生地の機能性や透過度で選ぶ ロールスクリーンの生地とは?
シーン別のおすすめ商品も!
ロールスクリーンの生地はカーテンと何が違うかご存じですか?ロールスクリーンならではの加工や機能性、またシーン毎のおすすめ商品を分かりやすくご紹介します。
ロールスクリーンの生地とは?
ロールスクリーン生地の素材
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ポリエステル繊維
ロールスクリーンの生地はほとんどがポリエステル100%繊維となっています。ポリエステル100%で作られた糸を織ってスクリーンに仕上げます。ポリエステル繊維は摩擦などに強く紫外線劣化もしにくい、耐久性に非常に優れた素材です。衣服やカーテンでも良く使用されていますよね。加工性も高いため機能性をプラスしたり、デザインも繊細な柄を織りやプリントで表現できるため、ロールスクリーンでの使用に最適な素材です。
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ガラス繊維
ガラス繊維のスクリーンはテント生地等で使用されているシートです。繊維が細かいためポリエステルよりも密度が高く、ロールスクリーンでは基本的には遮熱性や遮光性を持たせたい生地に使用されます。ロールスクリーンの中には、プロジェクタースクリーン向けのタイプがありますが、それには遮光性に優れるガラス繊維の生地が採用されています。
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ポリエステル+和紙繊維
ポリエステル繊維に和紙繊維を混ぜた生地もあります。ポリエステルの強度と和紙の繊細な透け感が合わさった生地となり、和風インテリアに最適です。また、糸の織り方によってはやさしく光を通すすだれのような質感を再現できます。
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経木(天然木)
ロールスクリーンの中には、天然の竹や杉・ヒノキ等の材木を薄く削った経木と呼ばれる素材を使用した、本格的なすだれロールスクリーンもあります。天然素材にしか出せない温かみのある質感が楽しめるため、根強い人気があります。
カーテン生地と
ロールスクリーンの生地の違い
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カーテン生地は縫製仕上げ
カーテンはご存じの通りポリエステルや綿等の布地を縫製して仕上げていくものです。ロールスクリーンのように生地の固さや平面性等は必要なく、むしろ柔らかな質感や立体感・ボリューム感があるものの方が上質なカーテンとなります。もし、カーテンの生地をそのままロールスクリーンのメカに付けた場合、「柔らかすぎる」「端が縫製処理のため凹凸が大きい」等の理由で、綺麗に巻き上がらなくなります。ロールスクリーンで使用するには、ロールスクリーン用の特殊な加工が必要です。
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ロールスクリーン生地は樹脂加工
ロールスクリーンの場合、天然素材のスクリーン以外はほとんどが、生地に張りを持たせるために樹脂加工・熱処理がなされています。そのため、カーテンよりも少しパリッと固い肌触りになります。この加工によって生地の歪みが少なく、平面性の高いロールスクリーン向きの生地となります。ロールスクリーンは上部のパイプに生地を巻き付けており、そのパイプが回転することで上下する仕組みです。生地に歪みがあったり、凹凸があったり、柔らかすぎても固すぎてもメカに不具合が生じます。特に国内メーカー品は生地に関する品質管理も徹底されているため、長年使用しても問題ない耐久性を持っています。
ロールスクリーン生地の特殊な加工
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アクリルコーティング
生地の裏面にアクリルコーティングを施したものは、光を反射させる効果があり特に遮熱性が非常に高くなります。また、塗布量によってはツルっとしたテント生地のような状態になり、光を99.99%以上通さない高遮光性能を持たせることもできます。似たような効果として、PVCコーティングや裏面にアルミ蒸着させた生地等もあります。
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撥水加工
ロールスクリーン生地の表面をコーティングして、水を浸透させず弾く加工が施されたタイプもあります。汚れ等も付着しにくく落ちにくいという効果もあるため、キッチン等汚れやすい場所や、浴室等の水まわりでよく使用されます。
ロールスクリーンの生地は洗える?
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ロールスクリーンの生地は「標準生地」と「ウォッシャブル生地」があり、ウォッシャブル生地はご自宅で洗濯が可能です。標準生地は洗濯したり、水含んだタオルなどで拭くと、樹脂加工の成分が溶け出してしまい、生地に張りがなくなったり、シミになってしまう可能性があります。
シーン別でおすすめの
ロールスクリーン生地
寝室など、プライベートを守りたい
お部屋に!
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遮光ロールスクリーンがおすすめ!
まぶしい朝日や強い日差しを遮ると共に、夜は室内の光漏れを防ぎます。寝室はもちろん、プライバシーを守りたいお部屋にもおすすめです。夜勤があるお仕事の方や、映画鑑賞など趣味に没頭したい方、冬の窓からの冷気をシャットアウトして暖房効率を上げたいなど、様々な用途に大活躍します。
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朝日や西日が強いお部屋に
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遮熱ロールスクリーンがおすすめ!
日差しが強い高層階やオフィスビル、真夏の厳しい太陽光を日射反射させる遮熱ロールスクリーンは、省エネ効果大。冷房費を抑え節電効果もあり、お財布にもやさしいロールスクリーンです。遮熱スクリーンの生地にも透け感のあるシースルーや部屋の中が見えにくいシークレットまでお選び頂けます。
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浴室やキッチンなど、
清潔に保ちたい場所に
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浴室・キッチン用ロールスクリーンが
おすすめ!!本体に水が掛かる浴室の窓辺には耐水設計の浴室用ロールスクリーンを。またキッチンや洗面所などの汚れやすい場所、湿気の多い場所には、はっ水加工が施されたカビの生えにくい生地がおすすめです。菌の繁殖を抑制して、いつまでも快適で清潔感のある空間が保てます。
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リビングなど、
みんなが集まるお部屋に
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調光ロールスクリーンがおすすめ!
お部屋の明るさをキープしながら、目隠しもできる調光ロールスクリーン。家族が集まるリビングやダイニングにおすすめです!前後2枚のボーダー生地をスライドさせて光を細かくコントロール。長い時間を過ごすスペースには、おしゃれで高機能な窓アイテムを取り入れて快適な環境を作りましょう!
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和室やアジアンテイストなお部屋に
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和・すだれ調ロールスクリーンが
おすすめ!室内空間に「和み」や凛とした佇まいを添える、素材の風合いを活かしたロールスクリーンです。伝統的な空間の演出をはじめ、純和風はもちろん、モダンな空間にも合わせられます。また、ロールスクリーンを下げたままでも部屋と外との間仕切り感が少なく広がりを感じることができます。
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ロールスクリーン 生地の透過度
ロールスクリーンを取り付けるのに重要な生地の透過度。
メーカーによって透過度の表示が違います。
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シースルー
(透過性C)透け感が良く、レースカーテンのように日差しを取り入れたり、二重使いで使用する。
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ミディアム
(透過性B)室内の様子、外の風景のシルエットがぼんやりと映る。
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シークレット
(透過性A)透けにくく、室内のプライバシーが守れる。
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遮光
遮光性が高く、直射日光を遮ることができる。
昼間のロールスクリーン生地の見え方
昼夜、外から明かりのついていない室内を見た場合。
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シースルー
(透過性C) -
ミディアム
(透過性B) -
シークレット
(透過性A) -
遮光
夜間のロールスクリーン生地の見え方
夜間、外から明かりのついている室内を見た場合。
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シースルー
(透過性C) -
ミディアム
(透過性B) -
シークレット
(透過性A) -
遮光
遮光生地には1~3までの
等級があり、遮光1級はさらに
5段階に分類されます。
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