エコロッカデッキ 設計・施工マニュアル(部材の施工スパン/施工手順)

高品質人工木ウッドデッキ「エコロッカ」の施工方法を詳しく解説エコロッカデッキ
設計・施工マニュアル

木材とプラスチックの特性を兼ね備えた再生複合材(WPC)の最上級品質を誇る人工木ウッドデッキ材「ECOROCA®(エコロッカデッキ)」ここでは、エコロッカデッキの詳しい施工要領(工法)を確認いただけます。プロ施工もDIYもウッドデッキ施工の参考にお役立てください。

エコロッカデッキの
基本納まり概要

アルミ根太とEブラケットの納まり

アルミ根太とEブラケットの納まり

ハット鋼根太とEブラケットの納まり

ハット鋼根太とEブラケットの納まり

部材の施工基準

部材の許容支持スパン

  • 根太・大引き・支持脚 許容支持スパン一覧表(積載荷重:3,000N/m2

根太
積載荷重3,000N/m2 根太ピッチ 片持ち長さ
アルミ根太30*70 L3600 500 200
支持脚(束)ピッチ 720
アルミ根太70*70 L3600 500 200
支持脚(束)ピッチ 900
鋼製根太40*60 L2700 500 200
支持脚(束)ピッチ 900

(単位:mm)※面材は、145×30中空材(DK2020、DK1000C)を想定しています。

大引き
積載荷重3,000N/m2 アルミ根太
30*70 L3600
アルミ根太
70*70 L3600
鋼製根太
40*60 L2700
大引きピッチ 片持ち長さ 大引きピッチ 片持ち長さ 大引きピッチ 片持ち長さ
アルミ根太30*70 L3600 720 150 720 200 720 200
支持脚(束)ピッチ 720 900 900
アルミ根太70*70 L3600 900 150 900 200 900 200
支持脚(束)ピッチ 600 900 900
鋼製根太40*60 L2700 900 200
支持脚(束)ピッチ 900

(単位:mm)※面材は、145×30中空材(DK2020、DK1000C)を想定しています。

  • 根太・大引き・支持脚 許容支持スパン一覧表(積載荷重:4,000N/m2

根太
積載荷重4,000N/m2 根太ピッチ 片持ち長さ
アルミ根太30*70 L3600 500 200
支持脚(束)ピッチ 720
アルミ根太70*70 L3600 500 200
支持脚(束)ピッチ 900
鋼製根太40*60 L2700 500 200
支持脚(束)ピッチ 900

(単位:mm)※面材は、145×30中空材(DK2020、DK1000C)を想定しています。

大引き
積載荷重4,000N/m2 アルミ根太
30*70 L3600
アルミ根太
70*70 L3600
鋼製根太
40*60 L2700
大引きピッチ 片持ち長さ 大引きピッチ 片持ち長さ 大引きピッチ 片持ち長さ
アルミ根太30*70 L3600 720 150 720 200 720 200
支持脚(束)ピッチ 600 900 900
アルミ根太70*70 L3600 720 150 900 200 900 200
支持脚(束)ピッチ 600 900 900
鋼製根太40*60 L2700 900 200
支持脚(束)ピッチ 900

(単位:mm)※面材は、145×30中空材(DK2020、DK1000C)を想定しています。

デッキ材の許容支持スパン

デッキ材の断面別許容支持スパン一覧表(積載荷重:4,000N/m2まで共通)

断面サイズ サイドスリット 品番 単位重量 支持ピッチ 片持ち長さ
145*30 中空 有り DK2020 3.3kg/m 500mm以内 150mm以内
145*30 中空 無し DK2020N 3.3kg/m 500mm以内 150mm以内
145*30 中空 有り DK1000C 2.8kg/m 500mm以内 150mm以内
145*30 無垢 有り DM1000 5.8kg/m 500mm以内 150mm以内
145*30 無垢 無し DM1000N 5.5kg/m 500mm以内 150mm以内
145*30 中空 無し DJ1000 2.5kg/m 400mm以内 120mm以内
デッキ材の許容支持スパン

