カーテンマメ知識 防炎カーテンとは?シャワーカーテンは何が違う?

カーテン・カーテンレールのDIY

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今日は、お部屋の遮光・遮熱などの機能も備え、インテリアとしてもバリエーションが豊富な、「カーテン」についてのマメ知識をご紹介します。

防炎カーテンって何?

防災カーテンとは、防炎加工を施したカーテンです。
防災加工がしてあるものは、カーテン以外にもブラインド、カーペットや生地があり、タグが付いているのをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

防炎マーク

みなさんは「防炎」の意味をご存知ですか?
防炎というのは、燃えないという意味ではないんです。

字のごとく「炎を防ぐ」という意味で、防炎加工を施したカーテンは、カーテンの上に火の粉が落ちても、炎が出るまでの時間をかせいでくれます。
防炎仕様でないカーテンは、火の粉が落ちるとすぐに炎が出て燃え始めるので、防炎カーテンだと万が一の場合に、非難する時間をかせぐことができます。

高層マンションでは何階に住んでいても防炎カーテンが必要?

高層マンションやタワーマンションにお住まいの方はよくご存知かと思いますが、高層建築物では、防炎カーテンの使用が義務付けられています。
「高層建築物」や「不特定多数の人が出入りする施設」では、階数に関係なく、カーテンなどの防炎対象物品は、政令で定める基準以上の防炎性能を有するものでなければならないということが定められています。

つまり、1階に住む方も、30階に住む方も、どちらの方も同じように、防災対象物品を使用しなければいけないんです。
これはなぜかというと、他の部屋への燃え広がりを防いだり、低層階で出火した場合も、消火が素早くできるよう消火活動の作業性や、高層階にいる人が避難に時間に時間がかかることを考慮してなのだそうです。

こういうお話を聞くと、防災対象物品を使用しなくてもよい方、つまり戸建てや低層建築物などにお住まいの方も、防炎カーテンを付けておいた方が安心ですね。

シャワーカーテンとは?

カーテン

次にシャワーカーテンのお話です。

シャワーカーテンとは、説明するまでもないかと思いますが、シャワー使用時の水の飛散を防ぐために、浴槽やバスルームに吊り下げる防水カーテンのことです。
生地は、ポリエステルなど、主にナイロン系の化学繊維のもの、撥水加工のものが多いです。

シャワーカーテンは、普通の部屋に取り付けるカーテンと何が違うかご存知ですか?

ヒダが無い

まず1つ目は「ヒダ」が無いということです。
お部屋に吊るすカーテンは、1.5倍ヒダや2倍ヒダなどがあり、2倍ヒダの方が、綺麗なウェーブが出て豪華な雰囲気になります。

シャワーカーテンはヒダ約1倍のものが主流で、「ヒダ1倍=ヒダ無し」という意味です。
ひだが無いことで、カーテンが濡れてしまっても、水を切って乾かしやすくするという特徴があります。

ヒートカット裁断方法

2つ目に、裁断方法が「ヒートカット」という方法であるということです。
ヒートカットとは、生地の4辺を熱で繊維を溶かしながら切る方法です。

熱で溶かしながら切っていくため、切った部分は一度溶けて固まり、ほつれにくくなります。
ポリエステルの生地に用いられる独特の裁断方法です。

シャワーカーテンは通常のカーテンとは縫製方法が異なり、縫っていない、つまり針を通していないんです。
せっかく撥水加工されている記事に穴が開いてしまったら、穴の部分から水を通してしまいますものね。

おわりに

カーテン

いかがでしたでしょうか。
毎日開け閉めしたり、何気なく使っているカーテンについて、プチ情報をご紹介してみました。
知っている人は知っている、でも知らない人はあまり教わることのない、という内容のお話でしたが、みなさまが商品を購入される時などのお役に立てれば幸いです。

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