こうすれば失敗しない!壁紙を必要数量買うために
部屋のDIYの中でも、最も挑戦してみたいという人が多いのが壁紙の張り替え。部屋の中で大きな面積を占める壁紙だからこそ、張り替えたときのインパクトはまるで「別の部屋?」と感じさせてくれるほど。そんな模様替え以上のインパクトが味わえる壁紙DIYで失敗しない方法をご紹介します。
ざっくり発注した結果、量が足りなかった…
壁紙を張り替えよう!と思ったとき、「足りなかったら後で買い足せばいいや」と軽く考えてスタートしまう人も多いもの。
早く試してみたいという気持ちや、お部屋がどんな風に変わるのか見てみたい!というDIY熱が高まったときに購入を決める場合もあるので、ざっくり発注してしまう気持ちもわからないではありません。
しかし、ざっくり購入して張り替えてみるとこんなことが起こります。
壁紙は天井や床との隙間が空かないように、切りしろを設けて貼っていきます。そのため、天井高に切りしろの長さ(10cm程度)を足して購入しないと、壁紙が足りないという事態になってしまいます。
ざっくり買ったため、あと3cmくらい足りない!という状況になって、また買い足す手間がかかるのも面倒です。
一度でまとめて購入すれば送料も1回分だけで済みますから、事前にしっかり調べて発注することが大切です。
張り替えを途中まで仕上げたのに足りないことが分かった時に、壁紙が廃盤になってしまった場合はさらに悲惨な状況になります。
せっかく貼った壁紙をすべて剥がして元に戻すか、新たな壁紙を買ってまた貼り替える作業をするかしかありません。
買い足しということができない状況も起こる可能性があるため、必ず最初に壁の横幅と天井高をしっかり調べて、発注するようにしましょう。
柄が合わない大惨事!
壁紙を貼るのに足りる分量を買ったとしても、柄が合わずに上下左右にずれてしまう大惨事が起きることがあります。
無地の場合であれば問題ないのですが、目立つ柄の場合は、柄がずれている違和感が生活につきまといます。
壁紙には次に同じ模様がくるまでの幅が決まっており、それを「リピート」と言います。この「リピート」を把握してから購入しないと、平衡感覚が狂ったような見た目の壁紙ができあがってしまいます。
そうならないためにも柄をしっかり合わせられる方法を勉強しておきましょう。
まずは商品ごとに「リピート」する幅が決まっていますので、買いたい壁紙のリピートを確認しましょう。「リピート」は縦横両方に存在しますので、注意が必要です。
壁紙の多くは、巾92cm ↕93cm ↔92cmという風に表記がされています。巾は壁紙の横幅の大きさを表しており、↕93cmは縦方向の「リピート」が93cmであること、↔92cmは横方向の「リピート」が92cmであることを説明しています。
壁紙を購入するときは、必要なm(メートル)数購入し、それを天井高に合うようにカットして貼り付けていくという形式になるので、この壁に貼るには一体何m必要なのかを計算する必要があります。
貼り替えたい壁の横幅と天井高を計り、必要なm数とリピートを計算しましょう。
壁の横幅:360cm、天井高:240cmの壁に巾92cm ↕93cm ↔92cmの壁紙を貼る場合
<必要な横リピート数の求め方>
横幅 360cm ÷ 92cm(横リビート)=5.21巾≒6巾
<必要な縦リピート数の求め方>
天井高240cm+切りしろ10cm=250cm
250cm ÷ 93cm(縦リビート)=2.68≒3リピート
1巾で必要な長さは93cm✕3リピート=279cm
<必要なm(メートル)数の求め方>
279cm(1巾で必要な長さ)✕6巾=1674cmとなります。
つまり、この壁全面に壁紙を貼るには17mの壁紙が必要という計算です。
壁紙の量が足りない!という失敗をしないために、きちんとこの計算を行ってから壁紙を購することが大切なポイントです。
とはいえ、この計算はなかなかややこしいですよね…。計算式を 見るだけで、DIYを断念しそう…と思う方も多いと思います。
RESTAの壁紙の商品ページには、壁の横幅と天井高など測った数値を入力するだけで、必要な壁紙の数量が自動で計算されるフォームや、測り方を詳しく解説したページがあります。
このフォームを活用し、楽しみながら壁紙貼り替えのDIYを始めてみてくださいね!
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