エコロッカデッキ 施工手順

作業工程フローチャート

STEP1

施工場所の確認・墨出し

【確認事項】
◎施工前にウッドデッキの施工範囲、床高さ、納まり詳細を確認しておく。
◎各部材の規格、色、個数を確認する。
◎施工範囲の基準となる「通り芯墨」および、床の高さの基準となる「陸墨」を確認する。

  • 鋼製根太4060(L2700)を使用した場合の墨出し要領

支持脚の配置は、ダブル根太の場合、【900×900】となります。
支持脚の配置は、シングル根太の場合、【500×900】となります。

鋼製根太4060(L2700)を使用した場合の墨出し要領

※(  )寸法は、シングル根太の場合の根太ピッチを表す。

図面(※別途、事前にご準備ください)に従って、基準墨から下地コンクリート面に、大引き(根太)および支持脚(束)の割付位置を墨出しします。
使用する根太の種類やシングル・ダブルの下地構成によって、支持脚の配列が異なるため、「部材の許容支持スパン」に従い適切な配列で施工してください。

STEP2

支持脚(束材)の固定

支持脚の固定方法は、設置場所の条件や下地組の構成によって、適切な方法を選択してください。墨出しに従って支持脚を配置し、しっかり固定してください。

  • コンクリートビス+接着剤併用方式
    (標準施工)

  • コンクリートビス+接着剤併用方式(標準施工)
  • コンクリートビス+接着剤併用方式(標準施工)

※高層階に設置する場合は、耐風圧を考慮し、別途、固定ビスの強度検討が必要です。(後打ちアンカー等)
※接着方式のみ又は置き敷き方式の場合、支持脚の浮き上がり防止のため、デッキ下地をクロス工法(大引き+根太)としてください。

  • 掘孔アンカー接着方式

  • φ14mmの穴を深さ35mm程度まであける

    ハンマードリルで、φ14mmの穴を深さ35mm程度まであけます。
    ※穴に残ったコンクリート粉は、吸塵機やスポイトで除去します。

  • コニシエポキシ樹脂接着剤を穴に注入

    コニシエポキシ樹脂接着剤(※推奨)を穴に注入します。

  • 支持脚のボルトを回しながら押し込む

    支持脚のボルトを静かに回しながら押し込みます。この際、接着剤が穴から溢れていることを確認してください。

  • 主剤2+硬化剤1の割合で混合し攪拌

    ※主剤2+硬化剤1の割合で混合し、充分に攪拌します。
    ※撹拌機の可使時間の目安は、選択した接着剤により確認してください。

  • ※接着剤の選定

    ※気温が5℃以上の条件で使用してください。
    ※初期強度が出るまで、24~36時間は養生をしてください。

※防水押えコンクリート下地面に設置する場合は、押えコンクリートの厚さを確認し、掘孔深さが防水層に達しないように注意してください。

  • 支持脚の許容引張強度

支持脚の固定方法を検討する際、下記の各部材許容耐力を考慮し、デッキの積載荷重、風による負圧の検討をした上で、適切な支持脚の固定を行ってください。

  • コンクリートビス+接着剤併用方式
  • 掘孔アンカー接着方式
  • 接着剤方式

※塗布防水面への許容引張接着強度は、防水層の剥離破壊を考慮し、
300N/本としてください。

STEP3

レベル出し

  • Eサポートの場合

    Eサポートの場合

    ターンバックルの胴部を回転させ、受けプレートの天端面をレーザー光に合わせ、上下のナットを締めて固定します。

  • 掘孔アンカー接着の場合

    掘孔アンカー接着の場合

    受けプレートを回転させ、受けプレートの天端面をレーザー光に合わせ、ナットを締めて固定します。

  • 根太キャッチャーの場合

    根太キャッチャーの場合

    挟み込んだ根太を上下にスライドさせ、根太の天端面をレーザー光に合わせ、根太が動かないようにクランプ等で締めビスで固定します。

※最後に、再度レーザーレベルで高さを確認し、場合によっては水糸を張って
レベルの確認を行ってください。

STEP4

大引き・根太の取付

  • 根太キャッチャー + アルミ根太の固定

根太キャッチャー + アルミ根太の固定

根太キャッチャーとアルミ根太の固定は、テクスビス5-16を片面2本×両面の計4本で固定します。アルミ根太のジョイント部の場合は、テクスビスM5-16を片面4本×両面の計8本で固定します。根太のジョイント部は、根太キャッチャーの中央部で、クリアランス1~3mmを確保してください。

