フローリングを選ぶ際の重要なポイント! 床暖房対応フローリングの選び方
フローリングの床暖房は木のぬくもりを足から感じ、快適な冬を過ごすために多く普及しています。しかし木材が熱の影響でひび割れや反りを起こすことがあります。温度変化による木へのダメージを回避するためには膨張収縮を抑えた床暖房用対応のフローリングを選びましょう。
床暖房には
専用のフローリングを
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床暖房は「足元から部屋全体が暖かい」「暖房器具不要で部屋が広くなる」等のメリットがあります。ただ、通常の床材を使用すると、熱によるひび割れや反り等を起こします。「床暖房対応」かどうかは、フローリング選びの際には大事なポイントです。
床暖房の種類
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埋め込み式
温水や電熱パネルなど下地の中に温水パイプや、電熱パネルを埋め込むタイプ。温水式は古いフローリングをうまくはがせば、リフォーム時でも再利用出来ることもあります。ただし、業者に依頼する場合でも100%再利用出来る保証が無いため、ほとんどの工事業者は再利用を推奨しません。
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貼り付け式
電熱フィルムなど床下地表面に電熱フィルムを貼り付けるタイプ。床の張替時は、古いフローリングとともにはがす必要があるため再利用不可です。
床暖房設備がない住宅に新しいフローリングとともに設置する場合、このフィルム式がよく採用されます。
フローリングと床暖房の組合せ
床暖房と同じメーカーの推奨品を選ぶのが一般的
床暖房とフローリングは、ほとんどの場合、各メーカーからセットとして販売されています。電力会社やガス会社などの床暖房であれば特定のフローリングが推奨されていることが多いです。異なるメーカーの物を使いたい場合、どちらのメーカーもお互いの商品のテストまでは実施していないため、問題なく使用できるかどうかは明確になっていません。そのため、同じメーカーの床暖房とフローリングを使用することが一般的です。それぞれのフローリングメーカーの床暖房対応表はカタログで確認することが出来ます。
リフォーム時に
床暖房の種類を見分ける方法
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リモコンスイッチの型番を調べる
壁に設置された床暖房のリモコン。このリモコンに記載された型番(品番)とメーカー名をネット検索することで、どのような仕様の床暖房か調べることが出来ます。
また、分電盤の一つのブレーカーに「床暖房」があり、使用していれば電熱線型(パネル式かフィルム式)を使用していることがわかります。
施工方法の注意
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釘打ちについて
写真は床暖房があったフローリングを再利用できるようにはがした状態。釘打ちが必要なフローリングの場合、温水パイプ、断熱材のところを避けて釘を打つ必要があります。少し見える緑のラインは釘を打ってよい場所の印のあとです。
また、写真の状態のままフローリングを設置するのではなく、アルミフィルムを先に施工してからフローリングを施工します。 -
ボンドについて
ボンドは、床暖房の仕様によって決められていることもあります。まずは床暖房の施工要領書を確認し、記載がある場合はその指示に従ってください。特に指示がない場合は、フローリングの施工要領書にしたがってください。
一般的なボンドを使用する場合、1液ウレタン以上の強度があることと、床用であり、床暖房に対応しているものを使用してください。
床暖房対応フローリングを
ピックアップ
床暖房対応のフローリングは
各メーカー取り揃えています。
マンション(直貼り)用と戸建て・二重床用に分けて
オススメ商品をピックアップしました。
マンション(直貼り)用
床暖房対応フローリング
戸建て・二重床用床暖房対応フローリング
簡単DIYできる
床暖房対応の床材
木質系フローリングの他に
塩ビ系フローリングで簡単DIYが可能な
床暖房対応フローリングもあります。
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ボンドやビス不要。はめ込むだけで完璧な仕上りを実現。温度変化による伸縮が少ないので床暖房にも対応。
税込4,290円/ケース8枚(1.1m2)入り 床暖可 リフォーム SPC製 -
既存床の上に貼れるリフォーム用上貼りフローリング。伸縮しにくい素材の為、ボンド施工をすることで床暖房にも対応が可能。
税込4,600円~/ケース20枚(2.8m2)入り リフォーム SPC製
フローリングのお役立ちコンテンツ
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施工前の準備
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施工方法
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