
フローリングには様々な種類や素材があり、
それぞれメリット・デメリットがあります
フローリングの種類を解説!
目的に合わせて床材を選ぼう!
フローリング選びにお悩みではありませんか?住宅に使用される床材には木質系フローリングの他にも、フロアタイル・クッションフロアなどの樹脂製フロアもあります。使用目的に合わせて正しい床材を選びましょう!
フローリングの種類は様々!
フローリングとは?
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フローリングとは木材ベースの床材のこと
住宅に使用される床材はひとくくりに「フローリング」と呼ばれることが多いですが、「フローリング」とは一般的に木材をベースにしたものを指します。賃貸住宅の床や、洗面所などの水回りに使用されているクッション性のある床材は、フローリングではなく「フロアタイル」や「クッションフロア」と呼ばれる合成樹脂製の床材であることが多いです。
フローリングだけじゃない
床材の種類を知ろう!
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複合フローリング
合板等の木材を基材とし、表面材に無垢の単板や化粧シートを貼り合わせたものを複合フローリングと呼びます。
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無垢フローリング
木材の一枚板をそのまま加工して床材にしたものを無垢フローリングと呼びます。
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薄型フローリング
MDFやWPBなどと呼ばれる、木粉からできた材料を使用した薄型フローリング。フロアタイルに比べて温かみのある質感が特長。
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フロアタイル
厚さ約1.5~5mm厚程度の薄型フロアです。木質系に比べて安価で耐久性に優れているのが特長です。
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クッションフロア
シート状の床材で、既存の床の上から施工することができます。比較的安価でDIYできる人気の床材です。
どっちがいい?
フローリングは木材ベースか、合成樹脂ベースに分かれます。
木材ベースの床材は合成樹脂ベースの床材に比べて木の温かみがあるため、「床の上で過ごす」という用途に適しており、主に住宅の床材として使用されています。
合成樹脂ベースの床材は、木材ベースの床材に比べて耐久性に優れているため、商業施設や店舗の床材によく使用されています。
しかし、近年は住宅で合成樹脂ベースの床材が使用されたり、商業施設や店舗でも木材ベースの床材が使用されたりと、場所を問わず用途や目的に合わせて適切な床材が選択されています。
最適な床材を選ぶためにそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう!
木質系フローリングの
特徴を解説!

質感と機能性を両立
複合フローリング
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木材を加工した合板等の基材に、薄い木材やシートを貼り重ねることで、無垢フローリングのデメリットである反りやねじれを抑制しています。近年の住宅のほとんどにこの「複合フローリング」が採用されています。
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〇 メリット
- 無垢素材に比べて品質が均一
- 耐傷性、断熱性、メンテナンス性に優れている
- 安価でリーズナブル
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× デメリット
- 無垢材と違い、経年劣化で表面材がはがれてくる可能性がある
- 無垢材に比べると自然な風合いは劣る
大きく3つに分かれます
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シートフローリング
合板の上に化粧シートを貼り合わせており、安い価格帯でメンテナンス性が優れているのが特長です。
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突き板フローリング
表面に0.2mm~0.6mmの天然木単板を貼り合わせており、挽き板より質感は劣りますが、天然木の風合いは残しつつ機能性も兼ね備えています。
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挽き板フローリング
合板の上に2mmの天然木単板(挽き板)を貼り合わせており、無垢材のような質感を実現しつつ機能性も持ち合わせているので比較的価格が高くなります。
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表面に約2mmのオークの一枚板を使用。無垢のような温かみのある質感が特長。
税込10,913円~/ケース挽き板 1.638m2/ケース -
光触媒による優れた抗菌・抗ウイルス機能を発揮する突き板フローリング。
税込9,788円/ケース突き板 3.3m2/ケース -
リアルな木目柄を再現したシートフローリング。シンプルな木目柄が特長。
税込16,894円/ケースシート 3.3m2/ケース -
銘木の挽き板を贅沢に使用。裏面クッション付きで優れた防音効果を発揮します。
税込69,960円/ケース挽き板 3.168m2/ケース

天然素材の質感そのままに
無垢フローリング
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無垢材とは天然木を切り取って加工した、内部まで天然素材の1枚板のことをいい、1枚1枚のパーツが全く別の表情を持っているため、独特な風合いを楽しめます。また、繰り返し表面塗装を施すことによって味わい深い雰囲気に経年変化していくのも魅力です。
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〇 メリット
- 1枚1枚が全く別の表情を持っており、独特の風合いがある
- 無垢材本来の調湿作用がある
- 天然素材で、味わいがあり高級感がある
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× デメリット
- 反り、割れ、収縮がある
- 材種にもよるが、傷がつきやすい
- メンテナンスが必要
細かい擦り傷ならば、表面を削る方法で、メンテナンスする方法も。(但し、表面保護WAXなどの塗布は必須です)
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節や色ムラを含むラスティックグレード。抗ウイルス塗装で安心です。
税込12,405円/ケース1.52m2/ケース 15×120×1820mm -
丸い節が特徴的なレッドパインの無垢フローリングです。
税込7,150円/ケース1.161m2/ケース 15×111×1820mm -
なぐり加工でアンティークな雰囲気に仕上がる無垢フローリングです。
税込11,277円/ケース1.638m2/ケース 15×90×1820mm -
床暖房の下地の上にも施工できる無垢フローリングです。
税込26,994円/ケース1.636m2/ケース 15×75×1818mm

