菊水化学工業 2液弱溶剤形オールマイティー セラミックハイブリッドシリコン樹脂クリヤー キクスイ ロイヤルセラクリヤー
キクスイロイヤルセラクリヤーは、サイディングボード・磁器質タイル用のクリヤーです。シリコン樹脂に特殊セラミックをハイブリッドすることで無機系サイディングボードに対しても安心できる密着性を持っています。耐候性トップクラスですので、長期にわたり外壁の美観を保持する事ができます。艶有以外にもシックな美観を演出する3分艶仕上げもご用意しています。
キクスイ ロイヤルセラクリヤーの特長
サイディングの意匠性を維持
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劣化し始めたサイディング
劣化したサイディングボードは、つやがなくなり色が褪せ始めます。
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通常の塗り替え
通常の塗り替え修繕をすると、サイディングの意匠性が失われます。
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セラクリヤーで塗り替え
セラクリヤーなら、意匠性はそのままに新築のような艶と高い耐久性を付加します。
ロイヤルセラクリヤーの塗料試験結果
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低汚染性試験(雨だれ試験)
屋外暴露試験を実施したところ、汎用クリヤーに比べて約1/3の色変化しか発生せず、5か月経過後はほぼ色の変化がない曲線となりました。
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耐候性試験(SUV)
汎用クリヤーと比較すると光沢の劣化は穏やかであり、長期にわたり美しい艶を保つことが期待できます。
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密着性試験(碁盤目試験)
下記の下地にテープ密着性試験を行ったところ、剥がれは起こりませんでした。
- ・サイディングボード(シリコン系)
- ・サイディングボード(セラミック系)
- ・サイディングボード(光触媒系)
- ・ステンレス
- ・金属サイディング
- ・磁器タイル
用途・適応下地
各種サイディングボード(窯業系、金属系)、磁器質タイル(施釉、無釉)
標準施工要領
サイディングボード下地(艶有仕上げ)
工程 | 材料 | 塗装 | 回数 | 工程時間(h) | 所要量 |
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素地調整 | サイディングボードの補修を行い、エフロレッセンス、ゴミ、砂塵、油脂分などの付着物はワイヤーブラシ、かわすき、サンドペーパー、ウエスなどで除去してください。高圧洗浄機にて水洗いし乾燥した清浄な面とします。 | ||||
上塗り | キクスイ ロイヤルセラクリヤー (全艶) |
はけ、ウールローラー | 2 | 工程内4以上 | 0.24 ~ 0.28kg/m2 |
- 上記の各数値は、全て標準のものです。施工方法・下地の形状によって異なります。
- [希釈率] ウールローラー、はけ:0 ~ 10%、エアレススプレー:5 ~ 15%、エアスプレー:15 ~ 40%。希釈には弊社推奨の「塗料用シンナーA」を使用してください。
- 可使時間は、6時間(20℃)とします。
サイディングボード下地(3分艶仕上げ)
工程 | 材料 | 塗装 | 回数 | 工程時間(h) | 所要量 |
---|---|---|---|---|---|
素地調整 | サイディングボードの補修を行い、エフロレッセンス、ゴミ、砂塵、油脂分などの付着物はワイヤーブラシ、かわすき、サンドペーパー、ウエスなどで除去してください。高圧洗浄機にて水洗いし乾燥した清浄な面とします。 | ||||
上塗り (1回目) |
キクスイ ロイヤルセラクリヤー (全艶) |
はけ、ウールローラー | 1 | 工程内4以上 | 0.12 ~ 0.14kg/m2 |
上塗り (2回目) |
キクスイ ロイヤルセラクリヤー (3分艶) |
はけ、ウールローラー | 1 | - | 0.12 ~ 0.14kg/m2 |
- 上記の各数値は、全て標準のものです。施工方法・下地の形状によって異なります。
- [希釈率] ウールローラー、はけ:0 ~ 10%、エアレススプレー:5 ~ 15%、エアスプレー:15 ~ 40%。希釈には弊社推奨の「塗料用シンナーA」を使用してください。
- 可使時間は、6時間(20℃)とします。
- 上塗り(1回目) は必ず艶有をご使用ください。艶調整品は白ぼけの原因となります。
- 凹凸が大きい下地では、塗膜に厚みが出て艶が消えにくいことがあるため、施工は控えてください。
注意事項
【施工上の注意事項】
- 下地がコンクリート、モルタルの場合は素地の乾燥は十分に行い、水分10%以下、pH10以下で施工してください。
- 外部の下地で巣穴、段差などがある場合、セメント系下地調整塗材「BR#15」等で処理してください。
- シーリング材の上に施工する場合、シーリング材の種類等により、汚染、密着不良、または塗膜に割れが発生することがあります。
- 材料は直射日光下、または0℃以下での保管は避けてください。
- 溶剤形の製品を取り扱う場合は、特に火気に注意し消防法及び労働安全衛生法等を厳守してください。
- 施工時は換気を十分に行ってください。
- 希釈の必要な製品は指定の希釈剤を使用し、適切な量、適切な方法で均一に薄めてください。
- 施工場所の気温が5℃以下、湿度が85%以上または結露の発生が考えられる場合は、塗膜の乾燥過程で種々の欠陥を生ずることがありますので、施工しないでください。
- 各種標準施工仕様に記載の所要量および間隔時間を守って施工してください。
- 施工直後の降雨、結露等により塗膜の膨れ、剥離、白化等の不具合を生じる場合があります。降雨、結露、降雪の恐れ、または強風のおそれがある場合は施工しないでください。
- 磁器タイル洗浄用の酸が表面に付着すると、変色や溶解を起こします。磁器タイルの洗浄用の酸が塗装面に付着する可能性がある場合は、必ず塗装面のマスキングを行ってください。
- 軽量モルタル、ALCパネル、高断熱型窯業系サイディングおよび発泡ウレタンなどに施工する場合は、蓄熱、水の影響、下地の状態等、塗装時の環境条件により塗膜の膨れ、はがれなどが生じることがあります。
- 被塗物の形状、膜厚、色目、塗布回数、希釈率により艶が異なって見える場合があります。また、刷毛、ローラー塗装時の塗継ぎ箇所で艶むらを生じやすい傾向にあります。試し塗りの上、本施工してください。
- 外部に施工の場合、彩度の高い色は退色、色むらが早期に起こる場合があります。また、濃色や原色に近い色彩は、塗膜をこすると色落ちや色移りすることがあります。
- 希釈した製品は、長期間保管後使用しないでください。
- 製品の取り扱いについての一般的な注意事項の詳細はSDS(安全データシート、旧MSDS)を参照してください。