
フローリングの種類に合わせて商品を選ぼう!
フローリング用ワックス・
塗料の種類と選び方
フローリング用のワックスや塗料は、フローリングを長く綺麗に保つために役立つアイテムです。このページでは、フローリング用ワックス・塗料の種類や特徴、商品の選び方を詳しく解説します。
フローリング用ワックス・
塗料の種類を解説!
フローリング用ワックス・塗料は
主に5種類
フローリング用ワックスは主に、樹脂ワックス・オイル・蜜ロウワックス・ウレタンニス・セラミック塗料の5種類に分かれます。
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(1) 樹脂ワックス
最も一般的なフローリング用ワックスです。フローリングワックスというとこの樹脂ワックスを指します。主にアクリル樹脂やウレタン樹脂などを主成分にしており、適度なつや感を与えながら表面を保護することができます。
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(2) ウレタンニス
ウレタン樹脂を主成分とした木材用の保護塗料で、木材の表面に透明な塗膜を形成します。樹脂ワックスよりも塗膜が厚く、より優れた耐久性、耐水性を発揮します。
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(3) オイル
オイルは、樹脂ワックスやウレタンニスと違い表面に塗膜を作らず、木材内部に浸透して撥水性を持たせます。フローリングの木目をはっきりと際立たせ、しっとりと肌触りに仕上がるため、木材本来の質感を存分に楽しむことができます。
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(4) 蜜ロウワックス
ミツバチの巣から採取された天然成分「蜜ロウ」を主成分とするワックスです。蜜ロウワックスも木材内部に浸透して保護するタイプの塗料です。バターのような質感で、ウエスやスポンジなどで床に塗り広げて使用します。木材ならではのさらりとした肌触りに仕上がるのが特長です。
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(5) セラミック塗料
セラミック塗料とは木材内部に浸透し、ガラス質を形成する塗料のことです。木材の自然な美しさを損なわずに、傷や汚れに対する耐性が強化されるのが特徴です。
フローリングの種類と
使えるワックス・塗料
フローリングの種類 | 樹脂 ワックス |
ウレタンニス | オイル | 蜜ロウ ワックス |
セラミック 塗料 |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
無垢フローリング | 無塗装 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
オイル塗装 | × | × | 〇 | 〇 | × | ||
UV塗装 | 〇 | 〇 | × | × | × | ||
複合フローリング | 挽き板 | オイル塗装 | × | × | 〇 | 〇 | × |
UV塗装 | 〇 | 〇 | × | × | × | ||
突き板 | UV塗装 | 〇 | 〇 | × | × | × | |
シート | UV塗装 | 〇 | 〇 | × | × | × |
フローリングの種類と、それに使用可能なワックス・塗料は表のとおりです。
基本的に、木材内部に浸透していくタイプの塗料は、UV塗装で表面に塗膜が作られているフローリングには使用できません。
一方で表面に塗膜を形成する樹脂ワックスは、浸透系のオイル塗装や無塗装フローリングには使用できません。
フローリングの塗装の種類が
わからない方は
「表面のツヤ」を
CHECK!
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UV塗装のツヤ感
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オイル塗装のツヤ感
UV塗装の場合、表面に樹脂の塗膜があるため、光が当たった時に多少つやがあります。
しかし、オイル塗装の場合は、光が当たっても光沢が無いのが特長です。
後は無垢フローリングかそうでないかの判断ですが、
無垢フローリングを採用している家は少なく、床にこだわる人が好む床材です。
そのため、床の種類が何かわからない方は無垢フローリングではないと思っていただいていいと思います。
(ちなみに近年のフローリング約90%がシートフローリングと言われています。)
フローリング塗装の前に確認!
「ワックスフリー」の
フローリングはワックスがけ
不要!
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最近のフローリングには、キズや汚れに強いコーティングが施されているため、ワックスがけは必要ありません。このような商品には「ワックスフリー」や「ノンワックス」など、メーカーによって異なる表記があります。
「ワックスフリー」のフローリングでも、上からワックスを塗ることができる商品もありますが、キズや汚れを防ぐためにワックスをかけるのは意味がありません。
なぜならフローリングワックスの性能よりも、UV塗装の性能の方がはるかに良いからです。一度ワックスをかけると、時間が経つと剥がれが発生し、そのたびに再塗装が必要になるため、無駄な手間が増えてしまいます。
ワックスがけがおすすめなのは
こんな人
長期間の使用で、
細かな傷や汚れなどが気になる人
長年使用しているフローリングは、コーティングが擦れて劣化している場合があります。
ワックスをかけることで細かな傷や汚れを目立たなくし、
ツヤのある見た目に仕上げることができます。

