誰でも簡単に貼れる!タイルシールの
メリット・デメリットを解説!
タイルシールは誰でも簡単に貼ることができる人気の商品ですが、施工方法や仕上がりで考慮すべき点もあります。貼ってから後悔しないために、タイルシールのメリット・デメリットについてしっかりと理解しましょう!
タイルシールとは?
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タイルシールとは、裏面がシール状になった樹脂製のタイルシートのことです。本格的な陶磁器タイルよりも簡単に施工することができるので、DIYでのタイル施工に人気の商品です!表面が樹脂製で水に強いので、水回りの壁への施工にもおすすめ!
タイルシールのメリット
DIYでも簡単に貼れる!
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タイルシールの一番のメリットは施工が簡単なことです。裏面の剥離紙を剥がして、施工場所にペタッと貼り付けるだけ!本物のタイルと違い、タイル部分もハサミやカッターで簡単にカットできるので壁にぴったりのサイズに仕上げることができます。
施工手順を比較!
施工方法を動画でチェック!
目地部分もきれいに保てる!
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本格的なタイルは、タイルの目地材の部分のみが黒ずんだり、汚れたりしているケースが多く見られます。タイルシールは目地部分も樹脂製で作られており、汚れや水を弾く素材のため、本格タイルに比べて目地の汚れが付きにくいというメリットもあります!
タイルの目地は多孔質で汚れやすい
陶器質や磁器質などの本格的なタイル施工で使用される目地材は、表面に細かな穴が多数空いている「多孔質」であるのが特徴です。そのため、この小さな穴から水や汚れを吸収し、頑固な汚れやカビが発生してしまう可能性が高くなります。
タイルシールのデメリット
施工場所に注意が必要
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タイルシールは簡単に貼るために裏面に粘着剤が施されています。この「粘着剤」は本格タイルを施工する際に使用する「接着剤」とは異なります。接着剤は、貼り付け後時間の経過とともに固まりますが、粘着剤は貼る前も貼った後もべたべたした柔らかい状態が続きます。そのため、タイルシールは接着剤貼りの本格タイルよりも剥がれやすく、施工できる面も限られます。
タイルシールを
施工できる面・できない面
〇 施工できる面
凹凸のない平滑な面
- 石膏ボード、合板、ベニヤ板
- 塗装された壁
- 化粧ボード、ガラス、プラスチック、金属など平滑な面
× 施工できない面
- 撥水、防汚加工が施された壁紙
- 凹凸の強い面(表面の柄のエンボスが大きい面)
- 床面(本製品は歩行に耐える強度はありません)
- 油分のある面
- 砂壁、土壁、珪藻土壁、漆喰壁
- 表面が粉っぽい面(コンクリート、切りたての木材等)
- 球状に湾曲している面
- 角の部分(入隅・出隅)
2019年以降、国内メーカーの壁紙の
ほとんどに撥水加工が施されております。
そのため、近年の新築物件の壁紙に直接タイルシールを貼ると剥がれる可能性が高くなりますのでご注意ください。施工したい場所が撥水壁紙に該当する場合は、壁紙を剥がしてからタイルシールを貼り付けることをおすすめいたします。
耐熱性は本物のタイルに劣る
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タイルシールに使用されている樹脂の耐熱温度は高くても150℃ほどです。それに比べて、磁器質や陶器質のタイルは、1,000℃以上の温度で焼成されて作られているため、直火でも耐えられるほど耐熱温度が高いのが特長です。タイルシールは樹脂製で熱に弱いため、キッチンのコンロ回りで使用することはお控えください。
ポリウレタン:約80℃
PVC:約70℃
ポリエステル:約150℃
PET:約150℃
アルミ:約200℃
磁器質・陶器質:約1100℃~1350℃
タイルシールは裏面の粘着層、基材、印刷層、表面層などにより、様々な素材が使用されています。
商品の耐熱温度はこのすべての素材の耐熱温度のうち一番低いものを表記するのが一般的です。
キッチンのDIYでは
「内装制限」に注意!
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建築基準法による内装仕上げ材の規制
内装制限とは、火災の拡大を遅らせたり、煙・有害ガスの発生を抑えるために、内装仕上げに燃えにくい材料を使用しなければならない規制のことです。戸建て住宅においては、キッチンのコンロ回りがこの内装制限の対象になっており、準不燃材料以上の不燃材料で仕上げることが義務付けられています。
不燃材料・準不燃材料の一例
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- コンクリート
- レンガ
- 瓦
- 陶磁器質タイル
- 繊維強化セメント板
- 厚さが3mm以上のガラス繊維混入セメント板
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- 厚さが5mm以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板
- 鉄鋼
- アルミニウム
- 金属板
- ガラス
- モルタル 等
※「内装制限」の対象は、建物の構造や、規模など細かい条件によって定められています。
建築基準法第35条の2の条文にてご確認ください。
見た目の自然さは商品によって異なる
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樹脂製のタイルシールと言ってもその種類は様々です。立体的な形でタイルを真似たものや、タイル柄を印刷した壁紙のようなものなどがあります。表面の光沢や立体感、色味などのわずかな差が見た目のリアルさに影響します。そのため、タイルシールを施工する時は、カットサンプル等で、完成後の仕上がりを事前にイメージすることをおすすめします。
陶器質タイルとタイルシールを比較!
タイルシールの
おすすめラインナップ
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EASY TILE イージータイル
お部屋に馴染むシンプルなデザインから、インテリアのアクセントになる個性的なデザインまで幅広くラインナップ!撥水性があり水拭き可能なため、水回りへの施工にもおすすめです。
税込616円~/枚
無料サンプルで
実際の色合いや質感を
ご確認いただけます
入数の異なる商品ページで複数ご請求いただいた場合でも、
サンプルのお届けは1点のみとなります。
本物の陶磁器タイルを
施工したい方はこちら!
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モザイクタイルシート
本物の磁器質のモザイクタイルに粘着剤を施したタイルシート。裏面の粘着強度を施工場所に合わせて3種類からお選びいただけます!
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本格タイル(接着剤貼り)
接着剤を使用して施工する本格タイル。デザイン豊富で自分好みの組み合わせで施工できるのが魅力!DIY上級者さんにおすすめです。
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