クッションフロアDIYに役立つ、
巾定規を使った壁際カットの方法を解説!巾定規を使ってカットする方法
木目調や石目調など柄物クッションフロアを施工する際、壁が真っ直ぐではなかったり凹凸や歪みがある場合、突き付けてキレイに貼り始めることができません。そんな時、役に立つのが「巾定規(はばじょうぎ)」です。巾定規を使えば、壁の形状や凹凸に合わせて壁際のシートをカットするのにとっても便利!クッションフロアだけでなく、長尺シートなどの施工にも役立つ画期的な技ありテクニックです。使い方は簡単!詳しく解説していますので、ぜひマスターしてクッションフロアDIYで実践してみましょう!
「巾定規」とは?
壁の凹凸や歪みに合わせて
床材をカットする道具
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クッションフロアや長尺シートなどの床材施工に使用する「巾定規」は、壁の凹凸や歪みに合わせてカットする際に便利な道具で、プロの現場でも使われています。透明のアクリル製で下地が見えやすく、持ちやすい厚みで線引き等がスムーズに行えます。
中央に柄合わせの目印となる赤線が入っており、指が入れられる穴や、2辺の斜め形状加工など施工のための工夫がされている床DIYにもおすすめの道具です。
使い方を覚えておけば様々な施工シーンで役立ち、床DIYの仕上がりに差をつけることができますよ!
上手に巾定規カットするコツ
巾定規の穴に指を入れて安定するように持ち、壁方向に力を加えながら巾定規をスライドさせて後ろ下がりでカットします。巾定規が壁から離れてズレてしまわないように、巾定規の先端を壁に押し付けるようにして動かすのがポイントです。
巾定規の使い方
敷き始め(1枚目)
奥の壁際カット
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壁にはわずかな凹凸や歪みがあるので、仮敷きの段階で、始めの1枚を敷く際は、巾定規を壁に当ててカットします。
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壁にシートを突き付けたままカットすると切りしろが大きくなるので、シートを手前に5cmずらしてカットします。
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壁からクッションフロアの幅+5cmの位置を測り、床面の数カ所に印を付けます。
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クッションフロアのを手前に引き寄せ、シートの端を先ほど付けた印にぴったり合わせます。
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奥の壁に巾定規を沿わせてカッターをあて、巾定規とカッターを同時にスライドさせてクッションフロアをカットします。
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両端の入隅部分は、切りしろが重ならないように、角から斜めにカットして余分な部分を取り除きます。
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カットしたシートを壁に突き付ける際に、壁の形状と位置がずれないようにするため、巾定規でシートと壁の平行な位置に印を付けます。
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シート手前の端を持ちパタパタと空気を送りながら押して奥の壁に突き付け、壁とシートの印を合わせます。
左右の壁際をカット
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シート手前側の端に沿って線を引きます。
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巾定規の長い辺より長め(約20cm)のマスキングテープを、シート手前の端に貼り、巾定規の幅8.5cmの間隔で、マスキングテープと床下地に3ヶ所ずつ印を付けます。
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シートの左端を折りたたみ、巾定規の幅1つ分(8.5cm)、左方向へ動かします。
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巾定規カットの邪魔にならないように、シート右端の壁に当たっている部分を粗切りします。
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壁際から巾定規の幅1つ分(8.5cm)ずらした状態になっているので、巾定規を壁に沿わせ、巾定規カットしてから、再度ずらした分を元に戻すと、右端が壁にぴったり合います。
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今度はシートの右端を折りたたみ、巾定規の幅1つ分(8.5cm)、右方向へ動かします。
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シートの左端も右端と同じように、壁に当たる部分を粗切りしてから、巾定規カットをし、シートを元の位置へ戻します。
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折り曲げていた右端を戻し、マスキングテープを剥がして、仮敷き1枚目の巾定規カットができました!
2枚目以降も両端の壁際を
巾定規でカットする場合
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Step2と同じ手順で左右にずらしてカットします。この時、隣のシートと重なる部分は下側のシートを一緒にカットしてしまわないよう、めくってからカットします。
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めくったシートを下側へ戻し、2枚目のシートを元の位置へ戻します。
最後の壁際をカット
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最後の1枚を巾定規でカットする場合、まず、継ぎ目(ジョイント部分)の重なり分を含めた残りの必要寸法に、切りしろ約10cmを足した長さを、クッションフロアが重なる側から測ってカットします。
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壁際を巾定規の幅1つ分(8.5cm)ずらしてカットするために、継ぎ目の柄を合わせてから(8.5cm)ずらします。
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まず目印にする柄を数ヶ所決めて、位置を合わせていきます。
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目印にする柄をずらす位置あたりにマスキングテープを貼り、シートと平行に巾定規を当てて、ずらす柄の位置に印を付けます。
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シートを、付けた印までずらします。上側のシートをパタパタめくりながら印と柄を合わせます。
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壁際から巾定規の幅1つ分(8.5cm)が動いた状態になるので、壁に巾定規を当ててカットします。入隅部分は斜めにカットして、切り離します。
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シートを壁に突き付けて柄を合わせます。継ぎ目の柄がぴったり合っていることを確認して、仮敷き完了です。
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あとは通常の工程でボンドを塗って貼っていけばOK!
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