
推定L等級からΔL等級へ遮音性の新基準について
床材や床仕上げ構造の床衝撃音低減性能は[推定L等級]から「ΔL等級」へ。その概要をご紹介いたします。
床衝撃音の表記が変わりました
これまでは、床材や床仕上げ構造の床衝撃音低減性能を表す方法として遮音等級LL-45,LL-35という基準が、使われてきました。 この遮音性能を[推定L等級]といいます。
「推定L等級」は一般的にも浸透した性能表示方法であり、空間性能と同様の表示であることから判りやすく、現在でも商品選定にこれを目安にする例がまだあります。しかし、実際の建物の床衝撃音遮断性能は床スラブの厚さや床材の性能、居室の大きさや形、天井の仕様など様々な要因によって変化するため、床材の性能と空間性能には差が生じる可能性がありました。また、メーカー間で床高などの試験条件が異なり、製品性能の比較ができないことも問題でした。そこで、より製品の相互比較を可能とするため、試験方法および条件を統一することになり、試験条件も、より実際の建物の施工条件に近づけるため、床の壁際の納まりを再現したものになっています。
旧呼称 | 床衝撃音低減性能の等級に対する集合住宅の生活状態 | 新遮音等級 | |
---|---|---|---|
足音・走り回る音などに対しての感じ | 集合住宅の生活状態 | ||
LL-30 | ほとんど聞こえない | 全く聞こえない | |
LL-35 | 静かなとき聞こえる | まず聞こえない | ΔLL(Ⅰ)-6 |
LL-40 | 遠くから聞こえる感じ | 気兼ねなく生活できる | ΔLL(Ⅰ)-5 |
LL-45 | 聞こえるが気にならない | 少し気をつける | ΔLL(Ⅰ)-4 |
LL-50 | ほとんど気にならない | やや注意して生活する | ΔLL(Ⅰ)-3 |
LL-55 | 少し気になる | 注意すれば問題ない | ΔLL(Ⅰ)-2 |
出典:JIS A1440-1 実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法-第1部:標準軽量衝撃源による方法
遮音等級別
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軽量床衝撃音低減性能の等級(ΔLL等級)
表記する等級 | 軽量床衝撃音レベル低減量の下限値 | ||||
---|---|---|---|---|---|
125Hz帯域 | 250Hz帯域 | 250Hz帯域 | 1kHz帯域 | 2kHz帯域 | |
ΔLL-5 | 15dB | 24dB | 30dB | 34dB | 36dB |
ΔLL-4 | 10dB | 19dB | 25dB | 29dB | 31dB |
ΔLL-3 | 5dB | 14dB | 20dB | 24dB | 26dB |
ΔLL-2 | 0dB | 9dB | 15dB | 19dB | 21dB |
ΔLL-1 | -5dB | 4dB | 10dB | 14dB | 16dB |
ΔLL等級は、JIS A 1440-1に基づき標準軽量衝撃源 (タッピングマシン)を用いて測定された床材の軽量床衝撃音低減性能の等級表記。
出典:JIS A1440-1 実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法
-第1部:標準軽量衝撃源による方法
重量床衝撃音低減性能の等級(ΔLH等級)
表記する等級 | 重量床衝撃音レベル低減量の下限値 | |||
---|---|---|---|---|
63Hz帯域 | 125Hz帯域 | 250Hz帯域 | 500Hz帯域 | |
ΔLH-4 | 5dB | -5dB | -8dB | -8dB |
ΔLH-3 | 0dB | -5dB | -8dB | -8dB |
ΔLH-2 | -5dB | -10dB | -10dB | -10dB |
ΔLH-1 | -10dB | -10dB | -10dB | -10dB |
ΔLH等級は、JIS A 1440-2に基づき衝撃力特性(1)の 標準重量衝撃源(タイヤ衝撃源)を用いて測定された床材の重量床衝撃音低減性能の等級表記。 出典:JISA1440-2 実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法 -第2部:標準重量衝撃源による方法
[ΔL等級]の概要と
[推定L等級]の相違点
ΔL等級 | 推定L等級 | |
---|---|---|
表示形態 | 床材の単体性能を表す方法 | 空間性能に結びつけた方法 |
表示する等級 | ΔLL等級、ΔLH等級(例:ΔLL(II)-2、ΔLH(II)-2 | 推定L等級 (例:LL-45、LH-50) |
カテゴリー | 床材の種類により分類 | - |
使用する試験室 | 壁式構造実験室 | 残響室・壁式構造実験室 |
試験体の仕様 | 標準型試験体
|
規定無 (試験体の施工条件が様々⇒ 相互比較が難しい) |
特定型試験体
|
||
床の評価対象部位 | 一般壁際納まりまで再現施工 | 室中央の一般断面のみ |
試験期間の相違点 | 統一した評価方法を採用 | 推定方法に差があった |
荷重試験 | 同一試験体において荷重試験を実施(参考値) | 無 |
床材カテゴリー
カテゴリーI | カテゴリーII | |
---|---|---|
直貼り防音 フローリング、 カーペットなど |
発砲プラスチック系 下地床 乾式二重床 |
カテゴリーの異なる床材の相互比較はできない (等級が同一でも実際の現場で同じ性能になるとは 限らない) |
[ΔL等級]の試験結果と実際の建物における床衝撃音レベル低減量は必ずしも
一致しませんのでご注意ください。

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