省エネ対策にはカーペットがおすすめ!
空気を多く含むカーペットは、寒い時に素足で触れても冷たさを感じることのない「接触温熱感」に優れた床材です。「せんい」層に隠された空気層が断熱層になっていて、その断熱性が、省エネ効果につながり、住宅の冷暖房費の節約につながります。冷たい床で思わずつま先だけで走ってしまう、なんていうこともなくなりますね!
省エネ快適住宅とは?
部屋の熱はどこから逃げる?
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一軒の住宅における熱損失の割合は、各部位の表面積とその部分の熱の通りやすさで決まります。一般に、住宅における熱損失の割合は、天井(屋根)から6%、壁から19%、床から10%、開口部から48%、換気で17%程度と言われています。
おさえるポイントは4つ
1979年の「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(通称「省エネ法」)の制定以来、時代の流れとともに基準の見直し、改訂が重ねられています。日本の家庭のエネルギー消費において、約30%を占めている暖冷房。この暖冷房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅が省エネ性能の高い住宅と言えます。
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POINT1
快適さ真冬や真夏でも少ない暖冷房エネルギーで過ごしやすい。
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POINT2
経済的光熱水費が節約できる。
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POINT3
健康的結露によるカビやダニの発生を抑制できる。ヒートショックのストレスが少ない。
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POINT4
耐久性結露による木材などの腐朽や建材の劣化が抑制される。
季節で変わる空気の流れ
住宅の床、壁、天井、窓など外気と接している各部位から逃げる熱の移動がなるべく少なくなるように、住宅の隙間を減らし、過剰な空気の移動を減らします。夏は日射を遮蔽しましょう。(気密性能だけを強化すると室内環境が悪化しますので、必要な換気量は確保しましょう)
違いは一目瞭然!カーペットが省エネに適した床材だということがよくわかります。
サーモグラフィ写真で違いを見る
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ウールカーペット
カット -
塩ビタイル
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木質フローリング
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畳表
手のひらを床材に接触して、5秒後の手のひらの表面温度を色で表現したのが、上のサーモグラフィ写真です。赤くなるほど温度が高く、青くなるほど温度が低いことを表しています。ウールカーペットでは、手のひら全体が赤く暖かいことが分かります。このように、接触温熱感・熱移動特性から見てもカーペットは他の床材に比べて優れた値を示しており、まさしくカーペットは住まいにおける暖かさづくりの基本といえます。
カーペットが熱を逃がさない秘密
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繊維の縮れが空気を保持
細い繊維の集合体である織物は、繊維と繊維の間に多くの空気を保持する為、もともと保温性に優れているのですが、カーペットの場合は厚手の繊維組織に加えてパイルという立毛があり、3次元の立体構造になっているため、空気をたっぷりと含んでいます。このため、カーペットの保温効果は、数ある床材の中でも飛び抜けて優れているのです。
商品選びのポイント製品マークを知って賢く選ぶ
「生産」から「廃棄」まで、ライフサイクル全体を考慮して環境への負荷が少なく、環境保全に役に立つと認められた商品に付けられる「エコマーク」は生活の中に馴染んでいますが、メーカー独自の商品開発により環境に配慮した製品も多く出回っています。また、生産時や廃棄時に大量の二酸化炭素や有害物質を発生させないウールやイグサ製品もまたエコ商品と言えます。それらの商品を選ぶことで地球を守るエコ活動にもつながります。
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エコマーク
「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品。
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グリーン購入法適合品マーク
再生材料が使用されていたりリサイクル可能である商品など、環境負荷の少ない商品。
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スミトロン®
再生ポリエステルを50%使用したエコロジーなリサイクル繊維。
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低炭素商品
商品のライフサイクルのすべての段階においてCO2の発生を抑制する商品。
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ウールマーク
世界140ヵ国で使用される高い品質基準をクリアしたウール製品。
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ファーンマーク
ニュージーランド羊毛を使用している世界の有名なメーカーが提供する高級ウール製品。
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