
購入前に知っておきたい! ウッドブラインドの選び方
ウッドブラインドを選ぶときのポイントを全てまとめたページです。スラットデザインはもちろんですが、他にも取り付け方法の選択や窓のサイズによって決めるスラット幅など、ウッドブラインドはオーダーする時の注意点がたくさん。購入後に後悔しないように選べる内容や選び方をしっかり確認しておきましょう!
ウッドブラインドは
天然木と樹脂スラットがある
天然木ブラインドの特徴や
向いている窓
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ウッドブラインドの主流はもちろん天然木のスラットを使用したタイプ。
天然木スラットは1枚1枚強度があり、アルミ製のように簡単に折れることはありません。
木本来の温かみのある素材感で様々なインテリアに合わせやすいデザイン性が魅力です。一方で、木製のため水分に弱く水まわりの窓には向かないというデメリットもあります。
樹脂ブラインドの特徴や向いている窓
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ウッドブラインドには、実は樹脂製のスラットを使用したタイプがあります。
ウッドなのに樹脂?と疑問に思う方も多いと思いますが、この樹脂製ブラインドは木製では難しい水まわりでの使用に対応したものです。樹脂の板にプリントや表面の凹凸加工を施し、リアルな木目を表現したスラット。
浴室やキッチン回りでも木製ブラインドのような見た目を楽しみたい方におすすめです。
ウッドブラインドの
スラット幅の選び方
3種類のスラット幅から選ぶ
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35mm幅スラット
換気や光採りのための小さな窓におすすめの小さなスラット幅です。縦長や横長のスリット窓にもこちらが似合います。
また、お部屋に大小いくつかの窓があり、全体のサイズを統一したい場合は35mm幅を選びましょう。 -
50mm幅スラット
ウッドブラインドで最もスタンダードなスラット幅です。木目の質感が楽しめて、大きな窓とのバランスも良いタイプ。
腰高窓から通常の掃き出し窓のサイズなら、50mm幅スラットが最も美しく見えます。 -
63mm幅スラット
ウッドブラインドに新しく加わった大きな幅のスラットです。より木の存在感が楽しめて、スラットを平行にした時の眺望も広くとれます。
スラット幅を選ぶときは
たたみ代に注意!
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スラット幅の選択はたたみ代の大きさに直結します。
たたみ代とは、ブラインを一番上まで畳み上げた時にできるスラットの溜まり部分のこと。
幅が大きい50mmや63mmのスラットは、同じ高さの製品でも35mm幅のスラットより少ない枚数で製作できるため、たたみ代もコンパクトになります。窓の外の景色も楽しみたいお部屋には、50mmや63mm幅のスラットがおすすめです。
ウッドブラインドの
操作方法の選び方
ウッドブラインドはアルミ製と比べて
重量があるため、操作方法選びはとっても重要!
窓の大きさに合わせて最適なものを選びましょう。
大きな窓に向いている操作方法
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チェーン式(タッチ)
1本のボールチェーンを下に引く動作で、ブラインドの開閉やスラットの角度調整ができます。
メカ内部にギアが内蔵されているため操作が軽く、大きな窓に向いています。
また、チェーンタッチ式ならチェーンを少し引いただけで自動降下する機能も付きます。 -
ループコード式(タッチ)
チェーン式と操作方法や特徴が全く同じ操作方法。
違いは操作部が樹脂チェーンか、化学繊維のコードかだけです。
チェーン式は主にタチカワブラインドのウッドブラインドで採用され、ループコード式はニチベイ・TOSOで採用されています。 -
スマートコード式
ブラインド上部に付いた短い棒で全ての操作を行うタイプです。
棒先端のコード止めを下に引くと開閉し、回転グリップを回すとスラットの角度が変わります。
チェーン式・ループコード式同様にギア内蔵で軽い操作感に。
また、チェーンやコードがループしない構造のため、引っかかりによる事故の心配がないこともメリット。
小さな窓に向いている操作方法
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ポール式
操作コードを引いて開閉し、操作ポールでスラットの角度を調整するスタンダードな操作方法。
開閉時に製品の重みがダイレクトに伝わるため、大きな窓には不向き。 -
コード式
2本のコードによって、それぞれで開閉操作とスラットの角度調整を行うタイプ。こちらもポール式同様、製品の重みがそのまま操作時に伝わるため、小さな窓用の操作方法。
こんなに違う!
ウッドブラインドの重量
ウッドブラインドの操作方法について説明しましたが、そもそもウッドブラインドはどのくらいの重さなのでしょうか。アルミブラインドと比較しながらご紹介します。
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腰窓サイズ170×110cm
アルミブラインド:2.2kg
ウッドブラインド:5.0kg -
掃き出し窓サイズ170×190cm
アルミブラインド:2.9kg
ウッドブラインド:7.2kg -
テラス窓サイズ300×200cm
アルミブラインド:5.3kg
ウッドブラインド:13.2kg
上の比較の通り、ウッドブラインドはアルミブラインドの2~3倍の重量があります。一番大きなサイズだと10kg以上になり、なんと2歳の赤ちゃんと同じくらいの重量。しかし、重いウッドブラインドでも、ループコードやチェーン・スマートコード操作式であれば、内部に入ったギアのおかげでアルミブラインドのように軽い操作感を実現することができます!
アルミスラット×木部材の
デザインブラインドは軽量!
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ウッドブラインドの重厚感や木目の雰囲気が好きという方は、デザインブラインドもおすすめです!
