自分でできる対処法も!ブラインドの
故障の原因と対策!
機能性も高く、窓部分のインテリアとして重宝するブラインド。できるだけ丁寧に扱うことで、ブラインドを長く愛用していただけます。今回はブラインドの故障の種類や、スラットやコード・ロットの扱い方、不具合が起きた時の対策をご紹介します。
ブラインドのスラットが
折れた時
ブラインドのスラットが折れる原因
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アルミブラインドの故障で最も多いケースはスラットの折れです。
スラットとは、ブラインドの羽根部分のことです。
アルミ素材の特性上、スラット1枚1枚が柔らかいので、1度折ってしまうと跡が残りやすくなります。ブラインドが風にあおられてしまったり、掃除の際に強く引っ張ってしまった際にスラットが折れるケースがあります。
また、何らかの衝撃によってスラットにズレが生じている際に、無理に角度調整をすることでもスラットに折れ目が付いてしまうことがあります。
スラットの扱いで
やってはいけないこと
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スラットをめくらない
標準的なスラットはアルミ素材で柔らかいです。スラットが汚れてないかチェックする際にも、めくらないようにしましょう。
めくってしまうと跡がのこり、スラットがねじれてしまいます。
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スラットを引っ張らない
スラットがねじれてしまった際に、元に戻そうと引っ張ってしまう方もいるでしょう。
強く引っ張ってしまうと、スラットがちぎれてしまうことがあり、修復する手間が増えてしまいます。
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荷物や家具を周辺に置かない
荷物がぶつかるなど、ふとした衝撃でスラットが折りまがってしまうこともあります。
一度折れてしまうと折目が残ってしまうので注意してください。
ブラインドのスラットが
折れた時の対処法
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一度折れたスラットは自分で修復できない
残念ながら、一度折れ目が付いてしまったスラットを自分で修復することはできません。
折れてしまったスラットを交換する必要がありますが、ボトムレールを外してブラインドを分解する必要があるため、まずはメーカーや購入店に必ず確認をしましょう。
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スラットの交換が簡単なタイプもある!
一般的なブラインドはスラットの交換が難しいですが、実は一部の商品では簡単に交換できるタイプも販売されています。
それがタチカワブラインドの「パーフェクトシルキー」です。
一般的なブラインドは昇降コードがスラットの中に通っていますが、パーフェクトは昇降コードにスラットを挟み込むような構造になっています。
そのため、万が一スラットが折れたり汚れてしまっても、ヨコから簡単に抜き差しが可能なんです。
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スラットが折れにくいタイプを
選んでおくことが重要国内メーカー品のブラインドは、スラットが折れ曲がりにくいように強化されているものが多いです。
例えば、ニチベイで採用されている「タフスラット」は、特殊なリブ加工によりスラットの強度がアップし、折れても綺麗に元に戻ります。
他メーカーでも独自のスラット強化加工が施されている製品がありますので、購入前に確認しておくと安心です。
ブラインドのコードが
引きちぎれた時
ブラインドのコードがちぎれる原因
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ブラインドを長く使用していたり、無理な力が加わると、コードが引きちぎれてしまうことがあります。
ブラインドには、スラットを束ねているラダーコード(ラダーテープ)と、高さ・光を調節する操作コードがあります。
どちらも正しくブラインドを使用するために欠かせないパーツですので、劣化していないか時々チェックしてみてくださいね。
コードやロットの扱いで
やってはいけないこと
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コードを強く引っ張りすぎない
操作コードは、直接手で触れて引っ張りながらブラインドを調節します。
普段の操作でかかる力なら問題ありませんが、過度な力が加わってしまうと故障してしまう恐れがあります。ブラインドがスムーズに上下しなくなった場合でも、ラダーコードを引っ張って調節するのは極力控えましょう。
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ロットをねじりすぎない
操作ロッドは、ねじってブラインドを調節します。
あまりねじりすぎるとパーツが取れて修理が必要になります。
国内メーカーの製品では、ロットのねじりすぎを防ぐために、スラットの全閉時にカチッと音が鳴る「エンドクリック機能」を採用しているものもあります。
この機能が備わっているブラインドなら、故障のリスクを少なくできるため安心です。
操作コードがちぎれた時の対処法
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コードが切れた場合は修理よりも
買い替えを操作コードや昇降コードが切れてしまった場合、こちらも自分での交換や修理は難しくなります。
コードはブラインドの昇降を支える重要なパーツなので消耗も激しくなります。5年以上使用しているブラインドなら、安全のためにも修理よりも買い替えをおすすめします。
ロットのねじりすぎによる破損等の場合は、交換で済む場合もあるため、一度購入店に問い合わせましょう。
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セーフティ部品が取れていないか確認
操作コードがブラインドのボトムレールに繋がっている製品は、小さなお子さまやペットの引っ掛かりによる事故を防ぐために、コードがジョイント仕様になっています。
一定の荷重がかかるとジョイントが外れる仕組みになっているため、この部品が外れていないか先に確認しておきましょう。
外れている場合は、ジョイント部をカチッとはめ込むだけで直すことができます。
ブラインドが下がらない・
止まらない時
昇降が上手くいかない原因
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操作コードを強く引きすぎたり、コードの引き方を間違えたときにブラインドが上手く下がらなくなったり、止まらなくなる場合があります。
また、ブラインドの片側だけが持ち上がって、斜めになってしまうケースも多いです。
このような場合は、故障よりも正しく操作できてないことが多いため、一度下記の方法をお試しください。
ブラインドの昇降が
上手くいかない時の対処法
※下記は一般的なポール操作式での対処法です。お使いのブラインドによって対処法が異なるため、詳しくはメーカーHPをご確認下さい。
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1.ブラインドが
下がらない時ブラインドが下に降りない場合は、ブラインド本体を下から手で押し上げ、同時に昇降コードを引き下げます。
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2.ブラインドが斜めになる
(1で直らない)時1の方法でブラインドが下に降りない時や、ブラインドが斜めになっている時は、操作コードのどれか1本だけを引き下げることでストッパーが解除される可能性があります。(通常の操作時は、必ず操作コード2本ともを引くようにしましょう。1本だけを操作するとブラインドの傾きの原因となります。)
ブラインドの
メンテナンスシールについて
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国内メーカーのオーダーブラインドは、製品に「メンテナンスシール」が貼りつけられています。製品が万が一故障してしまい、自身での修理が困難な場合には、メンテナンスシールに記載の番号と一緒にお問い合わせください。
メンテナンスシールの場所はメーカーによって異なりますが、基本的にはAヘッドボックス底面、Bヘッドボックス裏側、Cボトムレール上面にに貼り付けられています。
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