フローリング用ワックス・
塗料の選び方

UV塗装が施されたフローリングの場合の選択肢は
樹脂ワックスorウレタンニス
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耐久性は…
ウレタンニス>樹脂ワックスウレタンニスは、樹脂ワックスよりも厚い塗膜を
形成するので、耐久性が高く、床をしっかりと
保護することができます。
また、その分再塗装の頻度も少なくなります。
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DIY向けなのは…
樹脂ワックス>ウレタンニスウレタンニスは、耐久性や耐水性などに優れていますが、
「乾燥時間が長い」、「臭いがきつい」、「価格が高い」
など、メリットだけでなくデメリットもあります。それに比べ、樹脂ワックスは乾燥後すぐに使用ができ、
ワイパーなどで塗り広げるだけで簡単でキレイに
塗布できます。
手軽にキズや汚れを目立たなくしたい方は
一般的なワックスである樹脂ワックスが
おすすめです!

オイル塗装・無塗装フローリングの場合の選択肢は
オイルor蜜ロウワックスor
セラミック塗料
特長を比較!
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オイル
コスト:中
肌触り:しっとり
保護能力:低
木目の際立ち:高
再塗装の頻度:1年に1回オイルは木材内部にしっかりと浸透するため、木目をきれいに際立たせることができます。肌触りはオイル塗装特有のしっとりとした質感が特長です。
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蜜ロウワックス
コスト:低
肌触り:さらさら
保護能力:低
木目の際立ち:中
再塗装の頻度:1年に1回蜜ロウワックスは、浸透系の塗料ではありますが、オイル塗装に比べて、表面にとどまって木材を保護する感じです。無塗装に近いさらりとした肌触りが特長です。
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セラミック塗料
コスト:高
肌触り:さらさら
保護能力:高
木目の際立ち:高
再塗装の頻度:1年に1回セラミック塗料はなんといってもその保護能力の高さが魅力。しっかりと撥水し、汚れも弾きます。木材内部に浸透して硬化するため強度も向上します。コストが高いのがデメリットです。
セラミック塗料
低価格でさらりとした質感を
楽しみたい方は蜜ロウワックス
木目を際立たせ、しっとりとした質感を
楽しみたい方はオイル
がおすすめです!
フローリング用ワックス・
塗料商品ラインナップ
フローリング用樹脂ワックス
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光沢値40で程よい艶感に抑えることができる樹脂ワックスです。本来のフローリングの質感をあまり変えることなくワックスがけを行うことができます。
税込16,712円/セット
フローリング用その他塗料
オイル
フローリング内部に深く浸透するオイル塗料。
木材ならではのさらりとした質感を実現します。
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春風 701 クリアー
優れた撥水・防汚性を発揮し、フローリングの塗装に最適なオイル塗料。天然由来の原料を使用しており、人と地球にやさしいのが特長。シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドの含有量も、最上位規格であるF☆☆☆☆を取得。
税込7,260円/缶
ターナーのESHAシリーズは、自然素材を主成分とした環境に優しい国産の木部用保護塗料です。フローリングに対応した高耐久オイルがラインナップされています。
パインの木から抽出されたオイルがベースのBONA社製フローリング用塗料です。木材本来の温かみや色合い、木目や節の魅力を、自然塗料が最大限に引き出します。
カラーバリエーション豊富な木部専用塗料。シンナー不使用なので臭いが気にならず、塗装面も長持ちします。スーッと滑るような塗り心地で乾くのも速いためDIYでも塗りやすい塗料です。
蜜ロウワックス
セラミック塗料
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tatara
木の繊維に浸み込んで硬化することで、優れた防水性・防汚性をプラスするセラミック塗料です。木材ならではの質感を残しながら表面を保護することができます。
税込33,663円/缶

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