静かな開閉音で快適な生活を!静音設計のカーテンレール
カーテンの開閉で、意外と「シャーッ」という音がうるさく感じることもありませんか?カーテンレールには、静音仕様のものがあります。通常のレールと、どれぐらいの音の違いがあるのでしょうか。静音設計のカーテンレールについて解説します。
赤ちゃんが寝る部屋では、カーテンを開けたり閉めたりする音も気になりますね。起こさないようにゆっくりカーテンを開けるのは、意外とストレスが溜まるものです。
また、集合住宅では窓を開け放していると、隣の家にカーテンの開閉音が聞こえてしまうこともあります。小さな事でも毎日続くとご近所のトラブルになりかねません。
こういった住宅には、開閉音が小さい静音仕様のカーテンレールをおすすめします。
騒音レベルは「dB(デシベル)」という単位で表示されます。日常生活で発せられる音は、50~60dBの範囲であることが多く、家電製品も50dBを目安に製造されています。
環境庁が定めた住宅における騒音の「環境基準値」は、昼間は55dB以下、夜間は45dB以下が望ましいとされています。
極めてうるさいと感じる音
120dB…ジェット機や飛行機の音
110dB…自動車のクラクション
90dB…犬の鳴き声、カラオケ
80dB…ピアノ、布団を叩く音
うるさいと感じる音
70dB…騒々しい街中、事務所の中
60dB…普通の会話、テレビ、洗濯機、掃除機
普通の音
50dB…家庭用クーラーの室外機、換気扇
40dB…静かな住宅街の昼、図書館
静かに感じる音
30dB…深夜の郊外住宅、ささやき声
20dB…木の葉が触れ合う音
カーテンの開閉音は、カーテンレールに取り付けられているランナーがレールを走る音です。ランナーはレールの溝に通され、滑車によってレール上を移動します。その音量はどれくらいのものなのでしょうか。
カーテンレールメーカーのトーソーによると、一般のカーテンレールの開閉音は65dBで、「普通の会話」と同じ騒音レベルとされています。予想以上の音の大きさでちょっと驚きますね。
静音設計の仕組みは、カーテンの開閉音の発生源となるランナーの違いです。通常のランナーは車輪式ですが、大きい車輪ほど走行性が良くなる半面、どうしてもレールを走行する音も大きくなってしまいます。
トーソーの「ネクスティ」は、静音車式のランナーを使用し、レールの表面にフッ素樹脂加工を施すことで、カーテンの開閉音を47dB程度まで軽減させています。
リビングなどには装飾レールを使用して、窓空間を飾りたいこともありますね。カーテンポールにリングランナーが通された装飾レールには、静音仕様のものはないのでしょうか。
タチカワブラインドの「ビバーチェアネロ」は、ポールの表面にアルマイトクリア塗装を施しています。リングランナーがスムーズに移動できるので、通常のリングランナーよりも25%の操作力を低減させると同時に、静音レベルを43dB程度に抑えることができます。
カーテンの開閉音が静かになることはもちろんですが、静音仕様のレールは、その滑らかな走行性や滑走性により、カーテンの開閉操作がスムーズになる点も大きなメリットです。
ランナーに引っ掛けるカーテンフックは、プラスチック樹脂製のものが主流となっていますが、経年による劣化で折れてしまったり曲がってしまうことも少なくありません。
カーテンの開閉がスムーズになることで、それらにかかる負担も減り、操作が楽になります。
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