壁紙クロスを施工してもらう前に知りたい壁紙を施主支給するメリットとデメリット
「施主支給」(せしゅしきゅう)という言葉をご存じでしょうか。お家を建てたことのある人でないと耳なじみがない言葉かもしれません。「施主支給」とは、業者に施工をお願いする側(つまり自分)で使ってもらう商品を購入し、施工会社さんにお渡し(支給)して施工(取り付けなど)してもらうことを言います。今回は施主支給をする前に知っておきたいポイントや、メリット・デメリットなどをご紹介していきます。
施主支給をする場合、まずは頼む予定の施工業者さんに「こういった壁紙クロスを使いたい」と具体的に伝えましょう。壁紙よって施工費が違うケース、特定の壁紙クロスからしか選べないというケース、また、選ぶものによっては事前に打ち合わせが必要ということも考えられます。
実際に施主支給で施工を頼んでみたら施工費が非常に高く、施工業者さんが持っている壁紙クロスを選ぶ方が格段に安かったということにもなりかねません。
まずは頼みたいアイテムを確定させ、購入費と取り付けにかかる諸費用など、実際にかかる費用を確認しておきましょう。
また、施主支給した壁紙クロスに対する補償がどうなるのかも確認しておきましょう。好きなデザインや機能の壁紙を選べるのは嬉しいことですが、メンテナンス費用についても施工前に知っておくことがとても大切です。
施主支給する場合、自分で直接買い付けをしてくるので、たくさんの商品からデザインや機能を選ぶこともできますし、似たような壁紙を安く仕入れられる可能性があります。
施工業者さんはお付き合いのある企業の壁紙を扱っているため、価格は一定以上であることが多いです。
しかし施主支給がOKであれば、自分でホームセンターに行って購入することや、最近ではDIYがブームになっていることから、ネット通販で購入し、施工をお願いすることもできます。
RESTAでも多くの壁紙クロスを販売していますが、ネット通販で購入するメリットは、様々なデザインの壁紙から好きなものを選んで購入できる点です。
また、ネットショップは、ホームセンターなどの実店舗に比べリーズナブルに購入できることが多く、かなりのコストカットができる可能性があります。
表面強化壁紙や消臭壁紙など、機能性の高い壁紙もメーカーごとに数多くあるので、お部屋ごとに適切な機能を持った壁紙クロスを選ぶなど、目的に応じた商品を自分でしっかり選んで、安価に購入できることは、ネット通販を利用する最大のメリットと言えるでしょう。
施主支給する場合には、施工予定日よりも余裕をもって壁紙クロスが到着するようにしておくことが必要です。
頼んでいたものと違う、思ったデザインと違う、長さが足りないということのないように、発注ミスがないか、到着した商品が合っているかなど、必ず確認をしましょう。
もし間違っていても、別の壁紙を新しく発注し直すなどの対応ができるように綿密にスケジュールを組んでおくことが、施主支給で失敗なく進める秘訣です。
耐久性やメンテナンスにかかる概算費用などについても、施主支給の場合は施工業者の関知しないところになりますので、打ち合わせの際に壁紙のサンプルなどを見てもらって相談させてもらうなど、少し協力を募って行うのもおすすめです。
施工業者さんとの関係性を保ちながら気持ちよく施工してもらえるように配慮しながら動くことも大切ですね。
施主支給を知らなければ、施工業者さんに勧められる通りの壁紙を購入し、施工してもらうだけのケースも多いと思います。
しかし、施主支給ができる施工業者さんを探すことで、自分の好きなデザイン、好きな機能を持った壁紙をリーズナブルな価格で購入し、プロの仕上がりを実現することもできます。
自分の家をこうしたい!という思いがあるのであれば、ぜひ施主支給をしてインテリアの一部である壁紙から理想の家作りをスタートしてみてはいかがでしょうか。
壁紙教室
-
豆知識
-
壁紙を貼る前の準備
-
施工方法
-
壁と壁紙の補修方法
-
その他おすすめコンテンツ