愛犬も飼い主もハッピー!ドッグランにウッドチップの優しい香りでワンちゃんも大喜び!ウッドチップでドッグランDIY!
近年、自宅の庭などにウッドチップでドッグランをDIYされる方が増えています。愛犬のために自由に走り回れる楽しいドッグランを作ってあげたい!そんな方におすすめしたいのがウッドチップで作るドッグランです。作り方はとっても簡単!メンテナンスも楽々です。人にも犬にも嬉しい効果がいっぱいの天然木材のウッドチップ。ドッグランにウッドチップが選ばれる理由から施工方法、メンテナンスまでウッドチップドッグランの魅力ををご紹介します。
犬を飼っていない方も一度は聞いたことのある「ドッグラン」
英語で「ドッグ・パーク(dog park)」と呼ばれる和製英語です。
ドッグラン(dog run)とは、隔離されたスペース内で飼い主が愛犬のリード(引き綱)を外し、自由に遊ばせたり運動させることができる施設または場所のことをいい、屋外広場や屋内施設など様々なドッグランが全国に設置されています。
飼い犬にとって毎日のお散歩はとても楽しみなこと。でもいつもリードに繋がれていては自由に走り回ることができないですよね。 自由に走り回っておもいっきり遊びたい!ドッグランは、そんな愛犬の思いを叶えてくれます。
最近では、ドッグランを自宅の庭などに自作する方も増えてきており、プロに依頼するより大幅にコストを抑えられる「ドッグランDIY」が人気の傾向にあります。
愛犬が安心して走り回れるフィールドが自宅の庭にあったら素敵ですね!
ドッグランに敷かれる資材として、主に、人工芝、天然芝、ウッドチップ、バークチップなどがあり、飛んだり走り回ったりする犬の足腰にかかる負担を軽減する効果があります。また、ドッグランの地面に敷くものには雨水が溜まらないよう水はけの良さ(透水性)も重要です。
始まりはアメリカで広がったドッグランですが、日本にも浸透するようになり、最近ではウッドチップを敷き詰めたドックランをDIYする方も増えてきています。
ドッグランに使用されるウッドチップ
ドッグランの地面に使用される材料の中でも人気の「ウッドチップ」。
ウッドチップには、ドッグランで走り回ったり飛んだりする愛犬を守るための様々な効果があります。
ウッドチップとは、木材を細かく粉砕して作られた資材のことで、主にスギやヒノキ、青森ヒバなど、国産の針葉樹が使用されています。
針葉樹は昔から住宅の木材に利用され、新築の爽やかな香りは日本人にとても馴染みのある香りです。その香りの元となるのは木に含まれる精油成分。ヒノキ材には主にテルペン類、スギ材にはセスキテルペン類、ヒノキ材には主にテルペン類、青森ヒバにはヒノキチオールといった自然の香り成分が含まれています。
ウッドチップ一つ一つの大きさは通常3~4cm程度、小さいもので1~2cm程度です。
ドッグランの場合、チワワなどの小型犬には1~2cm程度のスモールサイズが適しています。
元々は再生紙の原料として使われてきたウッドチップですが、ガーデニングや庭の景観用としても利用され、特に天然木だけで作られた安全性の高いもの、品質の良いものがドッグランに使用されるようになりました。
では、なぜウッドチップがドッグランの材料に適しているのでしょうか?
