ばたつきを防止して快適に!ブラインドの風通しと風対策
スタイリッシュな見た目が人気のブラインドは光だけでなく、風通しも調節することができます。強風時に気になるブラインド特有の悩みを解決する、こだわりの種類もあるんです!
ブラインドは
通気・調光機能に優れた製品
ブラインドは数十枚のスラット(羽根)から構成されています。スラットの角度を変えながら、カーテンやロールスクリーンよりも繊細に風量や調光調節できるのが特長です。
スラットを水平にして開放!
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スラットを水平にすると、完全に開放できるので、より多くの風や光を通すことができます。
お部屋の換気や、外からの心地よい風・光を取り込みたいときは、スラットを水平にしてみましょう。
角度をつけて遮光・調光も同時に!
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風通しも良くしたいけれど、完全に開放するとまぶしい…。
そんなときは、スラットの傾きを変えて角度をつけてみてください。スラットが垂直に近づくほど遮光されますが、その分風の通り道も狭くなりますので、光と風のバランスを見ながら調節すると良いですね。
ブラインドで部屋の風通しを
良くするには?
そもそも部屋の風通しを良くするためにはどうしたら良いか知っていますか?一般的には、風の出入り口と、窓の高低差が大切と言われています。
ブラインドで風を調節する場合も、この2つを意識することで、格段に風通しが良くなり、快適な空間になります。
風の出口と入り口を設ける
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風の出口と入口を設けることで、風通しが良くなります。
出口・入口、どちらか一方だけでは空気の循環は良くなりません。風向きを見ながら、北と南、東と西など、相対する窓を1セット開けてみましょう。
さらに、玄関に網戸が付いていて開放できる場合は、玄関から風を入れるとより効果的。入口をあけて外から新鮮な風を取り込み、出口からお部屋の空気と一緒に風が抜けていく、といったサイクルが大切です。
高低差がある窓を開ける
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お部屋の風通しに大切な要素として意外と知られていない「窓の高低差」。
なぜ、高低差が大事なのかというと、空気の温度差が関係しているからなんです。基本的に、温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まりますよね。そのため、高い場所と低い場所の窓を開けると空気が流れやすくなります。
高低差が大きいほど温度差も広がり、より風通しが良くなるんです。
ブラインドならではの
強風時の悩み
ブラインドを使用していると、強風時の悩みがありますよね。特に、接触音や、ラダーコードの絡まり、スラットの折れが気になっている方も多いのではないでしょうか?
接触音が気になる
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風が強いとブラインドが煽られて、ガシャガシャという接触音が気になります。
隣のお部屋やマンションが近い場合は、騒音トラブルが発生する可能性もあります。また、音だけでなく窓枠や窓周辺の壁に傷がつく心配も。
ラダーコードが絡まりやすい
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スラットを束ねているラダーコード。
強風時でブラインドが大きく揺れるとコードが絡まってしまう恐れがあります。ラダーコードが切れてしまうと、スラットが抜け落ちてブラインドの故障につながるので注意しましょう。
スラットが折れる心配も
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ラダーコードだけでなく、スラットが折れる心配もあります。
アルミブラインドのスラットは柔らかいので、強い衝撃が加わると折目がつきやすいです。スラットの折れによって、ブラインドの隙間ができてしまうこともあります。
強風の悩みを解決する
ブラインドを選ぼう!
窓枠内側にピッタリ納まる
ブラインドを
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通常、ブラインドは下の部分が揺れ、風に煽られやすいですよね。
風にあおられるとブラインドが窓枠に当たりガシャガシャと音を立てます。しかし窓枠ぴったりのブラインドを窓枠の内側に取り付けると揺れた場合でも窓枠に当たることが少なくなり、不快な音が軽減されます。
ブラインド自体の揺れが少なくなるので、ラダーコードが絡まる心配もなく一石二鳥です!
サイズオーダー+高さ調整できる
ブラインドがベスト
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ブラインドを窓枠内側に取付ける場合は、サイズオーダーできる製品でなければ綺麗に収めることは難しいでしょう。
また、国内メーカーのサイズオーダーブラインドは、ほとんどの製品が取り付け後の製品高さの調整が可能になっています。メーカーや羽のサイズによりますが、10~20mm程度短く調整可能です。窓枠内側サイズにオーダーし、ブラインドを一番下まで下げた時にのボトムレールが窓枠に接触しないように高さ調整機能で微調整すると、ご自宅の窓にベストなサイズに仕上げることができますよ。
国内メーカー品は
スラット自体が折れにくい
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国内メーカー品のブラインドは、そもそもスラットが折れ曲がりにくいように強化されています。
例えばニチベイのブラインドでは特殊なリブ加工によりスラットの強度をアップした「タフスラット」が採用されています。
スラットに衝撃が加わっても、タフスラットの場合は綺麗に元に戻ります。
他にもタチカワブラインド、立川機工でもメーカー独自のスラット強化加工が施されていますので、安価な製品よりも安心感があります。
木製や樹脂製など
重量のあるブラインドを選ぶ
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木製ブラインドはアルミブラインドと比べて、スラット1枚1枚に厚みと強度があるので折れ曲がらないのが特長です。
また、木製でもアルミ製でもない「樹脂製」のブラインドもおすすめです。
国内メーカーの樹脂スラットは、木製と同等の厚みと強度があり、折れ曲がることはまずありません。リアルなプリント加工が施されていて、本物の天然木のような見た目で、防炎・防水性があるのもポイントです。木製や樹脂製のスラットはアルミスラットよりも質量があるのでそもそも風に煽られにくく、少々の風なら問題なく使用できます。
ブラインドのばたつき防止
ホルダーは
使い方に注意
製品に負荷をかける可能性がある
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ブラインドに限らず、窓まわりのメカ製品では風によるバタつきを防止するためのオプション品を追加できる場合があります。
ボトムレールを固定して揺れを抑えてくれる便利な部品ですが、風がある時の使用はあまりおすすめできません。
あくまで物理的に揺れを抑え込むため、本来風に揺られて逃げていくはずの負荷が製品自体にかかってしまい、使用し続けると故障を促してしまう恐れがあるんです。
もちろん、弱い風でしたら負荷も少なく快適に使用できるため、シーンを見極めることが重要です。
強風時には窓をあけないこと
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少し風があるくらいなら、窓を開けて換気したい場合も多いですよね。
多少の風でしたら、このページでご紹介した「ぴったりサイズで取り付けること」「強化スラットのブラインドを選ぶこと」「重量のあるブラインドを選ぶこと」によってお悩みを解決できると思います。
上記で解決できないほどの強い風の場合は、窓を開けてブラインドが揺らされる状況を作らないようにしましょう。
無理に揺れを抑え込んでも製品に負荷がかかるため、故障のリスクを減らしてブラインドを長く使いたいなら、風の対策も重要です。
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