素材に合ったお手入れで、よりキレイに長持ち!置き畳の正しいお掃除方法を素材別に解説!
置き畳の素材は、い草だけでなく、和紙やポリプロピレン製などもあります。それぞれの素材に合ったお掃除を心掛けることで、ささくれや変色といったトラブルなく、よりキレイに長持ちするんです。そこで今回は、素材別に置き畳のお掃除方法をまとめました。こまめにお手入れするのが大変な方には、掃除が簡単なポリプロピレン製の置き畳がおすすめですよ!
置き畳の掃除はどのくらいの頻度で行うべき?
気づいたらこまめに!毎日掃除するのがベスト!
置き畳の普段のお手入れとしては、毎日掃除するのがベストですが、なかなか難しい方も多いですよね。できる範囲で大丈夫ですので、1日おき、2日おき・・・など、気づいたときにこまめに掃除するようにしましょう。
畳のトラブルで心配なカビやダニは、湿気と生活しやすい温度、食べかすや髪の毛といったゴミを餌に増えていきます。掃除することでカビ・ダニの原因を1つ減らせるので、こまめに掃除したほうが安心です。さらに梅雨の時期や空気がこもりがちなお部屋では、湿度が高くて畳が湿気をため込んでしまいます。お部屋がジメジメしているときは、なおさら掃除することをおすすめします。
ただし、素材によって掃除方法を間違えると、かえって素材を傷めて寿命を縮めてしまうので「素材別の正しいお手入れ方法」で掃除しましょう!
置き畳のお掃除方法・汚れの対処法
い草製置き畳の場合
乾いた布で拭き取るのが◎、掃除機は間隔を開けて
い草製の置き畳は少々デリケート。普段のお手入れは、乾いた雑巾で優しく乾拭きするのが理想です。掃除機は、雑巾では取れないようなゴミやダニを取り除く際にお使いください。
毎日掃除機で吸い取るとい草を傷つけてしまうので、より長持ちさせるには乾拭き掃除をおすすめします。掃除機をかけるときは、必ず置き畳の目に沿うようにしましょう。畳の目に逆らって掃除すると、ささくれの原因になります。ささくれができたら引き抜かず、畳を束ねる糸を切らないように、ハサミで切り取ります。
置き畳についた水汚れは、洗剤をつけずに、畳の流れに沿って乾拭きします。ゴシゴシ擦るとい草の繊維が傷つくので、乾拭き雑巾で軽く叩いて吸い取ってくださいね。もしカビが生えた場合は、い草の目に沿ってブラシでカビを優しくかきとりましょう。
和紙製置き畳の場合
乾拭き・水拭き・掃除機ok!強く擦ると変色の原因に
い草製よりも丈夫な和紙製置き畳は、毎日の掃除機がけもokです!畳の目に沿って、優しく掃除しましょう。もちろん、乾拭き掃除もダメージが少ないのでおすすめです。拭き掃除の際は、強く擦ると白く変色するので、軽いタッチでお手入れします。
和紙製についた水汚れは優しく乾拭きします。油汚れはうすめた中性洗剤をを含ませ水拭きします。畳に洗剤が残ると撥水性が落ちるので、しっかり拭き取りましょう。灯油をこぼしたら、ティッシュや布巾ですぐに吸い取ります。粉類は、掃除機がけして固く絞った雑巾で水拭きするとキレイになりますよ!
食べ物や飲み物をこぼして時間が経ち、シミになってしまった際は、専用の洗浄液か希釈した塩素系漂白剤を使うとシミを落とせます。い草や縁につくと塩素ガスが出るので、必ず和紙部分だけに塗ってください。
ポリプロピレン製置き畳の場合
とにかく丈夫でお手入れ簡単!掃除機も水拭きもok!
ポリプロピレン製の置き畳は、い草製や和紙製と比べて大変丈夫です。日頃のお手入れは掃除機がけでOKです。耐久性のある素材なので、掃き掃除もできます。他の素材と同様、畳の目に沿って掃除した方が長持ちします。乾拭きはもちろん、水拭きにも強く、い草製や和紙製では変色しがちなアルコール除菌やエタノール消毒も可能です。
汚れてすぐに乾拭きするとさらっと落とせるのもポリプロピレン製ならでは。もし時間が経ったときは、中性洗剤を含ませた雑巾で水拭きし、固く絞った雑巾で洗剤を拭き取りましょう!
水に強くて丈夫な「ポリプロピレン製」がおすすめ
お手入れ方法で迷わず、除菌もできる置き畳
どの置き畳にしようか迷ったときは、お手入れが簡単な「ポリプロピレン製」がおすすめです!お手入れ方法はいたってシンプル。普段は掃除機で、汚れたら中性洗剤をつけて水拭きするだけ。どうやって掃除すればいいんだっけ・・・とお手入れ方法で迷うこともなくなります!
さらに、アルコール除菌液(エタノール消毒液)で変色しにくいのも、ポリプロピレン製ならではの特徴です。カビ対策やウイルス対策できるので、小さいお子様やお年寄りのいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
100%化学繊維でできているからこそ、多彩なデザインが揃っているので、好きなカラー・柄を見つけやすいのもおすすめポイントです。
置き畳をより長持ちさせるための注意点
湿気と直射日光に気をつけよう!
畳は湿気に弱いので、なるべく部屋の湿気対策をしましょう。窓を開けて換気する、湿度が高いときは除湿剤や除湿器を使う、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる、天気の良い日に陰干しする、といった湿気対策をおすすめします。また、畳の上敷きにラグやマットを敷くと湿気がこもるのでやめましょう。
日当たりの良いお部屋では、直射日光にも注意しましょう。強い日差しは畳の変色や傷みの原因になります。よりキレイに長持ちさせるために、カーテンやブラインドで光を遮ってくださいね。
置き畳はこまめに掃除することで、カビ・ダニのないキレイな状態を保てます。長持ちさせるためにも、い草・和紙・ポリプロピレン、それぞれの素材に合ったお手入れをしましょう。普段は、畳の目に沿って掃除機がけします(い草製はデリケートなので優しく乾拭きするのが理想です)。
とくにポリプロピレン製の置き畳はお手入れが簡単なのです!掃除機掛け、掃き掃除、拭き掃除、除菌にも耐える丈夫な素材です。デザインも豊富なので、迷ったときにはぜひチェックしてみてくださいね!
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