抗菌性・移動性・衝撃吸収性・耐動荷重性
医療福祉施設に適した床材 "ロボフロアー"
医療福祉施設でも適用するロボフロアー。優れた機能性が医療・福祉施設の現場で活躍します。抗菌性・移動性・衝撃吸収性・耐動荷重性を兼ね備えたロボフロアーの機能について実験結果を踏まえご紹介します。
衝撃吸収性
学校・幼稚園、病院・福祉施設など、安全性が求められる床材にはロボフロアーがおすすめです。衝撃や衝突によるエネルギーを分散・吸収しますので転倒時の衝撃をやわらげてくれます。人が転倒した時に痛いのは、体重分だけの力が床から跳ね返ってくるからです。下記の衝撃吸収のデータは、加速Gで表されていて、数字が小さいほど跳ね返る力が小さく、衝撃吸収に優れているということになります。
台車・車椅子の移動性や走行性について
より少ない力で動かせる!
医療施設で活躍するストレッチャーや車椅子、レストランやホテルで使われるワゴン、荷物運び用はもとより、オフィス家具の脚部キャスターなどあらゆるところで使用されている台車。これらを移動させるのにどれくらいの力が必要かということは、日常の作業効率や利便性に大きく関係し、床材選びの大きなポイントとなっています。「超高密度植毛」のロボフロアーはパイルそのものが直立性に富み、基布の「グラスファイバー」からなる、変形しにくい構造です。全層が変形しやすい一般のカーペットと比べると、より少ない力で台車が動き、塩ビシート並みの移動のしやすさが確保できます。
車椅子の移動もスムーズ!
下に示す検証結果は、車椅子がスムーズに移動する際の引張荷重を測定したものです。
試験方法/アスワン独自の走行性試験方法
一般財団法人ケケン試験認証センターの協力によりアスワンが独自に検証しました。
車椅子 |
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試験者 |
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試験床材を平滑な床(モルタル下地塩ビシート張り)の上に置き、その上に前部にロープを取りつけた車椅子を乗せ、試験者(70kg)を着座させて、約30分後にゆっくりと引張り、動き出すときの力の大きさ(N値)を測定します。 |
車椅子の走行性試験結果
抜群の耐動荷重性!
パイルの単位あたりの目付重量が多く、繊維の1本1本に負担が分散。
病院や福祉施設には欠かせない温冷配膳車。大型の自動タイプの場合、重量は300kgを超えることもあります。4~6本の脚部キャスターにかかる荷重は60~90kgになります。このような配膳車にかぎらずオフィスの椅子、ホテルのワゴン、病院のストレッチャーなどは通常、いつも同じ軌跡をたどります。当然、この軌跡の部分の床材はすり減ったり剝がれたりすることが考えられます。床材の耐久性を検討する目安として、荷重性に対する強さも見逃せないポイント。単位あたりの目付が多い超高密度植毛のロボフロアーは、繊維1本1本に分散するため極めて負荷が小さくなり、抜群の耐久性を発揮します。
抗菌性
ロボフロアーが持つ抗菌機能は、
耐久性に優れており、
衛生的で清潔な医療福祉施設用床材として最適です。
医療福祉施設で求められる基本機能として、メンテナンス性能とともに、抗菌性能の要望が上げられています。ロボフロアーの抗菌は、環境や衛生基準の高い欧米で生まれた抗菌加工を採用しています。
特長・性能
- 幅広い抗菌性能をもち、MRSA、肺炎桿菌、黄色ブドウ球菌などのグラム陽性菌や陰性菌、また真菌などのカビ類にも効果を発揮します。(JIS基準における試験菌に対し殺菌活性を発揮し、「制菌」基準を満たします。)
- 水や洗剤を使ったクリーニングおよび、歩行による摩擦にも安定した抗菌性能を持続します。
(薬剤塗布による後加工ではありません。) - 抗菌剤はスイス「SANITIZED AG」社が開発し欧米で認められた薬剤です。
(アメリカ環境保護局、食品医薬品薬局など欧米で安全性が充分確認され、使用が認められた抗菌剤です。)
ロボフロアーの抗菌性能は何度繰り返し洗っても、製品の耐用年数が尽きるまで高い抗菌効果を維持します。
医療福祉施設での要求性能を満たす耐久性、防水性、抗菌性に優れた床材です。
抗菌効果に対する測定結果
■試験方法/JIS L 1902定量試験(菌液吸収法)
洗濯方法はSEK認証基準に定める「洗濯回数5回」の製品に対する方法
静菌活性値は2.2以上で抗菌・防臭性能を表す。殺菌活性値は0以上で制菌性能を表す。
※上記の試験結果は測定値であり、保証値ではありません。
耐薬品性
病院、福祉施設で最も気になる血液や
薬品の汚れも、塩水、温水、水洗いで
きれいに落とせます。
ロボフロアーのパイルに採用されている「ナイロン66」は、耐薬品性においても定評のある素材です。病院で気になる血液汚れも、10%濃度の塩水でブラッシングし、ぬるま湯で洗えば簡単に落とせます。その他、ほとんどの汚れは、即座に水洗いをすれば落とすことができます。
殺菌消毒剤、点滴剤による
色の変化の有無
■試験方法/JIS A 1454 準用
カーペットのパイルの面に汚染材料を滴下し、24時間放置。その後、中性洗剤と流水で洗浄(必要に応じて無水エタノールも使用)し、遠心脱水、室内で自然乾燥させた後、試験片の変化を目視及び感触にて評価。
評価基準
- A:汚染無し
- B:僅かに汚染が認識
- C:汚染が認められる
- D:明瞭な汚染
- E:著しい汚染
薬剤付着後、即座に水洗いすることにより、ほとんどの薬品は落とすことができると考えられます。※上記の試験結果は測定値であり、保証値ではありません。
JIS試薬による色の変化の有無
■試験方法/JIS A 1454 準用
カーペットのパイルの面に汚染材料を滴下し、24時間放置。その後、洗剤と流水で洗浄(必要に応じて無水エタノールも使用)し遠心脱水。室温で自然乾燥させた後、試験片の変化を目視及び感触にて評価。
評価基準
- A:汚染無し
- B:僅かに汚染が認識
- C:汚染が認められる
- D:明瞭な汚染
- E:著しい汚染
薬剤付着後、即座に水洗いすることにより、やや変化の見られた5%の塩酸も問題ないと考えられます。※上記の試験結果は測定値であり、保証値ではありません。
ATTENTION
- 消毒が必要な場合は、石炭酸溶液(ステリコールなど医療器具の減菌、殺菌消毒用剤)を使用してください。
- 所定の濃度を超えた溶液は、絶対に使用しないでください。漂白剤は脱色作用があるので絶対に使用しないでください。
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