「戸車」「サッシ戸車」
「レール」の交換方法
戸車とレールの交換方法をご紹介します。開閉で異音がしたり、引っかかったりする場合は、戸車やレールが傷んでいる可能性があります。
戸車の種類
戸車は、引き戸の重さやレールの形状により、様々な種類があります。
交換する際は、同じ種類にするか、用途に応じて選ぶといいでしょう。
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鉄製戸車
一般的に使われている戸車です。
強度はありますが、サビるのでメンテナンスが必要です。 -
ステンレス戸車
強度もあり、湿気にも強い戸車です。
浴室、トイレなど、水がかかる部分に使用します。 -
ナイロン戸車
鉄製やステンレスに比べ音が静かな戸車です。
湿気に強いですが、強度がありません。
軽いドアや網戸に使用します。 -
ゴム製戸車
最も音が静かな戸車ですが、耐久力がありません。
音が気になる引き戸などに使用します。
レールの形状による戸車の種類
戸車の交換方法
点検する
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調子がおかしいと感じたら、まずは引き戸をはずして戸車の状態を見ます。
指で軽く回し、回転が悪い場合は、ゴミを取り除きます。
サビている場合にはスプレーを吹きましょう。軸や戸車がすり減っている場合には、交換する必要があります。
日頃のちょっとしたお手入れは、スプレータイプの防錆潤滑剤を吹き付けるだけで十分です。ガッチリとサビてしまったものや、すり減ったものは交換しましょう。
戸車を交換する
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戸車を交換する際は、同じサイズのものを選びましょう。
サイズは戸車の直径で測りますが、うまく測れない場合には古い戸車をはずし、お店などに持って行って確認すると良いでしょう。
古い戸車で、硬くなってはずれにくい場合は、マイナスドライバーなどで戸車をこじ起こすと、簡単にはずす事が出来ます。通常は、止めてあるネジを取るとはずれます。
必要に応じて高さ調整をする
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戸車を取付ける木部が痩せてしまっている場合には、戸車が埋まったり、傾いたりします。
この様な場合は、木片や厚紙を切ったものをはさんで、高さを調節しましょう。
ネジが効かないときは埋木する
ネジ穴がゆるんで大きくなってしまっている場合は、
割り箸で埋めたり、
爪楊枝を数本差し込んだりしましょう。割り箸や爪楊枝が接着できたら、
平らに削り、キリなどで下穴をあけて、戸車を取付けましょう。
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割り箸の先端を鉛筆のように削る
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木工用接着剤を塗り穴にはめる
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接着剤が乾いたら、割り箸が平らになるように削る
サッシの戸車の交換方法
採寸・購入
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サッシの戸車も取付け部の形状が色々あります。
図のAとBを測り、そのサイズに合うサッシ用戸車を用意しましょう。
サッシメーカーに問い合わせて確認するのがオススメです。
取付け
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古い戸車を外して、新しい戸車を取付けましょう。
古い戸車が外れない場合は、隣に新しい戸車を取付けてください。その際は、高さ調整ネジで、古い戸車と高さが同じになるようにしましょう。
レールの交換方法
サッシが傷んで閉まっている場合には、レールも交換しましょう。
(※レール部分が、サッシから外れる場合に限ります。)
レールには、鉄製・サビにくい真鍮製、また音の静かなビニールを被せたものなど、
様々な種類があります。使用場所や戸車に合わせて選びましょう。
印をつける
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新しいレールを曲がらずに取付けできるように、古いレールがついている状態で、レールに沿って鉛筆などでなぞり、印をつけます。
古いレールを外す
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マイナスドライバーなどで、こじ上げるようにして、レールを外します。
クギがサビ付いて抜けにくいときは、ペンチ等ではさんで抜きます。
新しいレールを取付ける
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新しいレールは、長さが2cmくらいのクギで止めます。 レールには45cm間隔でクギ穴があいているので、そこにクギを打ち込みます。このとき、木部の古いクギ穴は割り箸などで埋めておきましょう。
クギをしっかり打ち込む
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クギはレール用の真鍮クギを使います。
レール面からクギの頭が出ていると、戸車が引っかかる原因になります。よく叩いてレールになじませましょう。
※あくまで一例のご紹介になります。
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