簡単施工でも木材の温かみを感じられる
木質系薄型フローリング
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木材を原料としているため、合成樹脂を使用したフロアタイルのデメリットである、“ひんやりとした質感”を克服!複合フローリングの場合、薄くても6mm厚程度ですが、「MDF」や「WPB」という特殊な素材を使用することで、DIYでも施工しやすい薄型を実現しています。
どんなもの?
MDF・・・細かく粉砕した木材を強い力で加圧し板状に成形したもの。中密度繊維板とも呼ばれる。
WPB・・・ポリプロピレン樹脂に木粉を練り込んで板状に成形したもの。
どちらも細かく粉砕した木材を使用しているため、間伐材や端材などを原料とすることができるため、エコな材料としても注目されています。
使用されるほど高強度!
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MDFは強度が均等で割れにくいため、複合フローリングの基材の補強材としても使用されています。例えば、節が多く強度にばらつきのある針葉樹合板の上にMDFを貼り合わせることで、表面の強度を高める工夫がされています。
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〇 メリット
- DIYで簡単に施工できる
- 木材の温かみがある
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× デメリット
- 水に弱いため頻繁に水がかかる場所には適さない
木質系薄型フローリングラインナップ
合成樹脂系フローリングの
特徴を解説!

フロアタイル
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ビニル床タイル、塩ビタイルとも呼ばれ、合成樹脂でできている薄いタイル状の床材。表面はキズに強くメンテナンス性にも優れています。カッターでカットできるほど薄く軽量で加工性も高いのでオフィスや店舗でも採用されることが多いです。
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〇 メリット
- 施工が簡単
- 木材ベースのフローリングに比べ安価
- 日々のメンテナンスが容易
- 用途に合う機能を持つ様々な商品がある
- デザインが豊富
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× デメリット
- 木材と比べると雰囲気や質感が劣る
- 温度変化により伸縮が起きる
- 薄く硬いので長時間居るのは負担がかかる
- 全く同じ木目を持つ板がある
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接着剤施工
最も一般的なフロアタイルは、塩ビ素材のものです。塩ビは温度変化によって伸縮しやすい素材のため、ウレタン系の強力な接着剤でしっかりと貼り付ける必要があります。
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置くだけタイプ
塩ビ素材にガラスファイバー層を挟み、厚みを持たせることで伸縮を抑えた、接着剤不要の置くだけタイプ。最も簡単に施工できる床材でDIYにおすすめ!
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はめ込み式
天然石パウダーを主原料とした素材で、塩ビに比べて伸縮が少なく、床面に接着せずともきれいに仕上がります。サネをカチッとはめ込みながら施工するはめ込み式フロアタイルはDIYでも完成度の高い床を実現できます。
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両面テープ・接着剤点付けの簡易接着
燃焼時に有害物質を発生しないオレフィン素材を使用した環境にやさしいフロアタイル。伸縮しにくいため、両面テープや、接着剤の点付けによる簡易接着で施工できます。
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プロも使える完全接着貼りで激安価格!使いやすいシンプルな木目柄です。
税込5,720円/ケース3.34m2/ケース 接着剤貼り -
リアルなコンクリート柄が特徴。使い込んだ風合いも魅力です。
税込611円/枚枚売り 接着剤貼り -
ボンド不要!サネをはめ込んでいくだけの簡単施工フロアタイルです。
税込4,290円/ケース1.1m2/ケース はめ込み式 -
置くだけで施工完了!一番簡単なDIY向けフロアタイルです。
税込8,699円/ケース2.17m2/ケース 置くだけ

クッションフロア
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フロアタイルと同様に合成樹脂でできている床材。表面が柔らかくクッション性・柔軟性があり、大きなシート状であることがフロアタイルとは異なる点です。水に強い性質があるので、キッチンやトイレ等の水回りで使用されることが多いです。
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〇 メリット
- 施工が簡単
- 木材ベースのフローリングに比べ安価
- 防水防汚性が高いので、日々のメンテナンスが容易
- デザインが豊富
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× デメリット
- 木材と比べると雰囲気や質感が劣る
- 基本的に熱に弱い
- 重いものを置いておくと跡が残ったりへこむ
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ベーシックな木目柄の定番住宅用フローリング。安心の抗菌・防カビ機能付き!
税込1,309円/m182cm巾 -
樹脂製だから再現できるコンクリート柄のクッションフロア。土足対応。
税込4,378円/m200cm巾 -
個性的でおしゃれなヘリンボーン柄のクッションフロアです。
税込1,309円/m182cm巾 -
インテリアになじみやすいシンプルな木目調が特長です。
税込1,683円/m182cm巾
フローリングだけでなく、住宅や商業施設で使用されるあらゆる床材を徹底解説してみました!いかがだったでしょうか。
以前は、住宅には木質系フローリング、商業施設にはフロアタイルといったように、施工場所によって使われる床材が分かれていましたが、近年では、場所を問わずさまざまな床材が使用されるようになっています。
あらゆる商品の中から、用途や目的に合わせて最適な床材を選びましょう。

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