壁紙のDIYがより一般的に壁紙の張り替え DIYと業者の費用比較
壁紙の施工がDIYでもできるということが広く認知されてきました。部屋のリフォームをお考えなら、業者に依頼するか自分でチャレンジしてみるか、悩みどころですね。コスト面ではもちろんDIYが有利。品質面では業者に依頼する方が確実と思われがちですが、それはあなたの腕だけではなく選ぶ壁紙によっても大きく変わってくるのです。
壁紙には多くの種類があり、選ぶものによって単価も変わりますが、施工時の必要量によっても費用が変わってきます。
特に柄の有無は大きなポイントで、柄がある壁紙自体、単価が高いという傾向がありますが、柄を合わせて貼るためには、リピート(※)に応じた長さの壁紙を購入する必要があるため、無地の壁紙よりも多くの材料費と施工の手間がかかります。
※リピートとは
同じ柄が繰り替えされる一定の長さのこと。
今やリフォーム業者もネット通販で壁紙を仕入れることが一般的です。
リフォーム業者の主な見積もりの内訳は、工賃+出張費+材料費となりますが、業者によっては実際に仕入れた価格よりも材料費を高く見積もることもあります。
それが定価での見積もりであれば、ネット上の販売価格より2~4倍ほどの仕入れ値となることもあります。
RESTAの工事部門の一般的な壁紙リフォーム(6帖1室・天井と壁の場合)の概算費用は、
柄のない壁紙:47,300円~
柄のある壁紙:52,800円~
一方、RESTAのネット販売している生のり付き壁紙の価格は、柄のないものが225円/m~、柄のあるものが495円/m~となっているので、
壁面に30m、天井面に12mの壁紙を使用すると、DIYで貼る場合の材料費は、それぞれ、9,471円と16,896円になります。(天井面は両ケースとも柄のない壁紙で計算)
これに道具や、下地処理などの費用を約5,000円として見積もると、DIYでのコストは、
柄のない壁紙:14,971円~
柄のある壁紙:22,396円~
となります。
つまり、6帖1室のリフォームで約30,000円の差があることが分かります。
リフォーム業者に比べてDIYで行う壁紙施工の品質は落ちても当然。自分で貼ることに意義があるのがDIYです。では、実際にどんなことが発生しうるでしょうか。
・柄がずれている
・下地の段差が表面まで現れている
・しわになる、空気が入っている
・施工途中で壁紙が破れる
・拭き取り忘れたノリで黄色くなる
これらが、DIYでの壁紙施工の際に起こりうる代表的な失敗例です。
ただ、これらの失敗は、基本の手順通りに進めることで全て解決できる問題でもあります。
例えば、「柄がずれている」問題が発生する原因として考えらるのは、柄を合わせる工程で正面から見ていない…壁紙がまっすぐ貼れていな…など、とても初歩的なものなのです。
DIYで壁紙を貼るため工程で、億劫に感じてしまうのが、「壁紙を貼る前の下地処理」という声をよく聞きます。
しかし、この下地処理をきちんと行わないと、壁紙をまっすぐきれいに貼ることができません。
業者に依頼するか自分でやるか決まっていない場合は、古い壁紙をとりあえず剥がしてみるのも判断材料になります。
上手に壁紙が剥がれたら、下地処理をせずに新しい壁紙を貼ることができるので、DIYでも簡単に施工可能。逆に、ひどい凸凹の状態になってしまったらDIYを諦めて、そこから業者に依頼するというのも1つの方法です。
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