
優れた断熱効果&超軽量で施工も簡単!
断熱壁パネル
「エアサーモパネル」の
施工方法
エアサーモパネルは新素材ポリスチレンで出来た軽量な壁面パネル。接着剤と両面テープで施工でき、壁一面に貼ることで優れた断熱効果を発揮します。このページではエアサーモパネルの施工方法を詳しく解説します。
エアサーモパネルは
壁一面に貼ることで
優れた断熱効果を発揮!
断熱性能はコンクリートの約30倍!

発砲スチロールやクーラーボックス、断熱材などに使用されるポリスチレン素材でできた壁面パネル。壁一面に貼ることで優れた断熱効果を発揮し、結露対策や冷暖房効率アップの効果が期待できます。
※断熱性能は施工場所の状態や、施工面積によって異なります。

腰壁に貼る方法もおすすめ!
エアサーモパネルを
施工できる場所
このような場合は
既存の壁紙を剥がしてから
施工しましょう
■防汚・撥水などの機能性壁紙や
凹凸の強い壁紙
両面テープが付きにくい場合があります。
■劣化により、
壁紙が浮いている場合
パネルが壁紙ごとはがれてしまう可能性があります。
※上記以外でも、目立たない場所で両面テープを試し貼りしてしっかりと密着するかご確認の上、施工してください。
使用する道具・準備するもの
※溶剤系接着剤は、パネルの主原料であるポリスチレンと反応し、溶けたり劣化したりする恐れがあるため、使用しないでください。
※両面テープや接着剤の種類・使用量は参考例です。下地の状態によって適切な方法が異なるため、実際の状況に合わせて調整してください。
※今回使用するPX8000はポリエチレン・ポリプロピレン・フッ素樹脂・天然大理石には使用できませんのでご注意ください。
基本の施工方法
(壁一面に貼る場合)
今回は、一般的な住宅の壁の高さに合う
2430mmのエアサーモパネルを使用します。

壁の高さに合わせてパネルをカット
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壁の高さとパネルの長さが合わない場合や、貼り始めのパネルの幅を調整したい場合は、手ノコや丸ノコ、押切りを使用してカットしましょう。
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幅をカットする場合は、貼り進める方向と逆の部分を切り落とすようにしましょう。
電動の切断器具を使用すると
切り口が溶ける場合があります
エアサーモパネルの原材料であるポリスチレンは、熱で溶けやすい素材です。電動の丸ノコなどを使用する場合、ゆっくりと切ると切り口が溶けてしまうことがあるため、できるだけパネルに熱が伝わらないよう素早く動かして切るようにしましょう。

壁の端から貼り進める
接着剤と仮止め用の両面テープを
併用しましょう
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壁パネルの本接着用。接着力は高いですが、完全に硬化するまでに時間がかかります。
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接着剤が完全に硬化するまでの間、仮固定するために使用します。
仮固定はフィニッシュネイルでもOK
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接着剤が硬化するまでの仮止めとして、フィニッシュネイルでも固定することができます。
両面テープでの施工よりも工期を短縮することができるのでプロにおすすめの施工方法です。
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パネルの裏面に両面テープを貼ります。左右の端から2~3cm内側に貼り、その間は30cm間隔で均等に貼りましょう。
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両面テープの剥離紙を剥がして、両面テープの間に接着剤を塗布します。
接着剤塗布のポイント
1.パネルの端は特にはがれやすいため、しっかりと接着剤を塗布しましょう。
2.接着剤は壁と接する凹凸の凸部分を中心に塗布しましょう。
3.接着剤の厚みが両面テープ(約1.2mm厚)よりも薄いと、壁にしっかりと接着しません。接着剤は両面テープより厚くなるようにしましょう。

下地の状態に合わせて両面テープや
接着剤の量を調整しましょう
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例えば、壁がたわんでいる場合
古い建物だと、壁面がまっすぐではなく、たわんでしまっている場合がよくあります。
その場合、壁面パネルが跳ね返る力によって、仮止め用の両面テープがはがれやすくなるため、両面テープを多めに貼り付けるなどして調整する必要があります。
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貼り進める方向とパネルの向きに注意して貼り進めましょう。
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貼り始めは、端を壁際に突き付けて貼り付けます。
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2枚目以降はパネルの端の凹凸(サネ)を合わせながら貼っていきます。まずは下部のサネ部分をしっかりと合わせます。
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その後に、上部もサネを合わせ、全体を押し付けます。両面テープが下地に貼り付くように意識しましょう。
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窓枠などに当たる部分は、サイズを測りながら、パネルをカットして貼り付けていきます。
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最後の一枚は残った壁の幅を測り、サネの重ね合わせを考慮し、パネル裏面の端を基準にしてカットしましょう。

サネの重ね幅を微調整することで
きれいに仕上がります!
エアサーモパネルは、細い縦ラインが並ぶデザインのため、
パネルの継ぎ目部分で幅が1mm程度ずれても目立ちません。
その特性を活かし、重ね幅を調整することで、細部まで美しく仕上げることができます。

このような場合で調整できます
1.壁がゆがんでいる場合
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古い建物では、壁の端が床面に対して垂直でないことがあります。そのまま最初の列を壁の形状に合わせて貼り始めると、最後の列でパネルと壁の角度がずれてしまいます。
このような場合は、サネ部分の重なりしろを活用し、角度を微調整しながら貼り進めることで、最後の列を壁に平行に納めることができます。
2.最終の列幅が
小さくなりすぎる場合
壁の端から貼り進めると、最後の列の幅が極端に狭くなり、パネルのカットが難しくなる場合があります。
例えば、最後の列の幅が約1cm余る場合は、残り10枚ほどの時点から、重ね幅を1mmずつ調整することで、最後の列のパネルをカットすることなく納めることができます。
3.窓などの障害物がある時
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壁の途中に窓がある場合、窓を避けるためにパネルを上下で分断し、それぞれ別々に貼り進める必要があります。
その際、窓の端まで進んだときに、上下のパネルの位置がずれてしまうことがあります。重ね幅を調整しながら貼り進めることで、上下のパネルが貼り終わる位置を揃えることができます。

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