珪藻土除湿実験室03 吸水編
「珪藻土は壁に塗った後どれくらい水分を含むことができるの?」
そんなお客様の質問に答えるべく、RESTAが実際に塗った状態の珪藻土で実験をしてみました。
壁に塗った珪藻土はどれくらい水分を吸収できるの?
壁に塗った珪藻土はどれくらい水分を含むことができるのか、RESTAオリジナル珪藻土と量販珪藻土でその違いを比較してみます。
それでは実験スタート!
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実験内容はそれぞれに霧吹きで水を吹き付けた状態を観察し、何回目で水分を吸収せずに流れ出してしまうのかを検証します。
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1回目を吹き付けていきます。
オリジナル珪藻土と量販珪藻土、どちらも水分が吹き付けられたところは濃い色に変わりました。オリジナル珪藻土は水分を吹き付けた外側からすぐに元の色に戻り始め、中央の水分が多く吹き付けられたところも少しずつ元の色に戻っていきます。量販珪藻土は全体的に少しずつ元の色に変わっていく感じでした。
ここから、交互に水分を吹き付け、何度目で吸収せずに水分が垂れるか確認してみます。2回目、3回目は水分が垂れることはありませんでしたが、3回目では量販珪藻土の方は表面に水分がついてもすぐに吸収されることはなくなり、表面に水分が残っています。一方、オリジナル珪藻土は水分を吹き付けた中央部分は色が濃いままですが、外側はすぐに元の色に戻りました。
4回目の吹き付けで大きな変化が現れ、量販珪藻土から水滴が垂れ始めました。一方オリジナル珪藻土は中央は色が濃いままですが、外側はすぐに元の色に戻ります。
5回目の吹き付けでは、量販珪藻土は吹き付けた水分がほとんど下に垂れてしまいました。一方オリジナル珪藻土は垂れることなく、水分を吸収しています。
5回目が終わった時点で様子を観察しました。量販珪藻土は外側のあまり水分がかかっていないところは徐々に色が元に戻りますが、中央は水分を吸いこんでおらず、表面が濡れたままです。一方オリジナル珪藻土は外側から徐々に元の色に戻っていきます。
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表面を指で触ってみます。オリジナル珪藻土はしっとりとはしていますが、表面はざらざらとしており触ったときに下に粉が落ちることもありませんでした。一方、量販珪藻土は粉は落ちることはありませんでしたが、表面にはぬるつきが出ていました。
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触った指を見てみます、オリジナル珪藻土は大きめの粒子がかすかに指についています。量販珪藻土は指の腹全体が白くなっており、粉っぽくなっていました。
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量販珪藻土はこれ以上水分を吹き付けても吸収できないだろうという判断をし、オリジナル珪藻土だけに水分を吹き付け、何回目で水分が垂れるか検証していきます。
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吹き付け10回目では色が変わっている範囲は大きくなっていますが、外側から徐々に元の色に戻って、水が垂れることもありません。
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吹き付け13回目では色が変わっている範囲がかなり広くなり、水分が下の方に固まってきた様子がわかります。このまま水分を吹き付けていきます。
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吹き付け18回目でオリジナル珪藻土も水分が垂れてしまいましたが、表面に濡れやぬるつきは確認できませんでした。
オリジナル珪藻土は18回目、量販珪藻土は4回目で水分が垂れてしまいました。
- 実験結果
- 珪藻土に水分を吹き付けた場合、ある程度の水分なら吸収できるが、
商品によって違いがある。
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