寒い冬も快適にブラインドを使いこなそう!ブラインドの寒さ対策法
ブラインドは風を通す窓インテリアの為、冬の断熱性能はほかの窓インテリアと比べてやや劣ってしまいます。しかし、寒さに弱いブラインドでも、他の窓インテリアと組み合わせることで機能性を保ったまま断熱性を高めることができるのです!
ブラインドの断熱性について
ブラインドはカーテンより寒い?
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ブラインドは、風を通す窓インテリアであるため、夏には涼しげな印象を与えてくれる反面、冬は無機質で寒い印象を受けてしまいます。
機能面でも、夏には日光を遮ってお部屋の気温の上昇を抑えてくれますが、冬はカーテンに比べると断熱性が劣ってしまいます。
そこでこのページでは、ブラインドの機能性を活かしつつ、組み合わせることで断熱性を高める窓インテリアについてご紹介します!
窓の断熱性を高めるには?
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断熱性を高めるには、窓枠内に空気の層を作ることが重要です。
窓枠の外側に取り付ける窓インテリアに比べて、ブラインドは窓枠の内側に取り付ける分、窓との距離が近くなり空気の層が小さくなります。
つまり、ブラインドより室内側にもう1枚カーテンの壁を作る事で、空気の層を増えて断熱性を上げることができるのです。
ブラインドの寒さ対策に
おすすめのアイテム
ブラインドと
ロールスクリーンの組み合わせ
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ブラインドのスタイリッシュな外観を維持しながら断熱性能を求めるなら、ロールスクリーンとの組み合わせがおすすめです。
昼間はロールスクリーンを収納してブラインドで調光、夜はどちらも降ろして断熱、と2つの機能を使い分けできて便利。
ロールスクリーンを視線の高さあたりまで降ろせば、光を採り入れながら目隠しするという使い方もできます。
取付けの注意点
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注意点として、ブラインドとロールスクリーンの両方を窓枠内に収めるためには、窓枠の奥行が約12cm程度必要です。取付け前に窓枠の奥行や、窓ガラスのサッシなどに干渉しないか確認しておきましょう。(必要な奥行はブラインドのスラット幅やロールスクリーンの長さで変わる場合があります。12cmはあくまで目安としてください。)
窓枠の奥行きが少ない場合は、ロールスクリーンを窓枠の外側に取り付ける方法(正面付け)もあります。窓を覆うように取り付けることで、断熱効果を高めるためにはこちらの取り付け方の方が有効です。
ブラインドとカーテンの組み合わせ
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機能面を追求するなら、断熱性と遮光性を高めることができる、カーテンとの組み合わせがオススメです。
日中はブラインドの調光性能を活かし、夜はカーテンを閉めることで断熱・遮光することができます。
特に、ブラインドの単体使用の際に気になる、コード穴や羽根の間・窓枠とブラインドのすき間からの光漏れを防ぐことができます。
ブラインドとカーテンを組み合わせる時は、ブラインドは窓枠の内側に納まるように取り付けましょう。
ブラインドだけで
断熱性を高めるには?
高遮蔽ブラインドを使用する
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これまで、他のアイテムとの組み合わせで断熱性を高める方法をご紹介しましたが、ブラインド単体でも断熱性を高める方法もあります。
それは高遮蔽タイプのブラインドを使用することです。
高遮蔽タイプのブラインドは羽根に昇降コードを通すための穴がなく、通常のブラインドよりも羽根同士のすき間も少なくなるように設計されているため、空気の逃げ道が少なくなります。
さらに、高遮蔽タイプのブラインドを窓枠の外側に取付け(正面付け)することで、より高い遮熱性能が期待できます。
ガラスフィルムを使用する
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ブラインドやカーテンではなく、窓自体に機能を付加する方法もあります。
窓ガラスは基本的に熱貫流率が高い素材です。熱貫流率が高いと外の冷たい温度を室内に、室内の高い温度は室外に熱を伝えてしまい、寒さの原因になります。
ガラスフィルムを貼ると、この熱貫流率を下げる効果があります。ガラスフィルムの中でも特に断熱効果の高い機能性を持ったタイプがあり、こちらを使用することでブラインドだけでも寒さ対策をすることができます。
ガラスフィルムは実はDIYでも簡単に貼ることができるためおすすめです。
断熱性に特化した
ハニカム
スクリーンという選択肢も
ハニカムスクリーンとは?
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断熱性を高めるには「空気層」を作ることが大切というお話をしました。
ハニカムスクリーンは、六角形の特殊なスクリーンを使用し、1台で高い断熱性を発揮するブラインドです。
断熱性が高まると、冬の寒さ対策はもちろんですが、夏場も外の熱い気温が室内に伝わりにくくなるため、1年を通して快適に使用できる人気商品です。
ブラインドと
ハニカムスクリーンの共通点
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ブラインドとハニカムスクリーンでは、そもそも見た目が全く違う商品ですが、実は共通点も多い製品です。
まず取付けについてですが、これはブラインドと手順も使用する部品や工具もほとんど同じです。ブラインド同様窓枠の内側に収めるように設置できますし、通常タイプであればカーテンレール付けも可能です。
開閉についても、ブラインド同様にコードやチェーンを使用して上下に動かすことが可能です。
ブラインドとハニカムスクリーンの
調光機能の差
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ブラインドとハニカムスクリーンで、最も違いが出るのは調光機能です。
ブラインドは羽の角度によって調光操作できますが、ハニカムスクリーンは通常のタイプだとこの調光機能が付きません。
ただ、ツインタイプと呼ばれる、生地が上下で2分割された製品があり、こちらは調光操作が可能になります。
上部にレース生地、下部には目隠しの厚手生地が配置されていて、この生地の分量を自在に調整できます。
ブラインドよりも価格は高くなりますが、より高い断熱性と調光機能の両方を求めるならハニカムスクリーンのツインタイプがおすすめです。
工夫次第でブラインドも
寒さ対策ができる!
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ブラインド自体、遮熱性能を持っているので、夏の暑さや冷房効率には強い味方。一方、冬は見た目も実質的にも寒さに弱いブラインドではありますが・・・、工夫次第で寒さを防ぐことはできます!
ブラインドのメリットを保ったまま、さまざまな方法で断熱性を高めることで、暖房効率もアップ。エネルギーの消費防止にも繋がるので、とっても経済的。
ブラインドに一工夫を加えて、一年中お得に快適な暮らしを実現しましょう!
それでもブラインドの断熱性が気になる方は、ブラインド以外の製品と比較検討してみるのも一つです。
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