
表面塗装をいつまでも美しく
無垢フローリングの
お手入れ方法
無垢フローリングには多くの魅力がありますが、お手入れが大変そうだとか、お手入れ方法そのものがわからないという方も多いのではないでしょうか。そんな方のために無垢フローリングの塗装別のお手入れ方法をご紹介いたします。

無垢フローリングの
お手入れ方法は
塗装の種類によって異なります
無垢フローリングの塗装は主に2種類
無垢フローリングの塗装は、塗膜系塗装(ウレタン・UV塗装)と浸透系塗装(オイル・自然塗装)の2種類に分かれます。水や汚れに対する強さ、再塗装の仕方などが塗装の種類によって大きく異なるため、無垢フローリングの塗装の種類を確認し、適切な方法でお手入れしましょう!
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塗膜系塗装(ウレタン・UV塗装)
塗膜系塗装とは、フローリングの表面に樹脂製の塗膜を作る塗装のことです。浸透系塗装に比べて表面に光沢があり、足ざわりがペタっとした質感の無垢フローリングが、これに該当します。
ウレタン塗装は、一般的な塗料と同じく、溶剤が揮発することによって硬化します。UV塗装は、UV塗料に紫外線を照射することによって硬化します。
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浸透系塗装(オイル・自然塗料)
浸透系塗装とは、オイルやワックス、自然塗料のような、木材の表面に塗膜を作らず、内部に浸透させる塗装のことです。
塗膜系塗装に比べて、艶のない質感で、さらりとした肌触りが特長です。
塗膜系塗装フローリングの
お手入れ方法
日々のお手入れは簡単!
硬く絞った雑巾で水拭きもOK!
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ウレタン塗装やUVクリア塗装などの塗膜系塗装フローリングは、基本的に水や汚れ、キズなどに強いのが特長です。そのため、浸透系塗装フローリングに比べてお手入れやメンテナンスは比較的簡単です。
毎日の掃除は、掃除機で埃や塵を取り除いた後、乾拭きをするだけで十分ですが、汚れがひどい場合は、硬く絞った雑巾で拭き取ることができます。(中性洗剤を薄めたものを含ませても可)
DIYでの再塗装は基本的にNG!
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塗膜系塗装は、強固な樹脂でコーティングされています。
基本的にキズが付きにくいですが、キズが付いたときに目立ちやすいのがデメリットでもあります。再塗装をする場合は、きちんと塗装を剥がしてからでないと密着性が悪く剥がれの原因になったり、きちんと乾かずにフローリングを傷めてしまう可能性もあるため、プロの業者に依頼が必要になります。
キズや汚れを簡単に補修したい方には
こちらがおすすめ!
浸透系塗装フローリングの
お手入れ方法
水拭きはNG!ひどい汚れは
専用クリーナーで落としましょう
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浸透系塗装は、ある程度の撥水効果や防汚効果は発揮しますが、表面に塗膜を作らないので、基本的に水分は厳禁となります。
毎日の掃除は、掃除機で埃や塵を取り除いた後、乾拭きをするだけで十分です。ここまでは塗膜系塗装フローリングと同じですが、塗膜でコーティングされていないため、濡れた雑巾は使用できません。
汚れがひどい場合は、浸透系塗装フローリング専用のクリーナーを使用することをおすすめします。
それでも落ちない頑固な汚れは
表面を削って再塗装!
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汚れやキズが気になる時に、表面をやすりなどで削って補修できる点が浸透系塗装のメリットです。
表面の汚れやキズを削って、周りの箇所に使用しているワックスや塗料と同じものを塗布して仕上げましょう。
ウレタン塗装やUV塗装の場合は、表面が硬い塗膜でコーティングされているため、やすりで削って補修することはできません。
フローリングワイパーで
掃除しても大丈夫?
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フローリングワイパー(クイックルワイパーなど)や、化学モップは、ほこりを吸着させるための、着塵剤が使用されています。製品の成分表示に記載されている、「流動パラフィン」や「イソパラフィン」などが、この着塵剤のことです。
ウレタン塗装やUV塗装の場合は、表面がコーティングされているため、フローリングワイパーを使用しても変色等が起こる可能性は低いです。
しかし、オイル塗装やワックス塗装の場合は、木材内部のタンニンと着塵剤が反応して変色を起こす可能性があるため使用は避けましょう。
ドライタイプのフローリングワイパーを使用する場合も、着塵剤が配合されているかをチェックして使用するようにしましょう。着塵剤を使用していない無添加タイプなら安心してご使用いただけます。
定期的に再塗装を施しましょう
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浸透系塗装フローリングは経年変化によって、木材内部に浸透していた成分が抜けていくため、定期的に再塗装が必要です。
段々と乾燥してきて、色が淡くなってくるのが塗料が抜けてきている目安!一般的には1年~2年に1度のペースで再塗装を施すのが適切とされています。
全面の再塗装が面倒な場合は、汚れがつきやすい部分や水がかかりやすい部分のみを再塗装するのもおすすめです。無着色の塗料であれば、大きな色ムラが出ることはありません。
弊社スタッフの自宅では杉の無垢フローリングに何年も再塗装をしてなくても問題なく使用できているとのこと・・・。是非ご参考までに。
再塗装の手順
1.表面をきれいにする
表面の埃などを掃除機で除去し、表面の黒ずみや皮脂汚れなど全体的な汚れを落とす場合には、天然原料のみで作った水性クリーナーワックスを使用します。
頑固な汚れの場合はサンドペーパーを使って汚れた部分や傷を木材ごと削って除去する方法もあります。
2.再塗装の下準備をする
表面の汚れをきれいにしたら、しっかり乾燥してから塗装を行います。
また、マスキングテープを使って、塗装面と接する巾木や建具などに塗装が付着しないように保護します。
3.塗装
塗料をトレイなどに移し替え、ウエスを使って塗装していきます。この時、分量には注意が必要です。少量を薄く刷り込むように木目に沿って塗っていきます。
4.拭き取り
乾いたきれいなウエスで、無垢フローリング表面のべたつきがなくなるまで塗料を拭き取ります。その後は自然に乾燥させます。
完全に乾燥する時間は塗料によってちがいますが、半日~1日程度かかります。(しっかり拭き取りができていれば、乾燥前でも歩行可能)
再塗装のよくある失敗
再塗装でよくある失敗は、塗料の分量が多すぎるためのべたつきです。
べたつくと汚れが付きやすくなるので逆効果になります。
少量を薄く塗ることと、しっかり拭き取りをすることが上手な再塗装のコツです!
無垢フローリングは、天然木を使用しているため、年月とともに色合いや質感が変化し、独特の風合いが生まれます。定期的にお手入れを重ねることで、その変化を楽しみながら、美しい状態を保つことができます。
「お手入れが大変そう」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、無垢フローリングの魅力は、年を重ねるごとに味わいが深まる点にあります。
木材を貼り合わせてできた複合フローリングでは経年劣化により表面材が剥がれることがありますが、無垢フローリングはその心配がなく、経年変化も風合いとして楽しむことができるのが魅力です。
長い年月をかけて、愛着をもって床を育てたいとお考えの方に、無垢フローリングはぴったりです。

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