ブラインドをもっと詳しく知ろう!ブラインドの高さ寸法の誤差について
ブラインドは、数十枚のスラットで構成されている窓のインテリア。すっきりシンプルな窓まわりを演出します。そんなブラインドはスラットがあることによって、ブラインドの高さの仕上がり寸法に誤差が生じてしまうことはご存知でしょうか?今回は、その理由や対処法についてご紹介します。
ブラインドの高さ寸法誤差が
生じる原因やその影響
ブラインドは高さ寸法に誤差が生じてしまう
ブラインドのサイズオーダーは、1cm単位で製作が可能です。それは他の窓のインテリアも同じですが、製品の寸法に関してひとつだけ違う点があります。
ブラインドは、スラット幅の大きいタイプの製品ほど高さの仕上がり寸法に誤差が生じてしまいます。
それは、たくさんのスラットで構成されているブラインド特有の構造が原因です。
高さ寸法の誤差が生じる理由は?
ブラインドの高さ寸法は、ブラインド特有の構造上、スラットを全部開けている時が一番短く、スラットを閉じている時が一番長いです。まずこの時点で少し誤差があります。
さらに、ブラインドの高さ寸法が1cm違うだけで、スラットの枚数が変わります。オーダーしたブラインドが適切な仕上がり寸法より1cm短かったり、長かったりするだけでそれ以上の大きな誤差が生じてしまいます。
100%防ぐことができない高さ寸法の誤差を少しでも少なくする為には、窓のサイズを正確に採寸することが大切です。
高さ寸法の誤差による影響
お求めの仕上がり寸法との誤差が生じてしまうと、ブラインドの取り付け後どのような影響があるのでしょうか?
・ブラインドが短すぎる場合
スラットを全部閉じた状態にしても窓枠との間に隙間が出来てしまいそこから光が入る。ブラインドの長所である遮光性がダウンしてしまう。
・ブラインドが長すぎる場合
はき出し窓や窓枠の内側に取り付ける場合、ブラインド下部が床面や窓枠に接触してしまう。
ブラインドの高さ寸法誤差を
解消する方法とは?
高さ調節機能を利用する
国内の窓まわりのインテリアメーカーのタチカワブラインド・ニチベイ・TOSOの3社。
各メーカーほとんどのブラインドが、取り付け後に高さ調節ができる機能がオプションではなく標準装備として搭載されています。
【各メーカー別調節方法】
タチカワブラインド…コインやマイナスドライバーで高さの微調節が可能
ニチベイ…コインやマイナスドライバーで高さの微調節が可能
TOSO…工具を使わず高さの微調節が可能
高さ寸法の誤差をあらかじめ確認
実はアルミブラインドの場合はこの寸法誤差はそこまで気にしなくても良いケースがほとんどです。アルミブラインドは25mm幅のスラットが主流のため、誤差は最大でも25mmまで。この範囲であれば、各メーカーが製造する段階である程度指定寸法に合わせた調整をしてくれます。
それでも多少の寸法誤差は出てしまいますが、そこは前述した高さ調整機能でカバーできる範囲となります。
ただし、製品高さは短くしか調整できないためその点は注意が必要です。
仕上がりが不安な場合は窓枠内側サイズピッタリか少し長めの設定にしましょう。
一方、50mm幅のスラットが主流のウッドブラインドは、アルミブラインドと比べて高さ寸法の誤差が大きくなってしまいます。
高さ調整機能でもカバーしきれないケースがありますので、ウッドブラインドに関しては特に注意が必要です。
そこでRESTAでお見積もりいただいた場合は、仕上がりの誤差を算出した高さ寸法を提示させていただいております。
ウッドブラインドは高さ寸法誤差によって失敗されるケースも多くなるため、仕上がりの高さは事前に確認しておくことをおすすめします。
ブラインドの高さ寸法誤差まとめ
誤差を考慮して仕上がり寸法を決めましょう
ブラインドの高さ寸法の誤差についてご紹介いたしました。いかがでしたか?細かい内容と思われたかもしれませんが、ブラインドの仕上がりや機能面に大きく影響するので重要ですよ。
これを機にブラインドを購入する際は、高さ寸法の誤差も考慮し仕上がり寸法を決めていただけると嬉しいです。せっかくのオーダーメイド品なので、取り付け後に後悔しないよう細かいところまでこだわってみてはいかがでしょうか?
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