標準生地とウォッシャブル生地の違いを理解しよう!
ロールスクリーンの
お手入れ・洗濯方法
ロールスクリーンには、標準タイプと、洗濯できるウォッシャブルタイプがあります。標準タイプは、水で濡らすと生地に張りがなくなるので、普段のお手入れはハタキやモップでホコリをはたきましょう。また、ウォッシャブルタイプは、水で濡らしても張りを失いにくい加工がされていますが、洗濯方法をご確認の上、生地にあったお手入れ方法を行いましょう。
ロールスクリーンの生地の
種類によって
お手入れ方法は
異なる
-
標準生地の場合
ロールスクリーンの標準タイプの生地は、張りを持たせるために樹脂加工を施しています。その樹脂は水に溶けやすい性質なので、水に濡れると溶け出してしまい生地に張りが無くなりシミになります。そのため、普段のお手入れははたきやハンディモップ等でこまめにホコリを取り除くのみとなります。
ただし、標準生地の中でも「水拭き」と記載のある製品は、洗濯は出来ませんが水拭きのお手入れが可能です。水または中性洗剤を含ませた布を軽く絞り、生地を折り曲げないように注意しながら汚れた部分を拭き取って、最後にから拭きをしてください。 -
ウォッシャブル生地の場合
ウォッシャブル生地の表示があるタイプは洗濯機で洗うことが出来ます。ウォッシャブル生地は撥水機能付きも多く、そもそも汚れが付着しにくいというメリットもあります。
ウォッシャブル生地はもちろん水拭きも可能です。普段のお手入れは、はたきやハンディモップ等で埃を取り除き、必要に応じて水拭きを行ってください。洗濯はカーテンと同じように年1~2回程度の頻度でお手入れすると、より清潔な状態が保てます。ただ、その他の消臭や撥水機能が備わっている生地は、洗濯することでその効果が薄れる場合があるため、高頻度すぎる洗濯でのお手入れはおすすめできません。後述する「ロールスクリーン生地の機能」で解説していますのでそちらも合わせてご確認ください。
ロールスクリーンの
ウォッシャブル生地の洗濯方法
ロールスクリーン本体から
生地を取り外す
-
まずはロールスクリーン本体から生地を取り外す必要があります。また、ボトムバー等その他の生地に取り付けてある部品も外しておきます。生地の取り外しは一見難しいように感じますが、実際にやってみると意外に簡単で、その後生地を戻して上下開閉してみても、問題なく操作することができました。生地の取り外しと取り付けの手順は以下のページで詳しく解説しています。
洗濯機の設定や洗い方
-
生地はネットに入れたり、折りたたんだりせずに全体をやわらかく球状に丸めて洗濯槽に入れます。(折りたたむと折りぐせが残る恐れがあります。)手洗いモードなどの弱水流で水をたっぷり入れて洗いましょう。2層式の洗濯機の場合は洗い3分、すすぎ3分程度が目安です。
洗剤は漂白剤の入っていないものを使います。生地の一部が汚れた場合でも、部分的にふき取りをせずに丸洗いしてください。
※衣類など他のものと一緒に洗わないようにしてください。
脱水と干し方について
-
脱水機にかける場合は短時間(2~3分)程度で行いましょう。手で絞って脱水することも可能ですが、型が残らないように軽く絞ります。
脱水後はシワにならないようにすぐに引っかけ、陰干しして下さい。
※乾燥機は使用しないでください。
アイロンのかけ方
-
ロールスクリーンのウォッシャブル生地はシワになりにくいものを使用していますが、シワが気になるようであれば中温であて布をして、上から押してあてるようにして軽くアイロンをかけてください。アイロンはスクリーンの横(幅)方向に動かしてください。
浴室でロールスクリーンを
使用する場合のお手入れ方法
-
浴室でロールスクリーンを使用している場合は、こまめな乾燥が大切です。浴室使用後は温水シャワーで石鹸カスなど洗い流して、スクリーンを下げたまま乾燥させ、浴室内も乾燥させてください。
※浴室には必ず浴室用のロールスクリーンをお使いください。浴室用のロールスクリーンは生地以外の部品も錆びにくい素材を使用しております。標準タイプの場合は直接水が掛かる場所ではお使い頂けません。
ロールスクリーンの生地に
シミができてしまうケース
雨が掛かってしまった
-
急な雨でロールスクリーンが濡れてしまい、生地に輪シミのようなものができてしまう場合があります。ウォッシャブル生地の場合は基本的に多少濡れてしまっても、すぐに拭きとってそのまま乾かせばシミになることはありません。標準生地の場合もすぐにしっかりと拭き取ることである程度防ぐことはできますが、少しの間でも放置すると樹脂が溶け出して取れなくなり、また洗濯もできないので取り返しがつきません。窓を開ける可能性がある場所には、できる限りウォッシャブル生地を選ぶことをおすすめします。ウォッシャブル生地は標準生地より大体5%程度、多くても10%程度高くなるだけなので、「洗うことは無いかな」と思っている方でも選んでおいて損はありません。
窓の結露で濡れてしまった
-
結露ができやすい窓にロールスクリーンを設置する場合も注意が必要です。結露を放っておくと、生地にシミができたりカビが発生する可能性が高くなります。ロールスクリーンをウォッシャブル生地や抗カビ機能付きのものにする他、結露ができやすい季節はロールスクリーンの一番下を少し開けて空気を循環させるなどの対策が必要になります。また、簡単にできる結露対策として、防滴シートを窓に貼る等の方法もあります。
長く使えてお手入れも楽になる
ロールスクリーン生地の機能
ホコリが付きにくい制電生地
-
生地が乾燥した際の帯電を防ぐ生地を使用することで、空気中のホコリが付着しにくくなります。この制電認定マークは日本インテリア協会の判定基準に適合する生地だけ表示することができます。ロールスクリーンの生地はホコリの付着がくすみの原因になる場合があるため、普段からこまめにホコリを取り除くことが理想的です。制電生地ならそもそもホコリが付きにくいためお掃除の頻度はそこまで多く無くても済みます。あまり知られていませんが、かなり嬉しい機能性生地です。
イヤな臭いを分解する消臭生地
-
リビング、ダイニング、キッチン等にロールスクリーンを取り付ける場合は生活臭も気になるポイント。消臭性能のある生地の場合は、生ごみ臭、ペット臭、汗臭、加齢臭、タバコ臭、排せつ臭など生活の中の気になるニオイを分解してくれるため、臭いを気にしてのメンテナンスが楽なります。消臭マークがついているものは、消臭率50%以上または、未加工生地と比べて2倍以上の効果を発揮するものを基準としています。洗濯を繰り返すと機能効果が薄れるため、ウォッシャブル生地で洗濯する場合は多くても年1回程度にとどめることをおすすめします。
汚れが付きにくい撥水生地
-
撥水加工が施された生地は、汚れが付着しにくくもし付いても取れやすい特徴があります。水拭きができるウォッシャブル生地+撥水加工が合わさったタイプなら、気になる時に水拭きをするだけでかなり綺麗な状態を保つことが可能です。ただ反対に、撥水効果は洗濯のたびに少し落ちていくため、頻繁すぎる洗濯でのメンテナンスはおすすめできません。洗濯は面倒なので拭き掃除で済ませたいという方に最適な機能性生地です。
ロールスクリーン教室
-
ロールスクリーン豆知識
-
お手入れ・トラブル対策
-
使い方・おすすめ事例
-
生地の特長
-
採寸・取付方法
-
手作りロールスクリーン