木部塗料 ニス（ワニス）
木材に塗る塗料といえば真っ先に「ニス」が思い浮かぶのではないでしょうか。ニスは木材の表面に透明の塗膜を形成する塗料です。塗膜の硬さはニスの種類によってさまざまで、単なるつや出し目的のものから、床にも使用できる硬さのものまであります。また、ニスの種類ごとに塗り方のポイントが少しずつ異なります。RESTAではそれぞれのニスの塗り方、コツやポイントも紹介します！
ニスの種類
-
アクリルニス
主にホビー向けのニスで水性タイプが多く、最も塗りやすいニスです。夏休みの工作の本立てや壁面など、強い衝撃や力を受けない場所であれば実用的な使用も可能です。
-
ウレタンニス
最も硬い塗膜を作る種類で、床面や屋外でも使用できるタイプがあります。水性タイプと油性タイプがあり、一般的に油性タイプの方が耐久性に優れています。
-
ラッカーニス
最も滑らかな表面を持った塗膜を形成するニスです。研磨作業なしでもきれいな光沢を持ちます。ただし、ラッカー溶剤を使用しているため、ニオイは強めです。
-
ラックニス（セラックニス）
ラック虫と呼ばれる昆虫から採取した成分が塗膜になります。古い歴史のあるニスで、仕上げ用ニスではなく、木材のヤニ止めやステインの色にじみ防止に最適なニスです。
ニス選びのポイント
-
着色or無着色？
ニスにはステインが混ざった着色ニスという種類があり、着色とニス塗りが同時にできます。手間は省けますが、ステインとクリア色のニスを順に塗る方がきれいに仕上がります。
-
屋内or屋外?
屋外や窓枠に使用する場合は耐候性に優れた屋外対応のニスを使用しましょう。塗料の容器や商品名に明記されていますので確認しましょう。
-
ハケ塗りorスプレー？
一般的にはハケ塗りタイプが多いですが、ホビー用や補修用にはスプレータイプがあります。ハケのあとは残らなくなりますが、塗り方にポイントがあります。
ニスを選ぼう！
塗りやすさ重視！耐久性を必要としないところに塗るニス
床に使えて傷や剥がれに強いニス
ウッドデッキや窓枠など耐候性が必要な場所に塗るニス
塗料用の道具は
こちらをチェック！
ペイント用具
-
-
ペイントに欠かせないハケやローラーはもちろん、養生用のテープなどあったら便利なグッズがラインナップ。目的に合った用具を使えば、仕上がりや施工スピードが格段にアップします。
スプレーガン
-
-
スプレーガンは、高圧の空気で塗料を吹き付ける道具です。ハケやローラーで塗るよりも素早く均一で、綺麗に塗料を塗布することができます。塗料の飛散を極力抑えて最高級の仕上がりが実現します。
ペイント教室
学科編
-
豆知識
-
選び方
-
コラム
実技編
-
塗り方
-
準備・片付け
-
その他
