きれいに床材を貼るための大事な工程!床の下地処理・下地調整の方法
床材を貼る前に必要な作業は?クッションフロアやフロアタイル(塩ビ床タイル)など、床材を貼る前には、下地処理や下地調整を行う必要があります。この工程を省いてしまうと、貼り終わったあとに凹凸ができたり、きれいに施工できなくなってしまいます。ここでは、下地の種類に応じた下地処理や下地調整の方法をご紹介します。
下地処理・下地調整とは?
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- 床材を貼る前に行う作業のことで、凹凸を無くす処理やボンドの付きを良くするための大事な工程です。
下地が凹凸な状態のまま床材を貼ってしまうと、表面の仕上がりに影響が出てしまったり、継ぎ目が浮いてくるなど、キレイ施工できなくなってしまいます。これらを防ぐためにも、下地に残ったボンドの凹凸をスクレイパーで削り取り下地を平坦にしておくなど、正しい処理や調整を行い、適した下地を作ってから床材の施工を始めましょう。
- 床材を貼る前に行う作業のことで、凹凸を無くす処理やボンドの付きを良くするための大事な工程です。
下地の種類別に解説!
下地処理・下地調整の方法
下地がクッションフロアの場合
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- 既存のクッションフロアに上貼りをする場合、表面の汚れやごみを掃除し、表面が乾いた状態を確認して施工に入りましょう。もし、既存のクッションフロアに浮きや剥がれがある場合は、剥がして施工します。表面に大きな凹凸がない場合はそのままボンドを塗って施工できますが、下地に凹凸がある場合は床の下地処理材を使い、穴や凹みを埋め、乾いた後にサンダーで表面を平らに削っておきましょう。
下地がフロアタイル・その他塩ビ系床材の場合
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- 既存の床材の表面の汚れやごみをきれいに掃除し、表面を乾かしてから新しい床材の施工に入ります。既存の床材に浮きや剥がれがある場合や、ノーワックスタイプの床材の場合は、剥がしてから施工します。剥がした後に残ったボンドはスクレーパーで削り落としておきましょう。下地に凹みや穴などがある場合は下地処理材で埋め、サンダーで表面を平らにならし、汚れやごみなどを掃除してから施工に入ります。
下地がフローリングの場合
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- 既存のフローリングの上にクッションフロアやフロアタイルなどを施工する場合は、表面の汚れをきれいに掃除し、表面を乾かしてから床の施工を始めます。フローリングを剥がす場合は下地に残った木のくずなどを掃除し、残ったボンドをスクレーパーで削り落とし表面を平らにします。下地に穴や凹みがある場合は床の下地処理材を使い穴や凹みを埋め、乾いた後にサンダーで表面を平らに削っておきましょう。
玄関土間や、古く傷んだ所を貼り替える場合
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- 玄関土間や傷みの激しい場所を貼り替える場合は、既存の床材を剥がしてから施工します。玄関土間はきれいに掃除がしにくくホコリや砂が多い場所です。その上にボンドを塗っても定着しにくく、施工後の剥がれや浮きが起こりやすくなります。また、既存の床材が古く傷んでいる場合は下地が安定せず、施工後の不具合になりかねませんので、既存の床材を剥がし、下地処理をしてから施工に入るようにしましょう。
下地が石、タイルの場合
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- 始めにゴミや砂をきれいに掃除してから、タイルの目地の上や、石と石の間に下地調整剤を置き、ヘラやコテで上をしごいて平らにならし、調整剤を硬化させます。硬化が終わったら全体に下地調整剤を薄く平らになるように塗り広げ、硬化させます。しっかり硬化したことが確認出来たら表面をサンダーで滑らかにし、もう一度きれいに掃除をした後に新しい床材を貼ることができます。
下地がモルタル・コンクリートの場合
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- 始めにゴミや砂をきれいに掃除してから、凹凸のある場所やヒビのある場所に下地調整剤をヘラやコテで埋め込み、平らにならし硬化させます。硬化後にまだ凹凸があるようなら再度下地調整剤を埋め込み硬化させ、サンダーで表面を軽く削って平らにし、出たゴミをきれいにしたら新しい床材を貼ることができます。
おすすめの下地処理材
コンパネ・モルタル両方に使えるタイプ
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万能タイプ
既存床材を剥がさずに、接着剤で重ね貼りしたい場合の下地処理に。ピールアップボンドが残った下地への全面塗布にも対応した万能タイプ。
税込4,306円 -
水まわりOK
コンパネ下地のほか、モルタル下地にも対応する速乾タイプの下地処理材。耐水耐湿性に優れているので水回りの下地にもおすすめ。
税込790円~ -
ゆっくり固まる
コンパネ・モルタル下地以外にタイル面にも対応。ゆっくり硬化する60分タイプなので、ゆっくり作業したい方におすすめです。
税込2,385円