラインドは取付位置によっても見た目のニュアンスが変化します。基本の取り付け方は「天井付け」「正面付け」の2種類ですが、よりダイナミックでおしゃれに見える天井付けがおすすめです。今回は、バーチカルブラインドの取付位置(天井付け・正面付け)による見た目の違いや取付位置に合わせた採寸方法・取付方法を、掃き出し窓、腰高窓、カーテンボックスのDIY例と一緒にご紹介します!
バーチカルブラインドの
取付位置の種類
バーチカルブラインドの取付位置(取付方法)は
大きく分けて2種類あります。
天井付け
天井付けは天井や窓枠の内側に、天井に向けてビス止めしてブラケットを固定する方法です。天井からストンと落ちるシルエットが美しく部屋も広く見えます。窓枠内側にバーチカルブラインドを施工する場合もスッキリと収まりがよく、キレイに仕上がります。
正面付け
正面付けは窓枠より上部の壁面や窓枠の正面に、正面に向かってビス止めしてブラケットを固定する方法です。天井付け同様高い位置から取り付けると縦ラインが強調されてより洗練された印象になりますが、窓枠付近の場合はダイナミックさが少し薄れます。
窓まわり製品を窓枠以外に取り付ける場合、ネジを打つ箇所に「下地」が必ず必要です。窓枠上部の壁面は比較的「下地」が入っている場合が多いので、DIYで施工しやすいのがポイントです。もし窓枠よりも5cm以上高い位置に取り付ける場合は、住宅によって下地が入っていない場合があります。天井付けの場合も同様ですが、必ず下地を探してから取付位置を決めましょう。
バーチカルブラインドの
取付位置による見た目の違い
天井に取り付けた場合の施工事例
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バーチカルブラインドを天井付けした事例です。天井から床にかけてストンと落ちるラインが美く、縦ラインが最も際立ちます。
窓の高さよりもさらに上からバーチカルブラインドが伸びるので、より天井を高く見せ、お部屋が広く感じられます。ブラインドから差し込む光とホワイトを基調としたインテリア、空間を広く見せる天井付けにより、開放感あふれる印象に仕上げています。
バーチカルブラインドの良さを存分に引き出せるため、天井に下地があるなら一番おすすめしたい取付方法です。
窓側内側に天井付けした場合の
施工事例
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窓枠の内側に収めるように取り付けた場合の事例です。家具に干渉する心配もなく、ルーバーを開けた時のたたみ代も枠内に収まるため、部屋をスッキリ見せたい方にはおすすめの取付方法です。
また、基本的に窓の木枠にビスを打つことになるため、下地の心配をしなくても良い点はDIYでは嬉しいポイント。
窓枠や壁面に正面付けした場合の
施工事例
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バーチカルブラインドを壁面に正面付けした事例です。天井に下地がない・段差があるといった場合は正面付けで施工します。
上部の見た目はカーテンレールとよく似ています。窓枠よりも少し高めに取り付けることで、バーチカルブラインドならではのダイナミックな窓辺に。元々窓や天井に高さがある場合はこの正面付けが最適です。
カーテンボックスへの施工事例
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既に窓の上部にカーテンボックスがついている場合は、カーテンレールを外してバーチカルブラインドを取り付ける方法もおすすめです。
カーテンボックスがあると、正面付けしたときでもレールが隠れるので見た目もキレイに施工できます。
腰高窓への施工事例
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大きな窓に取り付けるイメージが多いバーチカルブラインドですが、腰高窓に施工した場合でも綺麗に仕上がります。
ダイナミックさは薄れてしまいますが、まだまだ布地のカーテンや横型ブラインドが主流な中で、腰高窓にもバーチカルブラインドを採用することで、インテリアに差を付けることができます。
腰高窓の場合も、見た目の良さとしては窓枠外側に付けるのがおすすめ。
バーチカルブラインドの
取付位置に合わせた採寸方法
取付位置を決めたら、窓に合った製品サイズを
確認しておきましょう!
