上手な使い分けでこだわりの窓空間に!機能性レールと装飾レールの違い
カーテンレールには機能性レールと装飾レールがありますが、設置場所によって使い分けることが理想です。窓の形状に合わせたり、カーテンの機能を最大限に発揮させたり、こだわりのあるおしゃれな窓空間を楽しむためにも、2種類のカーテンレールの特長をしっかり理解しましょう!
機能性レールの特長
機能性レールは、設置する場所に合わせた形状や、操作性、室内環境を整える機能を重視し、レールが目立たないようにカーテンを吊るすのが一般的です。
賃貸マンションなどに設置されているような、従来から普及していたアルミ製のレールにさまざまな機能が付加され、より使いやすく便利に改良されてきました。
現在ではアルミ製以外にも樹脂製のレールもあります。
1枚のカーテンを吊るすにはシングルタイプ、ドレープとレースの両方を吊るすにはダブルタイプを使用します。設置場所は、壁に取り付ける正面付けと天井付けがあります。
機能性レールの主な種類
一般カーテンレールには、既製サイズとオーダーサイズがあります。
既製サイズには、一般的な窓のサイズに合う1.82m、2.00m、2.73m、3.00mなどのラインナップがほとんどです。窓よりも10~20cmほど長いサイズで取付けると、見た目のバランスが良いとされています。
ご自宅の窓に合うサイズが無い場合は、オーダーサイズでお好みのレールを選ぶこともできます。
伸縮レールはカットせずに窓の幅に合わせて長さが調整できるため、オーダー商品と比較してリーズナブルな点が人気です。また採寸ミスによる失敗や、エアコンによる接触なども防げます。
レールに取り付けるブラケットによって、正面付け、または天井付けが可能になります。
カーブレールは、出窓に沿わせて設置することができます。
出窓には台形型のベイウインドウと、弓型のボウウインドウがありますが、カーブレールは手で自由に曲げられるので、どちらのタイプにも対応しています。
遮光カーテンの場合、カーテンのサイドや上部からの光漏れを防ぐため、カーテンをリターン縫製にしたり、サイドカバー・カバートップの使用が有効的です。
リターン縫製とは、カーテンの両端を壁に接するように折り返す仕立て方で、機能性レールにリターン金具や、リターン金具一体式のサイドカバーを取り付けることで、サイドからの光漏れを防ぐことができます。
カバートップは、機能性レールの上面を塞ぐように取り付けるカバーです。
リターン方式やカバートップは光漏れを防ぐだけでなく、断熱性や防音効果にも効果があります。
賃貸物件でネジなどが使えないときに役立つのは、窓枠内部に設置するつっぱりタイプのレールです。
キッチンやトイレの小窓、はめ殺しのフィックス窓にはカーテンレールが設置されていないことがほとんどです。そういった窓にはネジ無しで簡単に取付けできるつっぱりタイプが便利です。
レール幅も45〜190cm程度まで対応できるものが揃い、小窓だけでなく腰高窓にも使用することができます。
装飾レールの特長
装飾レールは、あえて見せるインテリア性の高いポールタイプのものと、レールの存在を感じさせないカバー一体型に分けられます。
ポールタイプの材質は、木製、真鍮製、アイアン製、樹脂製などがあり、レールにはリング型のランナーが通され、先端部分には装飾キャップが取り付けられています。レールを固定するブラケットもデザイン性が高くなっています。
装飾レールの主な種類
存在感のある太い木製レールは、ナチュラルな木のぬくもりが感じられ、家具やフローリングの色と合わせるとおしゃれです。
レールの両端に取り付けられるキャップは球体や槍型などがあり、同じデザインの房掛けがラインナップされていることもあります。
金属調やアイアン製のレールは、アンティーク調のものやスタイリッシュでモダンなものが多くあります。
キャップのデザインは多彩で、これこそが装飾レールの醍醐味とも言えるでしょう。
カバー一体型は、レールとブランケットをカバーで覆った、内装建材のような見た目が特徴の装飾レールです。
厚さ2~3cm前後のシャープなデザインは、天井付けや天井際に設置することで、すっきりとしたスタイリッシュな窓空間をつくります。
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