DIYがもっと一般的に!壁紙DIYできる賃貸が増えている!
DIYできる物件は、入居者だけではなく賃貸オーナーの方にもメリットがあるため、ここ数年で増えてきています。DIY物件を探している方にとって、DIY物件が多く見つかる地域や条件の特徴を知ることで、隠れた「DIY物件」を探しやすくなります。
一般的な賃貸物件は、住んでいる人が退去時に原状復帰する必要があります。つまり、物件の状態を入居時と同じ状態にして返す必要があるということです。
原状復帰できない状態になっている場合、敷金から補修費用を引かれたり、もっと大きな請求が発生することもあります。
一方、DIY物件とは、完全に入居時と同じ状態にして返す必要のない物件のことです。
DIYできる範囲に制限や条件を付けて賃貸する物件は、オーナー側にも大きなメリットがあると言えます。
特にDIY物件の市場に多いのが、居室の壁紙のみを変更して良いという条件付きの物件です。その他の部分については、原状復帰の義務が生じます。
通常の居住であっても壁紙は破れや汚れが起こりやすく、3年ほど賃貸するのであれば、次の入居者へ貸す前に、どうしても壁紙の貼替えが必要になります。
そのため、壁紙のみDIY可能としている物件が多くあり、この部分をDIY可能とすることで、ある程度傷んだ壁紙のままの部屋であっても、DIY物件を求めている人にとっては納得できる状況なのです。
もちろん、賃貸オーナーが壁紙の施工に関して費用を出す必要がないため、維持費を抑えることもできますね。
DIY物件を探す入居者は、DIYが好きという理由とともに、入居時のコストを抑えたいという目的を持っています。
内装を新品のように維持する必要がなくなってくる古い物件の方が、オーナーにも入居者にもDIYというコンセプトのニーズが高くなります。
また、土地柄も重要です。最寄りの駅まで自転車で通える距離で、個人の経営する雑貨店や飲食店が多い地区にDIYを好む入居者が集まる傾向があります。
壁紙のDIYを楽しめる賃貸物件を探している方に便利なのが、不動産サイトが経営する物件の一覧です。
DIYが出来るという条件で物件を絞り込めるサイトも増えてきました。
ただ、この条件の絞り込みは、壁紙だけではなく物件全体のDIYが可能という条件が多いようです。
壁紙だけのDIYが可能な物件を探すのであれば、個人オーナーの物件で、新築ではないものから探すとよいでしょう。
契約前の段階でオーナーとDIYについて相談することで、壁紙だけのDIYであれば意外と簡単に許可してくれる可能性があります。
オーナーにとっても、壁紙の貼り替えやクリーニングの費用は必要不可欠な費用なので、DIY物件とするメリットや、その趣旨を理解した上で入居することを伝えてみましょう。
とは言えオーナーにとっては、どんな壁紙の状態にDIYするのか分からないのは不安なものです。
退去時に標準的な壁紙に戻すことを条件とすればより一層、DIYできる物件は見つけやすくなります。
しかし、壁紙を戻すための材料費がかかるので入居者にとってはデメリットです。
ただ、標準的な壁紙に戻すための材料費は、6帖1室であれば天井込みでも15,000円程度。
オーナーにとっても新品の壁紙になっているということで、余った敷金が返って来る可能性もあります。
壁紙のDIYを存分に楽しみ、退去時の現状復帰は敷金で賄って業者に任せるという選択肢もありですが、壁紙施工はDIY好きな入居者にとって経験のある作業の1つなはず。標準的な無地の壁紙なら容易に貼ることができるでしょう。
まとめ
壁紙DIYが一般的になってきた昨今、不動産業者もオーナーさんもDIY物件のニーズが高くなってきていることを知っています。
オーナーさん自信も、自らも壁紙を貼り替える時代になってきているのも実情。
DIYができる賃貸物件は、今後ますますニーズが増え、いずれ壁紙は自分で貼って入居することが標準的になるかもしれませんね。
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