ふたを開けて、吹き付けるだけ スプレー塗料
刷毛やローラーなどの施工道具が不要で、ふたを開けて吹き付けるだけのスプレー塗料は手軽で人気!必要な時に必要な分だけ塗れて、後片付けもラクラク。塗装面がなめらかで、美しい仕上がりが期待でき、乾燥時間が大幅に短縮できます。ラッカースプレーやアクリルラッカースプレーの他、においがほとんどなく扱いやすい水性スプレーなど多数ラインナップ!
スプレー塗料をラインナップ!
多用途に使えるスプレー塗料
機能性のあるスプレー塗料
サビ止め・下地調整用スプレー塗料
スプレー塗料を
うまく塗るPoint!
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Point1
スプレー塗料は飛散するので、ペンキを塗らない(塗りたくない)場所に養生をしっかりします。
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Point2
塗る素材によっては、サンドペーパーで表面を平らにしたり、下地シーラー(下地剤)を塗る必要がある場合もあります。
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Point3
よく振って、中の液体を混ぜ合わせます。
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Point4
塗装する対象物との距離を15cm~30cm位にし、対象物と平行に塗料を吹き付ける。
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Point5
塗る速さの目安は50cm/秒で、均一に吹きかける。
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Point6
厚塗りせず、乾いたら重ね塗りを繰り返す。
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スプレー塗料豆知識
スプレー塗料って、振るとカラカラと音がするのをご存知ですか?また、そのカラカラは何?何の意味があるの?って思われた事ありませんか?そのカラカラの正体は、ガラス玉(ビー玉)なんです。塗料が分離して色が変わることがなく、きれいに噴射できるよう、混ぜ合わせるためです。スプレー塗料を塗る際は、是非、カラカラしてから塗ってくださいね。
スプレー塗料使用後の処置
保管方法
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出来るだけ使い切るのがベストですが、もし残ってしまった場合や再度使用するため保管しておきたい場合は、ノズルの塗料を拭き蓋をしっかり閉めて保管してください。水廻りや湿気の多い場所、暖房器具や火を扱う場所などには決して保管しないでください。また、逆さまに保管しないようにしましょう。
処分方法
必ず、火気の無い、戸外の風通しがよく、
塗料が飛び散っても差し支えない
平らな場所で行って下さい。
缶に穴を開ける場合は、
塗料が飛び散る場合があるので気をつけましょう。
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STEP1
塗料が残っている場合は、大きめのビニール袋にタオルや新聞紙など、塗料を吸収する物を入れ、そこに塗料がなくなるまで吹き付けます。
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STEP2
塗料が無くなったら、容器をさかさまにして空吹きします。
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STEP3
スプレー塗料によってはガス抜きが付いている場合がありますので、その場合は、ガス抜きをします。
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STEP4
缶に穴をあけ、各自治体の指示での廃棄方法を守りましょう。
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詳しいガス抜きの方法を
動画でご紹介 -
スプレー選びの2大要素
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塗膜の種類
一般用スプレー塗料の塗膜の種類は、「アクリル」と「ウレタン」に属するものがほとんどです。「アクリル」は簡単にきれいな仕上がりにできますが、傷や摩耗に弱いというデメリットがあります。一方、「ウレタン」は強固な塗膜を形成するため、傷や摩耗には強いというメリットがあります。スプレーだけでも十分仕上がりますが、やすりや研磨剤で磨き上げることにより、アクリルよりもきれいな仕上がりになります。
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溶剤の種類
水性スプレーとラッカースプレーが主流です。ラッカースプレーは、極めてキレイな仕上がりになるという特長があります。そのデメリットはラッカーという有機溶剤を使用していることによるニオイです。一方の水性塗料はラッカーに比べるとニオイがほとんどありませんが、塗料が空中にも飛散するため、水性ハケ塗りタイプよりニオイを感じることがあります。
ラッカースプレー | 水性スプレー | 油性スプレー | |
乾燥性 | かなり速い | やや遅い | 遅い |
におい | 強い | 弱い | 中程度 |
用具の洗浄 | ラッカーうすめ液 | 水 | ペイントうすめ液 |
他の塗膜との相性 | × | ○ | ○ |
発泡スチロール への塗装 |
× | ○ | × |