デザインブラインドとは、スラットにはアルミ素材を、ヘッドボックスやボトムレールには木部材を使用した、ハイブリットなブラインドです。先ほどお伝えした通り、アルミスラットなら木製よりも断然軽量になるため操作がスムーズで、かつ木部材によって木の温かみも感じられる製品です。
スラットカラーの選び方
豊富なスラットカラー・
加工から選べる
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無塗装や自然塗料
木目が活きる無塗装や自然な塗装でナチュラルに仕上げたスラットです。
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ベーシックなペイント塗装
木材にしっかりと着色する塗装です。豊富なカラーが選べて、インテリアのアクセントにもなります。
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ヴィンテージ加工・塗装
特別なヴィンテージ加工や塗装を施したスラットもあり、長い間使いこまれたような表情が楽しめます。
施工事例を参考に
似合うデザインを決めよう!
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ウッドブラインドのカラーコーディネートの基本は、お部屋で使用している木目と色味やテイストを合わせる方法。
異なる色味の木素材家具があると、インテイリアの統一感を持たせるのが一気に難しくなります。ウッドブラインドのコーディネートで迷うなら、おしゃれな施工例をたくさん見て、参考にするのが一番分かりやすい方法です。
購入前に必ずサンプルを
確認しよう!
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ウッドブラインドはスラットの質感が好みに合うかが重要な製品。
同じカラーでも表面の凹凸の大小や、木目の節の目立ち方など種類によって様々です。
決して安いお買い物ではないので、本体のご購入前に必ずスラットのサンプルを依頼して、実際に確認しておきましょう!
サンプルは各商品のお見積りページから、無料で依頼できます。
ラダーコードとラダーテープの違い
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ラダーコード
アルミブラインドでもおなじみのラダーコードです。色は選べず、スラットカラーと同系色となります。すっきりとした見た目や、木目の美しさを最大限生かせるため、根強い人気があります。
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ラダーテープ
ラダーテープ仕様はテープカラーが選べる点がポイント!スラットカラーに合わせたオススメの組み合わせもご用意しています。スラット穴が隠れるため、光漏れが少なく、寝室にオススメです。
ウッドブラインドの木材の種類
ウッドブラインドの主流はバスウッド
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ウッドブラインドの中でもメインで使用される木材がバスウッドです。
軽量で加工がしやすく、変形も少ないので最もウッドブラインドに向いている木材です。バスウッドを使用したウッドブラインドは商品数が多く、最もカラーバリエーションが豊富です。
加工しやすい特長を生かし、表面に凹凸付けるなどの特殊加工を施した商品のラインナップもあります。
低価格が嬉しい
バンブー(竹)ブラインド
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ウッドブラインドの中には竹材を使用した製品もあります。
竹は調湿性や抗菌・脱臭作用があり、強度も高い素材のため、ウッドブラインドにも最適です。
また、竹は木材のなかで成長が最も早いため資源が確保しやすく、ブラインドの中でも安価な製品が多いのも大きなメリットですね。
他にも選べるウッドブラインドの種類
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他にもウッドブラインドには様々な木材が使用されています。
例えば、軽量で操作性の良い桐のブラインドや、上質な国産材を使った杉やヒノキのブラインド等があります。
木材にはそれぞれの表情があり、重量や強度・機能性など特徴が異なるため、樹木の種類をメインにスラットを選ぶのも一つの方法です。
ウッドブラインド
取り付けについて
まずは天井付けか正面付けか選ぼう
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天井付け
窓枠の内側に綺麗に収まるように取り付ける方法です。スッキリとした見た目が特長で、周辺の家具等に干渉しない利点もあります。
小窓やスリット窓などは特に天井付けでスマートに収めるのがおすすめです。 -
正面付け
窓枠を覆うように、窓枠の外側に取り付ける方法です。端からの光漏れが抑えられるため、遮光性・遮蔽性を求めるなら正面付けがおすすめ。
また、本来の窓より大きなサイズのウッドブラインドを付けるため、よりダイナミックな印象になります。
ウッドブラインドのサイズの測り方
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ウッドブラインドは自分で寸法を測って簡単にネットオーダーが可能です。
天井付けの場合は窓枠の内側寸法を縦・横測って、どちらも内寸から0.5~1cm程度差し引いたサイズで指定します。
正面付けの場合は、窓枠外側寸法を縦・横測り、3~5cm程度大きいサイズで指定しましょう。
取り付け場所の
奥行にも注意しよう!
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カーテンボックス内のような、前後が囲われた場所に取付ける場合は特に、製品の奥行寸法を必ず確認しておきましょう!
ウッドブラインドは、製品の奥行寸法+ある程度の余裕がなけれければ、取り付ける際に壁に当たって上手く固定できないため注意が必要です。
必要な奥行寸法は各製品の「商品仕様」ページでご確認いただけます。
ウッドブラインドの
バランスは要る?要らない?
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バランス無し
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バランスあり
バランスとは、ブラインドのメカ部分を隠す前飾りの事です。
ウッドブラインドのバランスが要るか?要らないか?は、「今は要らなくなってきた」が答えです。
以前のウッドブラインドは、国内メーカー品でもヘッドボックスがアルミ素材むき出しの状態でした。
そのため、せっかく美しい天然木スラットで自然の温かみが感じられても、どこかアルミブラインドのような無機質な冷たさが残ってしまっていました。
ただ、現在はヘッドボックスの前面がスラットと同じカラーの木板でカバーされるようになり、意匠性が向上しています。
そのため、バランスでヘッドボックスを隠さなくても、上質な見た目が楽しめるようになりました。
もちろん、バランスを付けることでより重厚感のある仕上がりになりますので、お好みで選択してみてください。

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