人工木ウッドデッキ 基礎の作り方(鋼製根太編)

鋼製束と鋼製根太を使用したウッドデッキ基礎の施工方法を紹介人工木ウッドデッキ 基礎の作り方(鋼製根太編)

こちらのページでは、ハンディウッドの鋼製部材(根太・大引き)を使用してウッドデッキの土台となる基礎部分を施工した時の様子を紹介。一般的な鋼製の束と根太材(ハット鋼)を使用したクロス工法での人工木ウッドデッキ基礎の施工方法を詳しく解説しています。

鋼製束・鋼製根太を使用人工木ウッドデッキの基礎作り(施工方法)

ウッドデッキを支える「基礎」はデッキ作りにおいて最も重要で難しい工程です。
今回は、束石の上に鋼製束・鋼製根太を設置し、
クロス工法による人工木ウッドデッキの基礎の作り方を解説します。

  • 準備するもの

    準備するもの

    束石(基礎石)・砕石・インスタントセメント・シャベル・スコップ・バケツ大・水平器・水糸・メジャー・ハンマー・厚手のゴム手袋
    ※根太をカットする場合は、別途ディスクグラインダーや保護具などが必要です。

  • 使用する材料

    使用する材料
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今回は、DIYによるウッドデッキの施工方法を紹介しております。
プロの施工とは、手順・工法等の内容が多少異なる場合がありますのでご了承ください。

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基礎作りの前に...

  • 基礎作りの前に
  • 施工場所が土の場合、直接ウッドデッキの束柱を設置してしまうと地面へ沈み込んでしまうため、束石(基礎石)を使用して基礎になる土台を作る必要があります。(地面がコンクリートの場合、束石は不要です)
    束石は、様々なサイズ・形状があり、ホームセンターなどで1個あたり約300~700円ほどで購入できます。今回は、15cm角(高さ10cm)のピンコロ束石を使用します。

  • 基礎作りの前に
  • ウッドデッキを支える束石を、正確な位置に水平に設置できるかどうかがウッドデッキの完成度に大きく影響します。
    土台作りをスムーズに行うために、まずトンボやレーキ等を使い、できるだけ高低差の無い平らな地面にならしておきましょう。

step01

束石(基礎石)を設置する

  • ウッドデッキの基礎

    施工場所を平らに整地し、ウッドデッキの基礎をつくっていきます。

  • 図面などを参考

    まず、事前に作成した図面などを参考に、指定の位置にすべての束石を仮置きします。

ウッドデッキ図面の作成例

使用するデッキ材や部材の寸法を考慮して図面を作成することで、必要材料の拾い出しが明確になり、束石の位置や根太ピッチの把握など、当日の作業をスムーズに進めることができます。
※今回施工したウッドデッキの参考図です。束・根太ピッチはデッキサイズ等に応じて変動しますので目安としてください。

  • 半分が入る程度

    束石を仮置きした場所に穴を掘ります。穴のサイズは束石よりひと回り大きく、束石が半分ほど入る深さが目安です。また、束石が傾かないよう穴の底が平らになるように掘りましょう。(調整タイプの束柱を使う場合は、すべての束石を同じ高さで固定する必要はありません。)

  • 叩く

    掘った穴の底に砕石を入れると束石が沈み込んでしまうのを防ぎ、より地盤が安定します。砕石を適量入れ、束石で数回叩いて突き固めておきます。

  • 地盤補強する場合

    さらに地盤補強する場合は、インスタントセメント等で作ったモルタルを入れ、その上に束石を置いて固定します。

  • 束石を正確な位置に並べる

    束石を正確な位置に並べるため、水糸を張るなどして位置を合わせます。

  • 束石が傾かず水平を保っているか

    束石が傾かず水平を保っているか水平器を使って確認しながら、ハンマーで叩いて調整を行います。

  • 束石の設置完了

    全ての束石の水平を確認でき、位置が確定したら土を戻します。これで束石の設置完了です。

step02

束石の上に「束柱」を設置する

  • 束石の上に束柱を仮置き

    束石の上に束柱を仮置きします。束柱は高さ調整が可能な鋼製束を使用します。

  • 水平器で縦方向・横方向の水平を確認

    ボンドが乾いたら、念のため再度水平を確認しておきましょう。

  • コンクリートビスで固定

    束柱の底部分にウレタンボンドを塗布して束石にしっかりと接着させ固定します。ボンドのみでも施工は可能ですが、よりしっかり付けたい場合は、振動ドリルで下穴をあけ、コンクリートビスで固定されることをおすすめします。

  • 再度水平を確認

    ボンドが乾いたら、念のため再度水平を確認しておきましょう。

step03

束柱の上に
「大引き材」を設置する

  • 床板に対して平行になるように設置

    大引きは、床板に対して平行になるように設置します。

  • ドリルビスで固定

    束柱(鋼製束)の上に大引き材(鋼製)を乗せ、束1台につき2か所、ドリルビスで固定します。

  • ドリルビスとは
  • ドリルビスとは

    木ねじやタッピンねじは下穴を開ける必要がありますが、ドリルビス(ドリルねじ)は、先端がドリル形状になっていて、ネジ自身で下穴開け~締め付けをこなします。下穴が必要ないので、鋼板などのビス止めに適しています。

step04

大引きの上に根太を設置する

  • 大引きと根太をドリスビスで固定

    固定した大引き材の上に根太を交差させて設置し、大引きと根太をドリスビスで固定します。大引きと根太が垂直に交差することで、床板をしっかりと支える丈夫な土台となります。

  • ウッドデッキの土台部分

    これで束石設置から根太設置までウッドデッキの土台部分が完成です。

step05

根太に「幕板受け部材」を取り付ける

  • 下穴を開ける

    幕板の受け下地となる部材に、予めドリルで下穴を開けます。幕板は2段仕様で仕上げるため、下地部材は2段用を使用します。

  • ナベドリルビスで固定

    幕板受け部材の溝に根太の下部を入れ込み、ナベドリルビスで固定します。

  • 約600~700mmピッチで等間隔に取り付け

    奥行方向は根太ごとの端部に、幅方向は約600~700mmピッチで等間隔に取り付けましょう。幕板が途中でジョイントする箇所は2個並べるように取り付けてください。

ウッドデッキの基礎部分が完成

所要時間約7時間半

今回紹介するのは基礎部分施工までの工程となります。
この上に人工木デッキ材を施工すればウッドデッキが完成します。
床板を張ってから幕板を取り付けるという手順になります。

【参考図面】ハンディウッド 幕板1段標準納まり
  • ハンディウッド参考図面
  • ハンディウッド参考図面

プロ施工からDIYまで幅広く対応おすすめの人工木ウッドデッキ材はこれ!

RESIN WOOD2&THILFE

今回ご紹介した施工方法は、鋼製部材を使用して基礎施工を行いましたが、低コストでスムーズに施工できる基礎部材THILFE(シルフ)もおすすめです!アルミ製の根太を使用し、ビス留め作業も最小限に抑えられるので、従来の基礎部材に比べて簡単に基礎の設置が行えます。当店人気NO.1の人工木デッキ材RESIN WOOD2の床板規格で設計された規格サイズの根太セットもあり、必要材料と数量が自動計算でわかるのもこの組み合わせだけ!ぜひご検討ください。

必要材料の自動計算

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