愛犬を守ってくれるウッドチップの様々な効果にはどんなものがあるのかみていきましょう。
消臭・抗菌効果
犬にとって交流の場でもあるドッグランでは、排泄物は避けられません。そのまま放っておくと雑菌が増え、悪臭の原因となります。
ウッドチップなら、犬のおしっこなどがかかっても、ウッドチップがおしっこを吸収してくれます。木から出る香りの成分が雑菌の繁殖を抑制し、除菌効果があります。また、土の上に敷いたウッドチップは1~2年を経て雑菌などの土壌汚染を改善しながら土へと還っていきます。
防虫・防腐効果
ヒノキや杉などの香り成分は、腐朽菌、微生物、害虫を寄せ付けない効果があります。カビやダニの発生、繁殖も抑制してくれるのでドッグランに適しています。
また、ウッドチップは天然木材なのでシロアリの発生を心配されがちですが、シロアリが生息するための住処は木の厚さが1cm以上必要です。ウッドチップは薄く厚みが無いのでシロアリの住処には適さないといえるでしょう。
香りの効果
ヒノキなどの木の香りには癒し効果やリラックス効果があります。
ウッドチップの香りの持続性は、使用状況により異なりますが約2ヶ月香りを持続できます。屋内の場合は約3ヶ月は香りの効果を持続できます。香りの効果は徐々に薄らぎますが、定期的に敷き足すことで香りを保ち、効果を維持することができます。
ウッドチップのドッグランでは、自然の香りに癒されてワンちゃんも飼い主も快適に過ごせます。
ドッグランにウッドチップが選ばれる理由
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- ウッドチップは犬の足腰に優しい素材
- ウッドチップに使われるヒノキやスギなどの針葉樹は弾力性があり、自由に飛んだり走り回ったりする犬の足腰や肉球にかかる負担を軽減してくれます。軽くて柔らかい針葉樹はクッション性に優れ、人にも犬にも優しい素材といえるでしょう。香りの成分は木材に含まれているそのままのものなので、安心して愛犬を遊ばせることができます。
また、夏場の地面の温度上昇を抑え、愛犬を暑さから守ってくれます。
ウッドチップでドッグランを作る方法
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- 愛犬のためにドッグランDIY!
- 自宅の庭に愛犬のためのドッグランを作りたい!と思っている方も多いと思います。
まず、ウッドチップを敷き詰める場所として適した条件は、日当たりが良い事、土壌の水はけが良い事です。水はけが悪かったり日当たりが悪く暗い場所では、湿気がこもりやすくカビも発生しやすいので、虫の好む環境となり、ウッドチップの劣化も進みます。ウッドチップでドッグランを作る場所は、日当たりが良く水はけの良い場所を選びましょう。
ドッグランの作り方(DIY方法)
まず、必要な量のウッドチップを用意しよう!
では、ウッドチップはどれくらいの量を用意すれば良いでしょうか。
ウッドチップの量は、1平米(1m×1m)あたり50リットルを目安にします。(ウッドチップの厚み5cm)中型犬・大型犬の場合は厚み10cm程度が適しているので、1平米あたり50~100リットル必要です。
STEP1 施工場所の整地
まず施工場所の雑草を抜きます。大きい石などもあれば取り除きましょう。
次に地面をならして平らにします。スコップで叩いたり、足で踏みならすのが良いです。
ウッドチップを10cmの厚さで敷くことで、防草効果が期待できますが、特に雑草が気になる場合は、ウッドチップを撒く前に防草シートを敷くとさらに効果的です。
STEP2 ウッドチップをまく
ウッドチップを撒き、ホウキなどを使って平らにしながら敷き詰めていきます。
ドッグランの場合、5cm(小型犬)から10cm(中型犬・大型犬)程度の厚みが必要です。必要な厚みになるまで、この作業を繰り返します。
STEP3 水を撒いて完成!
ホースでまんべんなく水を撒き、全体をなじませて完成です。
ウッドチップを敷いたあとのメンテナンス
定期的に水をまく
ウッドチップは乾燥すると軽くなります。そのため風が吹いて敷いているウッドチップが散乱したり、ホコリが舞ったりして、家の周りの汚れの原因となったり、人に咳やくしゃみなどの影響が出ることがあります。ウッドチップが乾燥してホコリっぽくなってきたら、水をまいて馴染ませるように心がけ、ウッドチップが自然分解して薄くなり地面が見えてきたら新しいウッドチップを補充します。
こまめに清掃を行う
ドッグランのウッドチップの場合、こまめに清掃を行なうようにしましょう。
ドッグランで犬を遊ばせると、おしっこなどの排泄物がウッドチップについてしまいます。そのまま放置しておくと悪臭の原因になるので、汚れたチップごと排泄物を除去し、新しく補充することをおすすめします。費用が気になる場合は、汚れたウッドチップを洗う方法でもOKです。
ウッドチップは、愛犬にも飼い主にも嬉しい効果とその見た目の良さでドッグランに使われることが多く、自宅の庭にドッグランを自作したい!という飼い主さんのDIYにもおすすめの素材です。
ウッドデッキのある庭に敷いて愛犬と共有できる庭作りも素敵ですね!フェンスで囲ったり、人工芝とウッドチップを組み合わせてもOK!ぜひ、素敵なドッグランDIYを楽しんでくださいね!ウッドデッキ・エクステリア教室
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