
超軽量で施工も楽々!壁の汚れやキズ隠しに最適!
腰壁パネルの施工方法
(エアサーモパネル編)
壁の汚れやキズを隠し、お部屋のアクセントとしても活躍する腰壁パネルの施工方法を詳しく解説します。エアサーモパネルは、驚くほど軽量で扱いやすく、DIYにもおすすめの腰壁パネルです。
エアサーモパネルは
超軽量の
腰壁パネルなので扱いやすい!

エアサーモパネルは発砲スチロールなどに使われるポリスチレンで出来ているので
一般的な腰壁パネルよりも軽量で扱いやすいのが特長です。

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壁の汚れやキズ隠しに最適!
床から腰の高さの壁は、生活の中で最も汚れやキズが付きやすい部分です。
エアサーモパネルを貼ることで気になる汚れやキズをカバーすることができます。
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気軽にお部屋の雰囲気を一新!
壁一面にパネルを貼ると、高い位置の施工が必要になり手間がかかります。
腰壁パネルなら手の届く範囲で簡単に貼れるため、気軽に施工可能!
お部屋のアクセントとなり、おしゃれな雰囲気に変身します。
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ケガのリスク軽減にも
壁に比べて多少の衝撃吸収性があるため、万が一ぶつかったときのケガのリスクを軽減することができます。
断熱効果も期待できます/
エアサーモパネルを
施工できる場所
下記の場合は、既存の壁紙を
剥がしたうえで
施工することを
おすすめします。
■機能性壁紙(防汚・撥水加工)や、
凹凸の激しい壁紙
両面テープがしっかりつかず、剥がれやすくなる可能性があります。
■壁紙が浮いてたり、
剥がれかけている場合
施工後に壁紙ごとパネルがはがれてしまう可能性があります。
※上記以外でも目立たない場所で両面テープを試し貼りしてしっかり密着するか確認してから施工してください。
施工に必要な道具・
準備するもの
※溶剤系接着剤は、パネルの主成分であるポリスチレンと化学反応を起こし、素材が溶けたり劣化したりする可能性があるため、使用しないでください。
※両面テープや接着剤の種類および使用量は目安となります。下地の状態によって最適な方法が異なるため、実際の施工環境に応じて調整してください。
※PX8000は、ポリエチレン・ポリプロピレン・フッ素樹脂・天然大理石には使用できませんので、ご注意ください。
壁紙の上から
腰壁パネルを貼ろう!
腰壁に最適な900mmのエアサーモパネルと
専用見切り材を施工します。

腰壁の仕上がり高さに合わせて
パネルをカット
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900mmのエアサーモパネルと、上見切材を使用した場合、仕上がり高さは912mmになります。
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仕上がり高さを調整する場合は、最後に取り付ける見切の高さを考慮し、(仕上がり高さ-12mm)の長さでパネルをカットしましょう。巾木がある場合はその幅も考慮しましょう。

貼り進めていく
接着剤と仮止め用の
両面テープを併用しましょう
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硬化後にパネルをしっかり固定するための本接着用です。完全に固まるまでに時間がかかります。
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接着剤が硬化するまでの仮固定用。施工する下地との相性を事前に確かめましょう。
仮固定はフィニッシュネイルでもOK
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接着剤が硬化するまでの間、仮固定の方法としてフィニッシュネイルを使用することも可能です。 両面テープによる固定よりも、工期を短縮することができます。施工後のズレを防ぎやすく、プロの施工に適しています。
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パネルの裏面に両面テープを貼ります。端から約2~3cm内側に貼り、その間は、約30cm間隔で均等に貼りましょう。
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両面テープの剥離紙を剥がした後、間のスペースに接着剤を塗布しましょう。
接着剤を塗る時のPOINT
1.はがれやすいパネルの端部分は重点的に接着剤を塗布する。
2.壁面と接する、凹凸の凸部分に接着剤を乗せる。凹部分に乗せても接着剤の効果を発揮しません。
3.接着剤が両面テープよりも薄いと、しっかりと壁に接着しないため、両面テープの厚み(約1.2mm厚)よりも厚く塗りましょう。

下地の状態に合わせて両面テープや接着剤の量を調整しましょう
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例えば、壁がたわんでいる場合
古い建物では、壁が完全に平らではなく、たわんでいることがあります。
このような場合、壁やパネルの反発する力で仮固定用の両面テープが剥がれやすくなるため、両面テープの量を増やして貼ることで密着しやすくなります。
サネの重ね幅を微調整することで
細かなパネルの位置を調整できます
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エアサーモパネルは、細い縦ラインが並ぶデザインのため、パネルの継ぎ目部分で幅が1mm程度ずれても目立ちません。
その特性を活かし、重ね幅を調整することで、細部まで美しく仕上げることができます。
ケース(1)
壁の端が垂直でないとき
古い建物では、材料のゆがみやたわみなどにより、壁全体に傾きが生じている場合があります。貼り始めの壁の角度に合わせてパネルを貼り進めていくと、最後の列でパネルと壁の角度がずれてしまいます。
このような場合は、パネル同士の重なり部分の角度を微調整しながら貼り進めることで、最後の列を壁に平行に納めることができます。
ケース(2)
最後の一枚の幅が
小さくなりすぎる時
壁の端から貼り進めると、最後の列のパネルのカットができないほど、残りのスペースが狭くなってしまうことがあります。
例えば、最後の列の幅が1cmだけ残ってしまう場合、直前の10枚のパネルで重なり幅を1mmずつ調整すると、余った1cmのすき間を均等に分散でき、最後の列までぴったり収めることができます。

上見切り材(見切り材C)を
取り付ける
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上見切り材はこのように納まります。
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まず、壁に接する部分に両面テープを貼り付けます。
見切り材の上部に沿って両面テープを貼り付けてから、フチに刃を沿わせるようにはみ出した部分をカットしましょう。 -
両面テープの剥離紙を剥がし、パネルの断面と接する部分に接着剤を塗布します。
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パネルに合わせて、見切り材をはめ込み、しっかりと押さえます。
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壁際は、ぴったり納まるように長さをカットし、壁に突き付けて固定しましょう。
上見切り材の端部を
きれいに納める方法
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上見切り材の端を斜め45度に2か所カットします。
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カットした部材の切り口を合わせて接着剤で固定します。
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これで上見切り材の小口が見えないようきれいに納めることができます。

コーキングで仕上げる
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壁とパネルのすき間が気になる場合は、コーキングで仕上げましょう。すき間にコーキングを細く絞りだします。
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指でなぞってはみ出したコーキング材を取り除いたら完成です。