ロールスクリーンの生地の
取外し方・操作位置の変更方法
ロールスクリーンの生地の取外しと、チェーンタイプの操作位置の変更を実際にやってみました。基本的な手順や、やってみて分かった気を付けたいポイントを画像付きで詳しく解説します!
ロールスクリーンの
生地の取外し方
今回はニチベイ ソフィー標準タイプのロールスクリーン ブルコード式を使って
実際に生地の取り外しと、元に戻すまでの手順をやってみました。
メーカーによって多少の違いはありますが、全体的な手順は同じです。
ロールスクリーン本体の外し方
まずはロールスクリーン本体をブラケットから外す手順が必要です。
日本製のニチベイ・タチカワブラインド・立川機工・TOSOのロールスクリーンは
ワンタッチでブラケットの解除ができるため簡単に取り外しできます。
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ロールスクリーンを一番上まで巻き上げる
本体を外す前に、必ずロールスクリーンを一番上まで巻き上げておきましょう。
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ブラケットの解除ボタンを押し込む
ブラケットの手前側に、本体のロックを外すための解除ボタンがあります。この解除ボタンを奥側に向かって強く押し込みます。全てのブラケットの解除ボタンを押してください。(ロックが外れると小さくカチッと音がなり、本体レールの奥側が少し下がります。)
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ロールスクリーン本体を取り外す
解除ボタンを押すと、ロールスクリーン本体の手前側だけブラケットに引っかかった状態になります。本体を両手で支えながらそのまま手前側(矢印の方向)に引くと本体が外れます。
ロールスクリーンの生地の取外し手順
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プレートカバーを外す
本体上部の両端に付いているプレートカバーを外します。矢印の方向にスライドさせるように強く押して外してください。
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初巻解除レバーのロックを解除する
プレートカバーを外すとどちらか片側に初巻解除レバーがあります。レバーを起こすようにして矢印の方向に押し込んで、スプリングのロックを解除してください。解除されると「シュルシュル」とスプリングが緩む音がします。
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ボトムバーキャップを外す
ボトムバーの両端に付いているエンドキャップを2個とも外します。矢印の方向に引っ張ると外れます。
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生地からボトムバーを外す
ボトムバーを端までスライドさせて、生地から外してください。
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生地を下から巻く
ボトムバーが付いていた側から本体上部に向かって生地を巻き取っていきます。
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抜き取りテープを引っ張る
生地の上部端に抜き取りテープが飛び出しているので、そのテープをつまみ上げて本体から生地を外します。
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生地を本体から全て外す
本体を押さえながら生地を引っ張り、端まで外していきます。
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生地の取り外し完了
端まで外しきって生地と本体が完全に分離したら完了です。
ウォッシャブル生地の場合は
洗濯機での洗濯や手洗いが
可能です
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ウォッシャブル生地の場合は、生地を取り外して洗濯が可能です。お使いのロールスクリーンがウォッシャブル生地か分からない場合は、まずは生地に洗濯表示タグが縫い付けられているかどうかご確認ください。洗濯表示タグがある場合はその内容に従って洗濯して下さい。無い場合は、メンテナンスシールを確認しましょう。メーカーによって場所が異なりますが、基本的にはボトムバー裏側か、ローラーパイプ裏側に貼り付けられています。シールに記載された生地の品番で検索して頂くか、販売店やメーカーにお問い合わせください。
ロールスクリーンの生地の
取り付け手順
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プレートを巻取りパイプの溝にはめ込む
生地の上部先端にはプレートが付いています。このプレートを巻取りパイプの溝にはめ込んでいきます。この時巻取りテープが初巻き解除レバー側に来るようにしましょう。
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はめ込み時のポイント
プレートのはめ込みは先に図の(1)の方をパイプの溝にはめ込んだ後に、(2)を奥に押し込むようにしてください。その際に抜き取りテープがパイプの溝の中に巻き込まれないようにしましょう。
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プレートを端まで全てはめ込む
プレートを端まですべてはめ込んでください。生地の位置が片側に寄っている場合は、中央に来るように調整して下さい。
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生地をパイプに巻き取る
巻取りパイプを矢印の方向に回転させて、今度はパイプの方に生地を巻き取っていきます。
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30cm程度生地を残す
最後の30cm程度は、次の作業のために生地を巻かずに残した状態にします。
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ボトムバーを生地につける
ボトムバーを生地の下部に端から差し込み、スライドさせて取り付けます。
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ボトムバーの内部の状態
生地の下部にもプレートが付いており、プレートが図のような状態になるようにボトムバーを差し込みます。
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ボトムキャップを取り付ける
ボトムキャップをボトムレールの両端に取り付けます。押し込むだけで簡単に取り付けが可能です。
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初巻解除レバーを倒す
初巻解除レバーを矢印の方向に倒します。これによって生地巻取りのスプリングがロックされます。
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ドライバーで初巻のネジを回す
プラスドライバーを使い、初巻のネジを回します。巻き回数の記載分を「強」の方向に回していきます。段々固くなってきますが、記載通りの回数分回しましょう。(巻き回数は製品のタイプやサイズにより異なります。)
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プレートカバーをはめる
ロールスクリーン上部にプレートカバーを両端とも取り付けます。矢印の方向にスライドさせるようにして取り付けてください。
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巻取り速度の確認
最後にロールスクリーン本体をブラケットに取り付けて、正常に開閉操作ができるか確認してください。巻取り速度が速すぎる、もしくは遅すぎる場合は、再度初巻ネジを回して調整して下さい。強の方向に回すと巻取りが早くなり、弱の方に回すとゆっくりになります。
ロールスクリーンの
チェーン操作位置変更の手順
こちらもニチベイ ソフィー標準タイプのロールスクリーン チェーン式を使って
実際にチェーン操作位置の変更をしてみました。
メーカーによって手順が異なるためご注意ください。
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プレートカバーを外す
本体上部の両端に付いているプレートカバーを外します。矢印の方向にスライドさせるように強く押して外してください。
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ストッパーを外す
本体上部のチェーンが出ている部分にあるストッパーを外します。
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チェーンを外して反対側に付ける
ジョイント部を外し、チェーンを全て外しきります。その後反対側の同じ部分にチェーンを取り付け、ジョイント部を繋げます。
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ストッパーとプレートカバーを戻す
ストッパーとプレートカバーを元に戻したら操作位置の変更完了です。
生地の取外し、操作位置の変更方法はメーカーや製品タイプによって多少異なる場合がございます。詳しくは取り扱い説明書でご確認下さい。
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