最適なタイミングで貼り替えよう! ソフト巾木の交換時期
壁紙や床のDIYと合わせて施工するソフト巾木。壁紙は定期的に張り替えたりしますが、ソフト巾木はどういうタイミングで交換するのがベスト?ここではソフト巾木を交換する目安やタイミングについてまとめました!
ソフト巾木の寿命は
どれくらい?
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一般的な住宅では5年以上使用できます。
直射日光が当たらず、湿気のたまりにくい住宅室内では5年以上使用することができますが、店舗など定期的に洗剤で床の清掃を行う場所や結露などが起こりやすい場所では耐用年数が短くなります。
ソフト巾木のめくれや
剥がれが起こる原因を
チェック!
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施工後すぐにめくれてきた
施工後すぐにめくれてくる場合は、施工時の接着剤の不良や接着剤の選択ミス、貼り付け後の圧着不足などが考えられます。
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トイレや洗面所の巾木だけ剥がれてきた
湿気がこもりやすい場所では湿気により、接着剤が緩み、ソフト巾木がはがれやすくなります。定期的な換気を行い、できるだけ湿気がこもらないようにしましょう。
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下地の壁紙ごと浮き上がってきた
巾木を施工する際、通常は巾木と壁紙の重なりが10mm以下になるように壁紙を切り取ってから巾木を貼り付けますが、壁紙の上に巾木を貼っている場合は、下地の壁紙ごと浮き、そこで剥がれてしまうことがあります。
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窓際や一部の箇所だけめくれてきた
窓際などは結露などで湿気がたまりやすく、剥がれやめくれが起きやすくなります。また、雨漏りや配管からの水漏れが壁の中を伝って壁面の湿度が上がり、剥がれが起こる場合があります。
こんな時はソフト巾木の
補修で解決!
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一部だけ浮きがある
接着剤の塗布不足はソフト巾木の部分的な浮きにつながります。そんな時は、隙間に接着剤を少量入れ込み、ドライヤーで温めながらしっかりと圧着することで修復することができます。
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出隅部分が浮いてきた
出隅の部分はソフト巾木でも巻き付きにくく、浮きが起こりやすくなります。出隅の浮いた部分に速乾ボンドなどを少量流し込み、ドライヤーなどで温めながら角をつまむようにして貼り付けましょう。
ソフト巾木を交換してみよう
こんな時はソフト巾木の交換が必要!
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ソフト巾木に波打ちがある場合
環境にや条件によってソフト巾木が変形し、波打ちが生じる場合があります。波打ちの隙間から埃が入り、見た目的にも美しくないので、このような場合は貼り替えましょう。
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経年劣化を起こしている時
長い期間貼り付けた状態の巾木で、経年劣化によるひび割れや大幅なめくれなどが生じている場合は巾木を貼り替えましょう。
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硬いものをぶつけて欠けがある場合
硬く尖った物などをぶつけてしまった場合、部分的に欠けてしまう場合があります。ソフト巾木自体がまだ新しく、予備の巾木が残っている場合は部分的な貼り替えも可能です。
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床材を貼り替える時
古い床材を剥がすときや新しく施工する際にソフト巾木が傷んでしまうことがあるので、床材と一緒にソフト巾木も交換するのがベストです。
ソフト巾木を残したまま
壁紙を剥がす方法
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ソフト巾木のボンドは強力なため、壁紙を貼り替えるたびにソフト巾木を剥がしていると、下地が傷んでしまいます。傷んだ下地を補修するためのパテ処理が必要になるほかに、パテの上に塗る巾木用ボンドが定着しにくくなる場合があるため、ソフト巾木に目立った汚れや痛みが無い場合は、壁紙だけを貼り替えます。
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STEP 1
ソフト巾木を削らないように注意しながら、巾木に沿ってカッターを入れ、壁紙だけをカットする。
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STEP 2
壁紙の継ぎ目とSTEP1の切れ目がぶつかる部分にカッターの刃を滑り込ませてめくり口を作る。
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STEP 3
壁紙の裏紙を剥がさないように気を付けながら壁紙をめくり進めます。
ソフト巾木を交換する際の注意点は?
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下地の確認をしよう
ソフト巾木を貼る下地が湿っていないか、傷んで凹凸が出ていないかを確認しましょう。湿っている場合はよく乾燥させ、凹凸がある場合はパテで凹凸を埋めてからソフト巾木を施工しましょう。
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壁紙の上に貼らないようにしよう
ソフト巾木と壁紙の重なりが10mm以下になるように壁紙を切り取ってから施工してください。壁紙との重なりが多すぎると接着不良やソフト巾木の反り返りが起こる可能性があります。
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ボンドは均一に塗ろう
ボンドは専用クシを動かしながら壁面に均一に塗ります。ボンドを出し過ぎると巾木の貼付け時にボンドがはみ出して壁が汚れてしまうので気をつけましょう。
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横にひっぱりながら貼り付けない
ソフト巾を貼り付ける際に引っ張りながら貼り付けてしまうと、伸びた状態で貼られてしまい、時間とともに隙間ができてしまうことがあります。
折り曲げて貼る時のポイント
出隅・入隅の折り曲げ施工時、無理に折り曲げてしまうと、巾木表面に割れや色のカスレが
生じてしまうことがあります。特に寒い時期の施工時は注意しましょう。
出隅を貼るときは裏を削る
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出隅を貼るときは、出隅の角に沿いやすくするために、角にあたる部分の裏側をカッターや彫刻刀で縦に少し浅く削ります。そうすることによって、出隅に沿って曲げやすくなり、ソフト巾木が壁にぴったりフィットします。
温めながら角に貼り付ける
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柔らかい素材でできたソフト巾木ですが、直角面への折り曲げ施工は注意して行いましょう。温めながら角に沿わせ、指で角を出しながら貼ることでソフト巾木が浮きにくくなり、Rの部分の傷みが抑えられます。
入隅を貼る時は切れ目を入れよう
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Rありのソフト巾木を貼るときは、Rが邪魔になり、入隅がきれいに貼れません。入隅に当たる部分にV字に切れ目を入れるか、カットをして突きつけて貼りましょう、突きつけて貼る場合はどちらかのRの角を三角に切り落としておきます。
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巾木用ボンドで貼るだけの
簡単施工!DIY初心者でも簡単に貼り替えられます。
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