  • Eサポート + アルミ根太の固定

Eサポート + アルミ根太の固定

Eサポートとアルミ根太の固定は、テクスビスM5-16を片面2本で固定します。
根太のジョイント部は、Eサポート受けプレートの中央部で、クリアランス1~3mmを確保してください。
Eサポートの受けプレートがL型の場合は、受けプレートの向きを左右交互に設置し、根太の両側からテクスビスで固定します。

  • Eサポート + 鋼製根太の固定

Eサポート + 鋼製根太の固定

Eサポートと鋼製根太の固定は、テクスビスM5-16を片面1本×両面の計2本で固定します。鋼製根太のジョイント部の場合は、テクスビスM5-16を片面2本×両面の計4本で固定します。鋼製根太のジョイント部は、Eサポートの中央部で、クリアランス1~3mmを確保してください。

  • 鋼製大引き + アルミ根太の固定

鋼製大引き + アルミ根太の固定

鋼製大引きとアルミ根太の固定は、アルミ根太の上面にφ15の下穴を2ヶ所あけ、この穴から根太へ向けてテクスビスM5-16で固定します。アルミ根太のジョイント部の場合は、アルミ根太の上面にφ15の穴を4ヶ所あけ、この穴から根太へ向けてテクスビスM5-16で固定します。アルミ根太のジョイント部は、Eサポートの中央部で、クリアランス1~3mmを確保してください。公共性の高い場所で使用する場合は、大引きと根太のクロス部分に防振ゴムを設置してください。

  • 鋼製大引き + 鋼製根太の固定

鋼製大引き + 鋼製根太の固定

鋼製大引きと鋼製根太の固定は、テクスビスM5-16を片面1本×両面の計2本で固定します。鋼製根太のジョイント部の場合は、テクスビスM5-16を片面2本×両面の計4本で固定します。鋼製根太のジョイント部は、Eサポートの中央部で、クリアランス1~3mmを確保してください。公共性の高い場所で使用する場合は、大引きと根太のクロス部分に防振ゴムを設置してください。

STEP5

床板の取付

床板の取付

■張り始め

  • 床板は、割付に従って一端から他端に向かって片押しに張っていきます。
  • 床板の張り始めと張り終いは、テクスビスで直接固定します。この際、床板材に6mmの下穴をあけ、テクスビスの皿頭形状に合うサイズの皿切り加工を施し、ビス固定によるひび割れを防止してください。
  • ※テクスビスの下穴位置は、床板材の端部や小口付近にあけると、床板材の伸縮によるひび割れが発生しやすくなるため、所定の位置にあけてください。

■床板のジョイント

  • 長手方向の継ぎ目は、根太材の中央で5mmの目地(隙間)を確保し、専用の金具(Eブラケット)で固定します。この際、冬場の施工においては、夏場の伸びを考慮し目地(隙間)を5~7mmの間で調整してください。

■外周部の隙間(クリアランス)

  • 床板と建物の間など外周部の隙間は、必ず10mmのクリアランスを確保してください。
  • Eブラケットの固定方法

  • Eブラケットの固定方法
  • (1)床板材のサイドスリット部分に、Eブラケットのツメ付側を差し込みます。

    (2)次の床板材のサイドスリットを(1)で取り付けたEブラケットに差し込みます。
    5mm厚のパッキン材(スペーサー)を目地部分(隙間)に挟み調整しながら、(1)(2)の工程を繰り返します。

    (3)+(プラス)ビットのインパクトドライバーでEブラケットの専用ビスを締め込みしっかり固定します。

STEP6

幕板の取付

  • 鋼製根太40*60の場合

鋼製根太40*60の場合
  • アルミ根太70*70の場合

アルミ根太70*70の場合
  • 鋼製根太40*60+多段幕板の場合

鋼製根太40*60+多段幕板の場合

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