窓枠を覆うように取り付ける場合
(天井付け・正面付け共通)
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床面近くまである大きな窓
床近くまである大きな窓に取り付ける場合、高さは取り付けたい位置から床までを測り、そこから20mm程度差し引いたサイズを指定しましょう。ルーバーを床面ギリギリの位置にしたい場合でも、最低10mmは引くようにしましょう。幅は窓枠外側寸法より100mm以上大きめにしましょう。
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窓の下辺が腰くらいの位置に来る窓
腰の高さ程度までの窓に取り付ける場合、高さは取り付けたい位置から窓枠の下辺までを測ります。幅は窓枠外側の寸法を測ります。どちらも100mm以上大きめのサイズでのオーダーがおすすめです。
※カーテンボックスに取り付ける場合、幅寸法はカーテンボックスの内側寸法から10mm差し引いた寸法にしましょう。高さ寸法は上記と同様です。
注意が必要!
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バーチカルブラインドは、ルーバーを一番端まで寄せた時のたたみ代(生地の溜まり部分)が大きいという特徴があります。
窓枠の幅と製品幅が同寸法の場合、必ず窓の端にルーバーが重なってしまい、眺望を妨げたり、出入りの邪魔になるケースがあります。
RESTAでは各製品のお見積りページで、窓枠幅寸法を入力すると「たたみ代が窓に重ならない製品幅の目安」の自動計算が可能なため、購入前に一度確認いただくことをおすすめします。
窓枠内側に取り付ける場合
(天井付けのみ)
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窓枠の内側に天井付けで取り付ける場合は、まずは窓枠内側の高さ・幅寸法を測ります。メーカーでは幅寸法は10mm差し引き、高さ寸法は20mm差し引いた寸法を推奨しています。
窓枠内に確実に取り付けるためには上記の寸法がおすすめですが、製品両端と下部の隙間が少し大きくなります。
できる限りすき間を抑えたい場合は、窓枠内側寸法を高さは左端・中央・右端、幅は最上部・中央・最下部と3か所測り、一番小さい寸法から幅は5mm、高さは10mm差し引いてオーダーしましょう。
バーチカルブラインドの
取付方法・手順
バーチカルブラインドは特別な道具を用意しなくても、
ドライバー1本あればDIYで取付が可能です!
細かな取り付け手順はメーカーや製品の種類によって異なりますが、
ここでは基本的な流れをご紹介します。
ブラケットの取付け位置を確認
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バーチカルブラインドには、レール部分を取り付けるための「ブラケット」が付属します。まずはこのブラケットの固定位置を確認して印を付けておきましょう!レールの両端から60~80mmの位置に左右ブラケットを付け、残りのブラケットは等間隔になるように位置を決めて印をつけます。
この時、天井付けの場合は奥行がズレないように注意!ブラケットの取り付け位置がずれているとレールがはまらなくなります。
ブラケットをビスで固定する
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ブラケットの位置が決まれば次は付属のビスでしっかり固定していきます。
製品に付属するビスは少し短めになっているため、下地の状況によっては固定が甘くなる場合があります。特に窓の木枠以外にビスを打つ場合は、必ずブラケットが手で押しても動かない程度しっかり固定されているか確認し、もし固定が甘い場合は別途長めのビスを用意して付け直しましょう。
ブラケットにヘッドレールをはめ込む
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取り付けたブラケットにヘッドレールの手前側の溝をはめ込みます。次に奥側を押し上げてブラケットに完全にはめ込みます。しっかり固定されると「カチッ」と音がしてロックが掛かります。
操作部品やルーバーを取り付けて
完成!
レールの取り付けまで完了したら後は簡単です!ルーバーの回転操作を行うための棒を所定の位置に引っ掛けるようにして取り付け、ルーバーはヘッドレールにあるフックに1枚ずつ吊るしていきます。最後に必要に応じてルーバー下部にスペーサーコードを取り付けたら完成です。
スペーサーコードはバーチカルブラインドを開閉したり角度調整をした際に、ルーバーがばらつかずに綺麗な状態を保つために取り付けます。このスペーサーコードは必須ではなく、例えばペットがいてコードに引っかかる危険がある場合や、製品の機種によってはそもそも付属しない場合もあります。
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