こてやへらを使ってオリジナルの壁を作ってみよう 珪藻土の塗り方
天然素材から出来ていて、調湿・消臭機能のあるエコ壁材として人気の珪藻土!粘土感覚でお子さんと一緒に塗るのもおすすめのポイントです。今回は壁紙の上に施工できる粉末タイプの珪藻土を使ってDIYしてみました!オリジナルの模様をつけて世界にひとつだけの空間にチェンジしましょう!
珪藻土の施工に必要な
道具と材料
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道具
水/容器/バケツ/スポンジなど/コテ板/コテ/ヘラ
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材料
珪藻土(練済みタイプor粉末タイプ)
シーラー処理が必要な場合
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施工する壁面の材質によっては時間の経過とともに珪藻土がぼろぼろと落ちてしまうことがあります。シーラーを塗布すると珪藻土の定着力が上がり、珪藻土の浮きや剥がれを防止できます!シーラー処理が必要な場合はローラー・バケツ・シーラーも用意しましょう。
約5mの範囲に2度塗り+模様付けまでします。
養生をしていこう!
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珪藻土を塗る周囲をマスキングテープとマスカーで汚れないように養生していきます。珪藻土を塗る厚みを考えて、壁際から2ミリ離してマスキングテープを貼っていきます。
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巾木がある場合は、巾木にもマスキングテープを貼っていきます。こちらも珪藻土の厚みを考えて、2ミリあけて貼っていきましょう。
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2ミリあけた隙間を塞がないようにマスカーを貼り、広げていきます。
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全体にマスカーを貼れたら、これで珪藻土を塗る前の養生の完了です。
コンセントがある場合
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コンセントがある場合は、ドライバーを使用してカバーを外します。コンセント穴に水分や珪藻土が入らないように、上から養生テープで塞ぎます。
下地処理をしていこう!
シーラー処理不要の珪藻土を使う場合は
この工程は省いてください。
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しっかりと養生出来たら、珪藻土の浮きや剥がれなどを防ぐためにシーラー(下地剤)塗っていきます。ローラーを使って全体に塗り終えたら、完全に乾くまで待ちましょう。
珪藻土を練っていこう!
練済みのものを使う際は不要な工程です。
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シーラーを乾かしている間に珪藻土を練っておきます。攪拌機を使わない場合は、底の深くない容器を使い、3キロぐらいずつ練っていくのがおすすめ!
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珪藻土のダマが無くなるまで混ざったら乾燥しないようにビニールなどをかぶせ、水分を全体に馴染ませるために3分ほど寝かせます。
珪藻土を壁に塗っていこう!
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コテ板に珪藻土を乗せ、コテやヘラを使って珪藻土を塗っていきます。
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どうしても難しいようでしたら、手袋をはめた手で 直接壁に珪藻土を塗りつけ、コテやヘラで塗り広げてもOK。
コテの動かし方
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1度塗り、2度塗りどちらでも大丈夫ですが、柄をつけたい場合は2度塗りをお勧めします。2度塗りする際は1度目を薄く塗るのがポイントです。塗り終えた状態の厚みが2mmほどになるように塗ります。
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隅はコテの広い面を使って珪藻土を押し出すようにぎゅっとあてて埋めていきます。
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角はコテの先端や角を使って隙間のないようにしっかり埋めていきます。
2度塗りをしていこう!
1度塗りの珪藻土が完全に乾く前に1度塗りの上から
珪藻土を重ねながら模様をつけていきます。
珪藻土が乾く前に養生を外そう!
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塗り終わったら、珪藻土が乾く前に養生を外します。壁に傷がつかないように注意しましょう。
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乾いてからマスキングテープを外すと珪藻土も一緒にぼろぼろ落ちて、仕上がりが汚くなってしまいます。
珪藻土を乾かしていこう!
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完全に乾くまで2~3日かかります。乾くまでは物などが当たるとせっかく塗った珪藻土が削れてしまったりしますので、注意してください。扇風機の風をあてると乾燥時間の短縮になります。晴れた日でしたら、風の通りをよくするために窓を開けるのも◎
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実は…乾く前に硬い物をぶつけてしまってせっかくの波目模様を削ってしまいました…みなさんも 塗り終わった後に物をぶつけないように注意して施工してくださいね!