天然木ウリンの特長
別名アイアンウッド(鉄の木)とも呼ばれるウリン。ハードウッド材といえば「ウリン」といわれるほど、耐久性については群を抜くウッドデッキ材です。近年その希少価値も高く貴重な資源として扱われており、ウッドデッキをはじめ屋外の様々なシーンでウリン材が使われています。
優れた耐久性・耐水性・耐腐朽性世界最強の木材
「ウリン(ビリアン)」の特長
天然木ウリンとは?
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ウリンは、主に東南アジアを原産地とするクスノキ科のハードウッド(広葉樹)です。色は濃褐色(黄褐色・赤褐色)で、別名ボルネオアイアンウッド(鉄の木)とも呼ばれ、その耐久性、耐水性、耐腐朽性において世界最強の木材と呼ばれています。鉄並みの強度があり、原産地では湾港施設や橋梁にも使われることが多く、50~100年は保つといわれています。
ウリンの優れた機能性(メリット)
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ウリンはシロアリなどの害虫にも強く屋外での使用に威力を発揮します。また、天然木なのに面倒なお手入れ不要の安心メンテナンスフリー!施工後の反り・曲がり・割れなどは他の樹種と比べて少なく、形状安定性にも優れています。
天然木のウッドデッキ材やフェンス材としても、耐久性・耐水性・耐腐朽性・強度・形状安定性の全てにおいて群を抜く最強の木材といえます。
ウリン材の注意点・
デメリットについて
特有の樹液(灰汁)が出る
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ウリン材が雨などで濡れると赤茶色の灰汁が出てきます。ウリンに含まれるポリフェノール成分の多い樹液が耐腐朽性・耐防虫性の秘密です。施工後2~3週間程度は特に茶褐色の灰汁が多く出ますが、約3ヵ月~1年後(※)にはすべて流れ落ちて落ち着きます。
コンクリート等に付着した場合、市販の塩素系漂白剤や中性洗剤で洗い流すことが可能ですが、付着した場所によっては落ちにくい場合もあります。衣類等が汚れる場合もあるため灰汁が出尽くすまでは注意が必要です。※灰汁が全て流れ出る期間は、設置場所の環境により差があります。また、ウリン材1本1本の個体差にも影響します。
経年変化により変色する
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ウリンは、濃い褐色(黄褐色・赤褐色)をしていますが、月日が経ち雨や紫外線に当たることで、シルバーグレー色に変化していきます。「はじめの美しい色合いが気に入ってたのに...」ショックを受ける方も少なくありません。この経変変化は天然木特有のもので、「色の変化を楽しめるのが良い」「シルバーグレーの色合いが好き」という方も多くいらっしゃいます。
ウリンの経年変化(変色)は必ず起こる事象なので、事前に知っておきましょう。変色後もウリンの耐久性・強度などはそのままなので安心して使用できます。
DIYには不向き!?
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ウリンは、アイアンウッドと呼ばれるだけあってとても硬いハードウッドです。そのため、ノコギリで切るのは至難の業で、カットなどの加工には押し切り機や丸ノコなどの電動工具が必要です。また、木材自体に重量があるのでDIYで扱うには難易度が高くなってしまいます。
プロ施工では実績も多く人気の樹種ですが、DIYでウッドデッキ作りに慣れていない方は、ソフトウッドや人工木材をおすすめします。
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原産国 東南アジア
ボルネオ産(クスノキ科)色調 濃褐色 耐用年数 極めて大 特徴 頑強で耐久・耐水・耐摩耗性が非常に高く、
狂いが少ない。虫害に対する抵抗力がある。 -
ウリンとビリアンは
どう違うの?
インドネシアでは「ウリン」、マレーシアでは「ビリアン」と呼びますが同じ樹種のことです。早くから日本ではウリンとして親しまれていたため、多くの人がウリンと呼ぶようになりました。
DIY向けの
ウリン製品もあります
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ウリン材でできた丈夫な木製ボックス。プランター以外にもアイデア次第で庭の様々な用途に使えます。
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インテリアとして使ってもおしゃれなシェルフ棚です。植物を飾って楽しめます。
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庭のアクセントになるディスプレイ用の梯子(はしご)です。つる植物を絡ませて使うのもおすすめ!
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DIYに最適なミニ簡易デッキ。サイズ違いを組み合わせて楽しむのもおすすめです。
ウリン材を使った
施工事例を紹介
ブリック
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